晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

オータムリーフさんへ

2013-02-10 15:48:49 | Weblog

 インフルA型に罹って以降、咳が中々取れず体調が戻りませんが、今日と明日は久しぶりの連休。薄日もさして春めいてきたようなので(実際は、-2℃)、思い切って戸外ラン。普段は、3分30秒位で走れる所が、4分45秒と本調子からは程遠かったが、先ずは気持ちよく走れたのが収穫。今年の目標は、去年を上回ること。今日から少しずつコンディションを上げて行きたい。

 

 オータムリーフさんへ    

 このブログと私が一方的にリンクしている「オータムリーフの部屋」さんの2013.1.9「日本共産党の変遷」の記事に触発されたのでここに記します。

 9日の第6回中央委員会総会で志位委員長が夏の参議院選挙の目標を現有3議席から5議席にすると檄を飛ばしている。というよりも実体は、疲弊した高齢下部党員の尻を叩いている。

 日頃接する党員は、この社会にあって概ねまじめで他人のために献身的で正義感が強いと感じるが、ただひとつの欠点は、自分の頭を使って考えているのだろうか、指示待ち人間ではないのかと感じることである。

 ネットを検索していたら、ある地方議員のHPに、「本当に驚いた『戦後史の正体』」と題して孫崎享氏の著作について感想が書かれていた。以下、一部を引用する。

 「昭和天皇はGHQ側に対して、「沖縄を半永久的に軍事占領していてほしい」と伝えていたことにはびっくりしました。沖縄の人たちはこの事実を知っているのでしょうか。」

 否、びっくりして驚いたのは私の方だ。問題なのは、この発言を知っていたかどうかという知識ではない。この国(本土)が今の姿になったのが、戦後史における高度経済成長があったためであり、その条件は、一つには米軍基地の75%を沖縄に押し付けたため、もうひとつは、東西冷戦の境界線が朝鮮半島に引かれたためという、半ば偶然性によるものだという世界戦略上の構造的な把握が全然頭の中に無いのではないかと思わせる点である。

 もし、連合国がこの国を分断して統治していたら、この国は1980年台までの韓国、そして今の北朝鮮の情況であった可能性は否定できない。

 オータムリーフさんが引いている志位氏の発言「資本主義の健全な発展の先に社会主義社会がある」は、驚くというより彼は心からそう思っているのではないかと感じる。志位氏は、社会主義社会に確信を持っていない、社会主義社会にどのようにして変えていくかという理論を持っていないのだと思う。

 株式会社日本共産党と揶揄される党、新聞という商品を売りしっかりとした経営基盤を作ったのは宮本顕治、不破哲三、上田耕一郎は、元々は構造改革路線なのに、宮本から自己批判を何回もせまられながらそれなりに路線を継承した2代目、志位氏はとりあえず先輩のやり方だけをまねているだけの無理論の3代目。商品の売れ行きも悪くなる、営業マンも高齢化する。しかし、新たな経営戦略を見出せない。「将たる器」ではないのである。

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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