晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

『吉本隆明が語る親鸞』 その2

2012-04-29 22:11:45 | Weblog

 雑誌『サライ』5月号の特別付録に萬年筆が付いていると言うことで、ランニングも兼ねて書店へ。880円の雑誌にどうしてこのようなペンを付ける事ができるのか不思議なほどの付録!であった。女性誌に付いているブランド物の小物入れと同じか。

 吉本氏が亡くなったのは2012.3.16、87歳だった。書評紙の特集、書店にも追悼コーナーが設けられている。その中で、北海道新聞2012.4.8「異聞風聞」で編集委員の谷口孝男氏が「吉本隆明さんの残したもの」と題して小文をのせている。文中、強く印象に残った部分を引用する。

 『小説家埴谷雄高のライフワーク「死霊」(未完)第5章の刊行を記念して、札幌の北大クラーク会館講堂で講演したのは76年5月10日のことである。吉本さんは評論家の秋山駿さんらとともに、思弁的な埴谷作品を俎上に、文学者の運命を語った。「文学は個人芸で社会に負ける。でもどういうふうに負けるかが大切なんだ」。みんな息をのんで聞き入ったものだ。』

 道新の谷口氏、氏のHPを見ると吉本氏への関心がかなり強い方と思われる。同じ時代に、同じ場所で、同じ時間を共有したのは間違いない。私は、このブログでも折に触れ1976(昭和51)年5月10日のことを取り上げてきた。(最新は、2012.2.12)

 

 

 

 

 

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