晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

『日蓮』

2012-04-15 17:00:47 | Weblog

 久しぶりに長距離ランを!と思って早朝出発。12km過ぎでガス欠状態になり体が前に進まなくなる。小休止し、「さざえ」の大福もちを2個補給。再び走り始めると、20分位すると徐々に体が動くようになってくるのが実感できる。

 下がった血糖値が上がってきたのだろう。ハーフを走りきってもお釣りがくる位のエネルギーを補給できた。5月5日のハーフは、何とか完走できるかな。

 吉本隆明が亡くなり、追悼特集がボチボチ発行され始めた。ある書店で、私「『図書新聞』とか『読書人』を置いていますか?」、店員さん「それってフリーペーパーですか?」、私「書評紙かな?」、店員さん「???」

 札幌時計台付近にすっごい人だかり。200人を超えるか。向かいのビルの2階のベランダにも溢れるほどの人、人。何かイベントがあったのだろうか。観光客なのかな。

 

 『日蓮』(三田誠広著 作品社 2007年刊)

 三田氏の筆によると、何とも地味でよくわからない鎌倉時代、鎌倉仏教も面白い小説に仕上がる。日蓮も革命家になってしまうのだ。

 日蓮は、自分だけが解脱や往生できるようになると説く既存宗派(セクト)と党派闘争さながらの戦いを繰り広げる。日蓮は、来世ではなく現世の変革を主張する。あえて法難(困難)を望み、それが自分、自分の信念を鍛えると言う。

  三田は、日蓮をバイタリティの塊のような人物に仕上げた。

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