気付くとこのブログの記事も700を超えていました。我ながらよく続くものだと感心しています。瞬間的な切れ味は無いのですが、マラソンと同様に持続系が性に合っているのでしょう。
外へ出ないので写真が無くなりました。古いところから、倉敷のきびだんご屋さんの店先です。
これこそはと 信じれるものが
この世にあるだろうか
信じるものが あったとしても
信じない素振り
「イメージの詩」by吉田拓郎
昔は、「新聞くらい読まないといけないよ!」などと教師に言われたものだが、今は、新聞を真剣に読めば読むほどバカになってしまうのではないか。それほど画一的で決め付け的な論調をマスコミは垂れ流している。
そうした中で、北海道新聞が「現代かわら版」「それって本当ですか? 異論な視点」を5回シリーズで連載した。外部から社内の事情はわからないが、少なからず現在の報道姿勢を良しとしない記者たち(荻野貴生(2本)、長谷川紳二(2本)、森畑竜二)が読者へ問題提起をしようということになったのではないかと推測し、この動きを大いに評価したいと思う。
その内容だが、
1月5日は「検診寿命は延びない」と題し、新潟大学医学部の岡田正彦教授が、過剰な医療は健康へのリスクになる。
1月6日は「日本は財政危機ではない」と題し、経済アナリスト菊池英博氏が、消費増税を狙う「官僚の虚構」である。
1月7日は「日本の食料自給率40%はウソ」と題し、月刊「農業経営者」副編集長淺川芳裕氏が、農業予算増額のため「弱い農家」演出している。
1月8日は、「『法令順守』は企業に弊害」と題し、元東京地検特捜部検事郷原伸郎名城大学教授が、萎縮した対応は「思考停止」招く。
1月12日は、「地球温暖化CO2主因説に疑問」と題し、東大生産技術研究所渡辺正教授が、薄い科学的根拠によって既成事実化進んでいる。
と、それぞれ主張している。
これらの中に、私が以前から肯定していた考えもあるが、大切なのは読者が自分で考え判断できるよう新聞紙上には様々な言説が取り上げられるべきだということである。先ずは、道新紙上において今回限りに終らず今後のフォローを期待したい。
自分たちだけが正しいと思っている特に左翼の病理は、自己の反省も含めてこのブログで批判してきた。それでは、果たして「真実」というものがそもそも存在するのか、さらに「真実」はひとつなのだろうか。
ひとつのテーマについて、異論な、色んな視点、複眼的な視点が必要である。しかしながら、全てのことを相対的に捉えてしまうと「何事もどうでもいい」ということになってしまう。
また、現時点において判断できないことに対して、「それは、歴史が証明する」と言われたこともあったが、歴史によって証明されたことはかつてあったであろうか。