晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

『歌仙の愉しみ』

2008-09-01 19:41:43 | Weblog
 『歌仙の愉しみ』(大岡信、岡野弘彦、丸谷才一著 岩波新書 2008年刊)

 全く俳句の素人が手を出してしまいました。上記の3人が丁々発止で句を読みます。句と句のの間で、句の意味や謎を語り合います。最初は、歌仙というもののルールもわからず、でも、言葉の展開の面白さ、意外さに引き込まれていきました。

 ちょっと、はまりそうな世界の予感がしています。しかし、私の持っている言葉の少なさ、使える言葉の貧弱さからは、遊びレベルまで達するには、相当の困難さを感じました。しかし、究極の贅沢な遊びの臭いが漂っています。

 
 自分の知らない世界はたくさんあって、それぞれ人が夢中になる理由がわかります。囲碁、短歌、アーチェリー・・・自分にとって無数の未知の世界があります。


(参考)
歌仙:一巻三十六句からなる連歌、俳諧の形式。連句の代表的な形式。二枚の懐紙を用い、初折(一枚目)の表に六句、裏に十二句、名残(二枚目)の表に十二句、裏に六句を記す。
発句:第1句は発句とよばれ、五七五の形をとる。
脇:第2句の脇は、七七の形をとる。
付合:前の句をうけて次の句を詠むこと。長句(五七五)の次には短句(七七)を、短句の次には長句を詠む。
定座:歌仙第1巻のなかで、花の句、月の句を詠むべき位置のこと。一巻に「花」二箇所と「月」三箇所、つまり「二花三月」を詠み込むことが決まりとされる。

 

 
コメント
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