晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

『電車の運転』

2008-08-30 20:05:45 | Weblog
 『電車の運転 運転士が語る鉄道のしくみ』(宇田賢吉著 中公新書 2008年刊)

 鉄道ブームだと思います。退職した団塊世代が列島を旅して廻っています。にわか鉄ちゃん、鉄子さんも増えています。書店の鉄道コーナーには、旅に出かけたくなるような本がたくさん並んでいます。

 この本は、本物の鉄道の元運転手が、運転台の中からの鉄道を描きました。少々マニアックな内容です。

 電車の先頭車のデッキに乗る時があります。運転手さんの操作は、自動車のそれとは全く違って見えます。この本を読むと、操作の意味もわかるようになります。運転手さんの腕前や、運転で苦労しているポイントもわかります。

 しかし、好きな人だけが読めばいい類の本です。


 
 札幌・釧路間を結ぶ夜行列車の特急「まりも」が、利用客の減少で明日で廃止になります。昔は、急行だったと記憶しています。今は、釧路までの所要時間は7時間ほどですが、急行時代は8時間位だったと思います。

 学生時代、帰省に利用していたのは、普通列車の「からまつ」でした。夜、22時半くらいに札幌を出発、釧路には9時半到着、11時間の旅でした。1973年当時、料金は確か1460円だったと思います。特急料金も、寝台料金も不要でした。

 石勝線ができる前だったので、函館本線の滝川、根室本線の富良野を経由していました。食糧と飲み物を買い込んで、おしゃべりしながら、笑い転げながらの旅でした。登山道具を担いだ客や朝になると担ぎ屋のオバちゃんが途中から乗り込んで来ました。

 航空機では体験できない味が鉄道にはあります。

 

 
コメント
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