今日は平日ヒマ人の方々と山スキーです。メンバーはT田さん、新人Sさん、ボクの3人です。今季二番目の寒気襲来とあって、山は新雪が積もりまくり復活しました。

取立山北面の激POWDERを満喫するボク(写真:T田さん)
今日の山行は、本当は行きたくなかったのですが最近、山の事故が多発しているので、その捜索救助について現場の状況を仔細に調査するべく、寒く雪の降り続く中、メンバーの協力を得て踏査してきました。


先週の大雪から少し沈降した雪ですがまた増えた 丸石自転車小屋の横を登る
深々降り続く中、除雪作業に従事される方の迷惑にならないやうに、取立山駐車場に集合し7:00出発です。雪の影響で新人Sさんは遅れるようなので、先に来た人からラッセルでルートを切り拓いていきます。


正面登山道沿いの斜面は藪が無く効率よく進みます 稜線に出ると風雪で眼を瞬きながら
今日は取立山北面を滑り、大滝コースに出る予定なので、夏道をショートカットしつつラッセルして、丸石自転車小屋から山頂に向かいます(丸石自転車といえば、ボクが高校時代、自転車通学のママチャリの動力伝達装置がチェーンからベルトドライブでラインナップしていた懐かしい自転車です。また、高校山岳部時代はこの小屋裏から登山道が延び大滝コースへ繋がっていました)。

藪は完全に雪の下。何処でも滑れるゲレンデですが、雪が深く難儀
2nd impactのお蔭で、先日のカリカリ斜面の上に新たに新雪が50~100㎝積もっており、深い所で太腿までの厳しいラッセルを強いられますが、今日は3人で回しながら、後続はルンルンしながら、降り続く新雪や吹雪に眼を瞬きながら登ります。単独なら引き返す状況だけど、仲間が居るので安心!


足元で崩れ落ちた雪庇!一瞬ビビった(;^ω^) 山頂の雪庇の下で滑降準備
最後の山頂への稜線上をトップでラッセルしていた時、足元から「ガバッ」と雪庇が崩れ落ちていきビビる。その後、稜線から更に離れてラッセルしていた時でも雪庇が崩壊して落ちて行った。足元に亀裂が走り、そのあと一斉に崩れ落ちる稜線に久しぶりにビビりました。単独なら引き返すところだけど、今日は仲間が居るので安心して進むこと10:10山頂着。

山頂にて記念撮影!今日も平日ヒマ人で取立山に到着!
山頂の雪庇は小さく、崩して風雪の蔭に入り滑降準備。寒波襲来中なので服やザック等全てがバリバリに凍っている。山頂で記念撮影して滑り降りることに。電熱ゴーグルで視界は保たれているものの、風雪で視界は不良で稜線のギャップが分からず転んだりしながら、10:50北面のエントリーポイントに到着。


尾根上も雪庇が畝っており難しい 時折日が差すけど終始吹雪いていた。

北面にエントリー!尾根から離れると段々と雪が深くなってくる。
谷の中は風も収まり、Powder満喫!奇声が谷をこだまする・・・と言いたいけど、新雪の顔面シャワーで呼吸が出来ないくらい。腰以上のパウダーだったけど、傾斜が強く、更に藪は全て雪の下なので縦横無尽にブッ飛ばしまくりました。


POWDERを満喫!終始顔面シャワー状態 太板でも沈む程の軽い雪!

雪風呂に浸かるT田さん。呼吸が出来ないくらい!深くて転べない


どこでも滑り放題!(写真:T田さん) PON2OON169(写真:T田さん)


藪無し!斜度良し! 雪が深いので独りでは危険な谷!

標高の低い山でも激POWDERを満喫でき感謝!(写真:T田さん)

顔面シャワーの新人Sさん!3日前の芦倉山と同じDemonstratorの滑り!
夏の大滝登山道に出たところは、大雪のお蔭でその面影は無く、そのままトラヴァースしながらラッセルしたり、斜面を滑降したりして朝のトレースに接続。トレースはオートクルーズでブッ飛ばし11:45雪の大谷化した国道に出て11:50車の元に到着。


北面を楽しんだ後は、大滝コースをトラバース(面影無し) 杉林を滑降


キャンプ場目指しまだまだ滑れる 朝のトレースをオートクルーズでブッ飛ばす
今年は、地元の山は大雪でどこでも滑べれる状況。生活に支障を来すほどの雪ですが、それをマイナスに捉えず、プラス思考で生活できたらと思ひます。そして、雪山の災害対策について、地元の山を踏査でき、有事の際には公私ともに頑張っていきたいと思ひます。


ミニ雪の大谷を下り国道へ! 駐車場に到着
50歳、50歳近いオッサンが平日こんな事して、遊んでいて子供に示しがつきませんが、たった一度の人生。気の合う仲間と一生懸命遊ぶのってイイ事だと思う。そんな一日でした。仲間、そして家族、会社に感謝です。明日からも頑張ります!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます