山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

消防学校山岳訓練

2024年07月26日 | 訓練
この季節がやって来ました。今回は山岳救助隊副隊長のK下さんと共に訓練指導してきました。
 踏査訓練を終え、山頂(一等三角点前)で整列。その後休憩

(全国で一等から四等まで109,321箇所有る三角点のうち、一等三角点は977箇所しか存在しない珍しい三角点を踏めたことになります)

福井県消防学校 初任科第59期の山岳訓練です。毎年講師として招いて頂き、今年で27年目となります。この訓練は座学と実地訓練を含め3日間のスケジュールで実施されます。
 
 山頂到着時は天気展望良かった    下山時の舗装路は消防士らしく駆け足

踏査訓練後の山頂では晴れて周囲の山々を見渡せましたが、下山時は雨!そして雷でズブ濡れになりましたが、そのまま次のスケジュールをこなします。不快指数MAXですが消防人らしく忍耐力は既に身に付いています。
 飯盒でご飯を炊いたりと食事の準備!お焦げが美味しかった。それにしても蒸し暑かった。

訓練内容は、山岳遭難事故対応の座学から始まり、地形図を用いた読図法、山の中に入り踏査訓練、資器材取扱い訓練、山岳救助訓練、野営訓練など様々。もちろん自然の地形や気象相手の訓練となる為、今回も突然の降雨や雷、そして猛暑と普段から快適な環境で生活している者には、多少なりとも厳しく不快指数Maxの良い経験になったと思います。
 少ない人的資源のもと、要救助者を降下、引き上げる訓練を実施

 専用の救助資器材を用いず、最小限の資器材(クライミングギア)を使用して効率的に救助します。(学生の飲み込みは早い!)

特に地形図とコンパスを用いた踏査訓練では、座学をはじめ学生の飲み込みも良く実地では良く出来ていたと感心しました。今はZ世代と言われますが、自分の子供と同じくらいの世代の若者と触れるのは、ボクにとっても素晴らしい経験が出来ます。
 K下さんの的確な指示により、とてもスムーズに訓練出来ました。

3日間の訓練を終え、初任科の学生諸君と共にボク自身もとても貴重な、そして素晴らしい経験が今年も出来ました。次は実務研修、そして9月末には消防学校を卒業し所属の本部に配属され、新人としてまた新たな消防人生活が始まります。山岳事故対応以外に火災防禦や救急救助、事務など慣れない生活が始まりますが、頑張ってください。応援してます。
 今後、様々な災害などと向き合い、市民そして国民の為に消防人生をかけて頑張って行ってください!とても素直な素敵な若者達でした。有難うございました!

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