山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

涼を求めて石谷川

2015年08月24日 | 沢登り3
土曜はカミさんの実家の祭りに。昼から生ビールで酔っ払い、既に夕方には出来上がってしまい、祭りのフィナーレを見ずに何時の間にか爆睡…。でも翌朝3:30にきちんと起床しBoss宅に向かいます。
 
 鬼ヶ牙って岩場(だと思う)    深いエメラルドグリーンの淵

4:00鯖江発、いつもの下道を爆走し7:00に石水渓の駐車場に到着。今日のメンバーはBossとBossのカミさん、米屋さん、Yottyさん、Bossの滋賀の友達、はうさん、はうさんの山仲間3人の総勢10名!こんな大所帯の沢登りは初めて!山頂は踏まないし、帰りは登山道と林道なので、気楽に泳ごうと思ってたけど、滝のほとんどを登攀したので予想に反してなかなか手ごたえのある滝が多かった。ロープも使わないだろうと思ってたけど、使うところが多かった。

 なかなか手強かった。泳いで取付き、右のカンテを水流に負けずに登る。増水してたら登るのは難しい

 
 泳いで取付きカンテを仰ぐ・・・   後続をビレーする。この時期、水しぶきが気持ちイイ

さて、この辺は鈴鹿とあって福井からはなかなか遠くて、昔、矢原川~仙ヶ岳へ沢登りに行って以来。そして、ここの鬼ヶ牙って岩場で労山主催の山岳救助訓練をやったなぁ。と思いつつ山に入る。
 
 ここも釜をへつって左の壁を登った。気持ちイイ!      明るい沢

 
 泳いで登っての応接が楽しい。    白雲の滝は右から登る。簡単に登れる

ガードレールで出来た橋を渡り入渓。いきなり泳いで、滝を登り堰堤を2つ越え再び入渓。花崗岩で出来た明るい沢!そして水流がきれいで水温も丁度良く気持ちイイ。
 
 チョックストーン!          フリクションも良好な沢です。

次々と現れる滝を登る!失敗しても滝つぼに落ちるだけ!この時期、深い釜をもった滝は果敢に攻められる。
休憩の時は、岩床に堆積した砂を取り除き砂金が有るか調べる。金色に輝く小さな粒を見る事が出来た。パンニング皿を持ってくればよかったと思うほど何だか有りそうな沢だった。

 今回の核心部の滝!意外に難しかったが、細かいリス、スタンスを見つけ出し奮闘!ヤッタネ!!

 
 滝を越えビレーする。総勢10人もいると結構時間がかかる…。     まだまだ泳ぎます

12時を過ぎ楽しめるところはこの先無いので、冷えた身体を温めるべく薪を集めファイヤーとなる。下界では今日も30℃超えの暑さだろうが、沢は涼しすぎる。昼メシ食って、14:00下山開始。登山道を歩くこと15:20車の元に到着した。下界はうだる様な暑さだった。
 
 沢は基本的にこのやうなゴーロが主体で所々にミニゴルジュが発達。     焚火で身体を温める…。
帰りは涼しい車内で楽しく帰り、18:40鯖江到着。

石水川は前から行ってみたいと思っていたが、なかなか遠くて行く機会が無かった。さすが人気の沢とあって、花崗岩のスッキリした明るい谷で、その滝群も釜を泳いで取付き殆ど登る事が出来、何だか嬉しくなった。

でも、白山の沢が恋しくなってきた。


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奥美濃もヒルが蠢く

2015年07月12日 | 沢登り3

 堰堤を越えるといきなり現れる核心部!4m+4m滝。ここは巻かず頑張って登ろう!

今日は久々の奥美濃の沢に行ってきました。場所は天狗谷!
メンバーはBoss、米屋さん、ヨッティーさん、ボクと同業者のM谷くん、そしてボクの5人でした。
朝、4:00Bossの家に集合(遅刻)し一路、木之本に向かい、国道303に入り八草峠(トンネル)を過ぎ、林道を走り、入渓地点に到着です。装備を身にまとい入渓。7:15
 
 1ピッチ目。ヌメっていて微妙な登り・・・       登った後はビレー!

 
 2ピッチ目。いやらしいバンドをトラバースしてCH滝の左を登る。    その後はこんな感じの滝が続きました。ここは流芯の右側の壁をフリーで

堰堤を越えるといきなり立派な滝!4m+4mの二段滝。右岸から高巻き出来そうだけど、やっぱし沢ヤならここはロープ伸ばして登攀しなきゃ!ということでハーケン打ちつつ登る。ヌメっていていやらしい。1ピッチはボクが、2ピッチ目はヨッティーさんがリードで登り今回の最大の核心部はこれで終了。
 
 全体的に苔むした滝が続きます。イイ雰囲気。      今日はシャワークライミングが気持ちイイ!!


 簡単そうに見えて、簡単だったり、難しかったり・・・沢登りはとっても楽しい!

今回、ヒルは全く警戒していなかったが、皆、ヒル見たよ!!と言う。まさか!?と思うが、まだ見た事も吸われた事もないM谷君の為にBossがヒルを取ってくるが、自分の指を噛まれる羽目に!!(血は吸われずに済みました)
この後は5~6m、2~3mの滝が多く出てくる。ヌメったスタンスはタワシで苔を落とし登ったり、補助ロープを出しての簡単な登り、シビアな登りが続き、ヒルが居ないか余計な心配をしつつ藪漕ぎなしで12:30林道に出る。ちょっと興ざめだが楽チン!!でも、登りの谷の滝群を高巻きする事無く全て登る事が出来、なかなか楽しかった。
 

林道を15分くらい歩き、昼食摂って下降する白倉谷に入る事に。この谷最大の22m滝を懸垂降下し、その後は息つく間もなく現れる滝をクライムダウンしながら林道に到着しました。15:15その後はのんびり仕事の話など他愛の無い話をしつつ15:35車の元に到着しました。帰りはのんびり帰路に着き自宅着はちょうど19:00と疲れさまでした。

 今回唯一の懸垂下降。ちょうどイイ感じでした。


 下降に用いた谷は雰囲気抜群!!縞模様の岩が特徴的でした。


 沢登りはクライムダウンの技術も大事です。あと、雲の巣払いの技術!?も


 終始雰囲気の良い谷でした。ゴルジュと緑のコントラストがイイね。

今回の沢は奥美濃の風情を満喫できる旅となりました。でも・・・昔はヒルなんかに恐れず登る事ができたけど、最近は此処らでもそんな心配をしなくちゃいけない時代になり寂しくなりました。
でも登りの谷ももちろん良かったけど、下降に用いた谷はとても良い雰囲気だった。もし再訪するのであれば、今回下降した白倉谷を登ってみるのも良いなぁと思った。
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ホタガ谷

2015年07月04日 | 沢登り3

 花崗岩に囲まれた美しい滝群が続きました!

今日はカミさんと、ヨッティーさんと3人で鈴鹿の沢に行ってきました。
今年一発目の沢なので無難な所に行こうと計画し、まだ行った事の無いホタガ谷に行きました。隣の蛇谷などは何度も入っているので此処はどんなんだろう!?と思い入渓しましたが、ヤッパシ鈴鹿らしい花崗岩質の明るい沢でした。

朝、4:00起床し4:10自宅発です。源次郎は祖父母と一緒に寝ています。ザーザー降りの中ちょっと心配になりつつも高速をブッ飛ばし木ノ本ICで下りて下道で鈴鹿に向かい、宇賀渓に6:35着。手前の無料駐車場でヨッティーさんと合流し7:00出発です。空はどんより曇っていて今にも降り出しそう・・・
宇賀渓の管理人に環境保全金200円/人を支払い、山の状況を聞く。水量も多いし、ヒルはウヨウヨ居るので気を付けてと・・・。事故も多いので気を付けてと言われ登山届を提出し入山。7:30入渓
 
 破壊された吊橋…土石流にやられたとか。    出合いの滝!イイ感じ 
 15m滝!ここは左から。     ラストでギアを回収しながら登ったカミさん。ハーケン抜くの大変だったらしい。  


 見た目より容易でした。 ヤッパシ沢登りはこうでなくっちゃね!

破壊された吊橋を横目にホタガ谷に入ります。いきなり6m滝がある。ヨッティーさん曰く「ヤッパシ今日は水量多いね」との事でも、花崗岩の明るいフリクション良好な沢は北陸に住むボク達にとって気にする事は無い。次々と現れる滝も全て快適に登れる。本当に気持ちの良い沢!(ヒルの存在が無ければ)
常に手元、足元に目を配らせ、周囲に目を見張りヒルの蠢きを監視しながら登る。

最初の核心部の15m滝は左から登る。ハーケンを打ちつつ感覚を呼び起こしながら登る。最後に登るカミさんもキチンとハーケン等を回収しながら登りました。このワイルドな登山が楽しいのだとか・・・。最近流行りの(もう古い!?)山ガールとは違う彼女の姿を見て頼もしく思いました。
 
 次の2段13m滝。手前の方が有る意味精神的に楽だった。     ラストを登るヨッティーさん!


 垂直の壁でした。岩は硬く安定してて攻められます!!

次々と現れる滝群を越え、次は2段13m滝!ここもロープを出してトップで登らせてもらう。さすがは人気の沢なのか残置が有り、有りがたく利用させてもらった。2段目は少しいやらしかったが登りきりそのまま次から次へと、ゴルジュの中の滝を登る。ヒルもヤッパシ見かけて捕まえてはブッ飛ばしてやった。
 
 美しい滝に魅了されました。    ゴルジュと滝の競演が続きます。

 
 天気が晴れているよりも雨が降ってて薄暗い方が・・・    何だかイイ雰囲気になります。(ヒルに注意だけど)

 
 ガシガシ小滝を越えて行く。    ホールド、スタンスともしっかりしてて登りやすい。

雨が降る中、別れ滝を越え暫くで笹原の開放的な地形が稜線に続く。蛇谷登った時のフィナーレと同じだ。藪漕ぎは全くなく稜線に到着11:45
 
 気持ち良い!    最後は別れ滝です。後は殆ど何もない。

竜ヶ岳に行こうとも思ったけど、過去に2回沢登りで登った事が有るし、雨降ってるし、展望も悪いのでこのまま遠足尾根登山道で下山する事に。いつもの調子で楽しく雑談しつついつの間にか登山道口に到着12:55そして駐車場に13:15到着となった。
 
 最後は笹原の谷地形を登り詰める。       ヨッティーさんと!

そして駐車場で恒例の「ヒルチェック!」ボクとカミさんは無事大丈夫でしたがヨッティーさんは見事やられていました。
今日の山行は見応えのある素敵な滝をトップで登る事が出来気持ち良い沢登りとなりました。ヤッパシ沢登りは楽しいなぁ。
そして帰路は時間もあるのでのんびり下道で夫婦仲良く帰りました。お疲れ様!!
 
 稜線(登山道)に到着。後は快適な登山道!!    家で採れた本日の晩御飯の野菜!初ブロッコリーを収穫!嬉しいな!!

家に帰ると源次郎はボーイスカウトの行事に参加した帰りでした。お疲れ様!!そして家族揃って家庭菜園で野菜の収穫!やっとブロッコリーが収穫できる大きさになりました。スーパーで売っている物より大きくて、とても新鮮!なによりも美味しかったです。ヤッパシ田舎サイコー!!
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赤摩木古谷で紅葉堪能

2014年10月11日 | 沢登り3

 標高750m付近にある最も難しい滝でした。3段40m滝の2段目を登っているところです。

今日は、BOSS、YOTTYさんと3人で白山の沢に行ってきました。
場所は赤摩木古谷!境川ダムから赤摩木古山に延びる谷です。ボクとしては山スキーのコース下見も兼ねての山行き。もちろん沢を攻めるのが一番の目的です。
内容としては、難易度は3段40m滝を除けば低いが、それなりに足の速いパーティーじゃないといけないなと思いました。
 
 車中泊&宴会は楽しい!     10m滝を懸垂し、赤摩木古谷本流を目指します。

高速道路の土日祝祭日割引時間帯をめがけ、深夜0時過ぎに五箇山インターを降り、道の駅上平に到着です。ここで車の中でBOSSと二人でYOUTUBE見ながら宴会し、2時頃寝袋に潜り、4時半起床しYOTTYさんと一緒にブナオ峠手前2km地点に駐車、登山道を少し歩き赤摩木古谷に向け途中1箇所懸垂をし下降。本流は河原然としていて、暫くゴーロ歩き。明るい沢で気持ちがイイ。
 
 本流に出たところ。         大滝前までは基本ゴーロだけど、淵も有ったりとこの時期ドボンしない様注意です。


 段々と谷が狭くなってくると・・・待っていた大滝が姿を現します。


 3段40mの大滝。これを巻いたら、この沢の面白さが半減する!と思ってます。

徐々に傾斜が増し、谷が段々と狭くなってくると今回の沢登りの一番の難所3段40m滝が現れます。1段目は滝壺に落ちない様微妙なスタンスを拾い登り、2段目になります。右のバンドを登ろうか迷うが中間が怪しげ、結局流芯の右を登る事に決めた。以前は岩が付いていたと思われるところが崩壊し、ハングしており、スタンスもホールドも心細く厳しいがハーケン打ってアブミ掛けてと人工で登り切る。ヤッパシ沢は登攀が楽しい。

 1段目も気が抜けない。落ちたら冷たい釜が待ってます。

 
 出だしハングで登りづらく・・・その後も細かいホールドやらで難しい。でも超楽しい!

 
 ビレー中のボク。     大滝の後も気持ち良い渓相

 
 青空の下、気持ち良い溯行ができました。    時間がかかるのでなるべくフリーで登ってました。

その後は小振りな滝が幾つも現れるが簡単に登る事が出来る。その後現れる15m滝は手前下段5m滝を左岸スラブをヒヤヒヤしつつ登り、15m滝は左のルンゼをハーケン打って人工で登り高巻く。その後は再びこじんまりとした滝が続き、最後はコンパス振って次々現れる二俣を右や左と進みながら稜線登山道に出ました。ここで出た途端すぐ傍を通った登山者にビックリがられる。5分も歩けば赤摩木古山山頂に到着!山頂には大勢の登山者がいました。
 
 突如現れる堰堤にビックリしながらもどうやって作ったんだと感心。    イイ感じ。

地味な山だけど人気が有るんだねと再認識。ブナオ峠から大笠山までピストンした健脚登山者もいました。見渡すと360度の素晴らしいパノラマ!この稜線本当に素晴らしいです。
記念撮影をし、装備を解きまだ紅葉にはちょっと早い美しいブナ林を足元を滑らせ焦りながらブナオ峠に向かいました。峠には多くの車が停まっており、朝駐車場に入りきらなかった車が路駐してある程だった。

 
 奥の滝は左側ルンゼを介し巻いた。      この時期ヤッパシ・・・シャワーは冷える。

 
 山頂では紅葉と景色を思う存分楽しめました。      大笠山の後ろには笈ヶ岳!ヤッパシ天気の山はイイね。

 
 桂湖を介しオウゾウ山。桂や加須良旧集落の有りし日を思い偲ぶ。   赤摩木古山ありがとう!!


桂湖(境川ダム)の下に眠る旧桂集落、そして「おのえ峠」を越え旧加須良集落・・・10年ほど前加須良川を溯行した時の記憶、離散した集落跡地の光景が鮮明に蘇った。こんな山奥に人々の営みが有ったんだ。


一部BOSS写真使用有難うございました。
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ワキ谷!?コヤン谷!?

2014年09月23日 | 沢登り3

岩盤の発達した谷!大滝を登る(約30m)

今日は同業者(鯖江支部の救助隊員の友人M谷くん)と久しぶりに一緒に沢に行ってきました。好天続きで沢は渇水状態だったけど大滝を登る事が出来たし、40m滝を降下する事も出来たし・・・やっぱし楽しかった!

朝5:00、M谷くんと勝山で集合しワゴンRに乗り込み白山へ向かう。今日の林道は相当に荒れているので本来なら軽トラで行きたいところだったけど、家の事情で本日使用することになっているので今回は四駆のワゴンRで林道を攻めることになった。

 
 駐車場は広々としていました。ここに駐車するのがベスト!     振り向くとV字谷の向こうに荒倉峰

 
 高巻きなど逃げ場はないので頑張って登ろう!      下部はいずれも7~8mの小さい滝ばかり。でもちょっと難しい

林道はセイモアスキー場を過ぎると悪さを呈し、更に倉谷を過ぎると更に悪い。滝谷手前の広場に駐車しここから荒れた林道を歩きワキ谷に入る。でも谷には水がチョロチョロとしか流れておらず不安が頭を過ぎる…。ガレを歩くと暫し、V字状に刻まれた谷に幾つもの滝が連なる・・・。もちろん高巻きという逃げ場はないので登るしかない。ここらは特に何処登っても岩盤が発達しているようである。昔…登った倉谷もそうだった。

 ロープ伸ばして登る。なかなかの高度感がある谷でした。


 ワキ谷最大の2段30m滝上部の様子。高度感最高!!

ロープを出しハーケンやカムを効かせいつもの様に登攀。後ろを振り向くとV字谷の向こうには荒倉峰らしき山が佇んでいる。日は当たらないのでカッパを着こみ部分的にシャワークライミング。ヌメリの有る岩に肝を冷やしつつ登る。
最後は2段30mの大滝!二段目からロープを伸ばし実質20m滝か。上部の滝を横切るところがちょっとした見せどころ。
 
 渇水期だったけど、いつもはもっと水多いんだろうなぁ。     M谷くんフォローありがとう!

 
 尾根を乗越して読図。何処降りようか考えるM谷くん      目の前には中三方岳

 
 ナメ床に滝がたくさん連なってました。今度は登りで来たいなぁ     その滝群を懸垂するM谷くん

そのあとは小滝をいくつか乗り越え、スラブ状のいやらしい詰め…。最後まで岩盤が続く。そうして1040mの支尾根を乗り越えると中三方岳が望め、コヤン谷に入る。徐々に水量は増え900m付近から滝が出てくる。
そして…美しいナメが延々続き、ナメ滝も幾つも出迎えてくれる。いずれもいやらしく、クライムダウンできなさそうなところは懸垂したり、木に掴まりモンキー!で降下。最後は40mの大滝!ロープを繋いで懸垂降下!
滝の下で休憩し更に下り荒れ果てた林道に到着!
 
 いろんな形の滝が有り楽しい。   ツルツルのナメ床が延々・・・

 
 ナメナメ…ナメナメ…        ナメ床が目の前ですっぱり切れたら、最後の大滝40m↓の写真。


 この大滝を40mロープ2本繋いで懸垂降下!

 大滝のところで記念撮影!今日もノンアルコールビール!!美味い!!

今日は、朝寒かったけど昼には汗ばみながらの楽しい沢登りとなった。ヤッパシ白山系の沢はイイね。

そして、一つ疑問が。過去の記録を見ると、ボク達が降下した谷を「ワキ谷」となっていたり「コヤン谷」となってたりする。いったいどっちなんだろう!?
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瓢箪谷(白山系)左俣!登攀系溯行

2014年09月15日 | 沢登り3

 この谷最大の滝、2段40mの大滝1段目を登るカミさん。

9月14、15日は久々に泊りで沢登りに行きました。場所は白山の蛇谷の支流の瓢箪谷です。蛇谷支流の谷は沢を始めた頃からよく通っていました。アカイチ谷や岩底谷、トークズレ谷、シリタカ谷、親谷、コヤ谷、花切谷、無名谷、地雷谷、途中谷などなど・・・いずれも登攀力を試される谷とあって、血気盛んな若かりし期頃は色々、沢について学ぶことが出来ました。
今回は、当時からお世話になっていたボクの沢の師匠BOSSこと眞ちゃんと行ってきました。
メンバーはその他に「カミさん」、「O笠原さん」、「N長さん」の計5名。この5名で息つく間もない連瀑帯を攻略するため、BOSSのマネジメント能力が如何なく発揮されてました。

朝、スーパー林道事務所に登山計画書を提出し車両の駐車許可を得、一台を三方岩駐車場に置き、ふくべの大滝駐車場にもう一台駐車し入渓します。天気は青空!一般客が山の装備に身を固めたボク達の姿を見て異様な視線を送りますが、藪に突入し川床に降下します。いかにも白山の沢といった感じで広く荒涼とした光景に感動をおぼえつつ白山の胎内に入っていくんだという実感が湧いてきます。1020mhで左支流にはいります。何だかパッとしない感じがしたけど、密な等高線から分かるように、いきなりV字ゴルジュが始まり、高巻きは許さないといった雰囲気に包まれ圧倒されます。でも今回、心強いメンバーのお蔭で充実した遡行となりました。
 
 ふくべの大滝駐車場にて、ここから出発。   観光客の目の前を照れながら、いきなり藪に突入し降下

 
 荒々しい風情、やっぱし谷のスケールが違うなぁ       支流に入り振り返る。ここからが本番!


 F1   8m 逃げ場は無いので登るしかない。登攀力が試される。右のルンゼ登って流芯に入る。ハーケンやカム、アブミ等

 
 F1でカミさんをビレー。やっぱし最初の滝は緊張する…。    F2でBOSSをビレー。アンカーもテキパキとって恥ずかしいところ見せないようにしなくっちゃね!


 F2   6m+6mの2段  今回の溯行ではずーっとロープ出しっぱなしでした。ヘロヘロ…


 F3  二段ひょんぐり滝様。奥にある二段目が難しい。

 
 F3二段目は滝の左のクラック沿いに登る。    クラックは手掛かり少なくハーケン連打とカム使用

 
 F3上段は特に難しくは無い。 カミさんも笑顔である。    登攀中のボク。カミさん撮ってくれた唯一のまともな写真


 F4 フリーで登ったと思う。あまり印象に残っていない。


 F5 出だしは腕力で!流芯の右側を登る。 連瀑の谷だなこりゃ・・・応接に忙しい。


 F6 手掛かりが少ないが、フリクション効かせムーブで登る。総じて逆相の岩質が多かった。

 
 F6上部は乾いたフェースを登る。    フィックスロープでルート工作する事も。


 F7 此処は左の大きなクラックを斜上する。なかなか気持ちイイ。


 F7を登るカミさん! カッパ着込み登り続けた沢だった。カミさん沢の感覚が蘇ったか!?
 F7を越えようやく暗く寒いゴルジュから抜け出すと日差しの当たる陽気な沢に変わる。ここで昼食タイム!有る事情によりここでビールを1本皆で回し飲み…。そう岩角に当てて漏れてしまったのだ…残念。貴重な貴重な燃料がぁ~。


 F8 8m+8mの2段 下段は水流を潜り、右を登る気の抜けない登りだ。ハーケン様さま・・・カム様さま・・・。遠くで眺めると難しそうに見えるが、取り付いてみると案外行けそうな気分になっちゃう。ような…

 
 F8一段目核心を抜け一息つくカミさん。   F8二段目はボロボロ壁でヤバそう。左岸を高巻く…。

 
 F8二段目上から見下ろす。此処は右壁を登れたか!?どうだか!?    高巻いた後、懸垂降下する。


 F9 今回のハイライト 最大の2段40mの大滝。登れそうにも無いと思ったが、近づいてみると礫岩だし行けるかもと判断し登った。ハーケンも良く効いた。核心部はビビらない様、後ろを、下を見下ろさず懸命に登った。登り切った後の感動はとてつもなく大きかった。これぞ沢登りの醍醐味といったところか。
 一段目下段フェースはフリクション効かせ登れるが、中段はハング気味で堅固な支点をとり攻める!腕力も必要だけどルートの見極めムーブが大事であった。そして上段は徐々に傾斜は緩くなるが気が抜けない緊張の連続だった。ホールド、スタンスいずれも細かく慎重に登る。一番のポイントは下を見て高さにビビらないようにすることかな。

 
 信頼できるビレーヤー居てこそ安心して登攀出来る。    余韻もさておき先に進む。16:32


 F10 2条7mを越える。もうそろそろイイ時間になって来た。

 
 F10は左のクラックを登る。カミさんガンバ!    F10越えて暫くすると唯一のビパークサイトが有った。薪も豊富

 
 今日のメンバーと火を囲み一杯といく。    酒はこのほかにふんだんに担ぎ上げた。(登っている途中岩角に当ててビール一本、缶に穴を開けたので皆で回し飲み)

 
 酒は有る。話す事もいっぱい有る。焚火で心身が温まる。     朝、最高のビパークサイトを後にする。大雨降ったら鉄砲水でやられるけどね。


 F11 ビパークサイトから眺められた形の良い滝。


 F12 そろそろ終盤・・・水量はドンドン少なくなってきた。


 F13 最後まで形の良い滝が出迎えてくれる。ゴルジュの中に無くても立派な滝が終盤続きました。


 F13を登りながら振り返ると白山の姿を拝む事が出来た。

 
 ヤッター!登山道にデタ―!後は楽チン楽チンで山頂を目指す。    カミさんと記念撮影。いつもこんなボクに付き合ってくれて有難う!!。


 三方岩岳で皆で記念撮影!高いところが大好き!

今回の山行は息つく間も無く、滝が出てくる谷だった。いかにも蛇谷の支流の谷といった感じで、白山の奥の深さ、豊かさを感じずには居られなかった。それと同時にそんな自然に対峙する事が出来、益々白山が大好きになった。白山スーパー林道に訪れる観光客がいっぱい居たが、ここに道を切り拓き一般の人々がその雄大な自然やその造形を楽しむ事が出来るが、そこから奥にそして更に奥に入っていくと、もっと素晴らしい感動の光景が広がる。こんな体験が出来る沢登りって本当に最高!だ。
今回のメンバーに本当に感謝です。 
そして両親には、ボク達が山で遊んでいる間、子供の世話をしてくれて本当に有難う!皆に感謝!!
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板取川支流 松谷洞

2014年08月02日 | 沢登り3

 松谷大滝落ち口から釜を覗きこみました。

今日は福井山岳会のO橋さん、H島くん、ボクの3人で毎日茹だる暑さを吹き飛ばそうと泳ぎ有り、シャワークライミング有りの快適(けっこう寒かった)沢登りに行ってきました。
今回は板取川支流の松谷洞です。板取といえば、川浦谷川の海ノ溝ゴルジュが超有名です(過去に2回遡行済み)が、今回の沢も海ノ溝ほど激しく厳しいものでは無かったけど、この界隈の谷の良さを存分に堪能できる素晴らしい遡行となりました。
山、天気、そして仲間に感謝。
 
 O橋さんの新車!新しい車なので車内を沢臭くしないよう注意!      キレイな流れが延々続いてました。

 
 最初の10m滝 快適な登りでした。

 
 泳いだり、ヘツったりと滝に近づくにもひと泳ぎが必要・・・

朝、5:00に大野市の某所に集合するがH島クンの寝坊により30分出遅れつつも、O橋さんの買ったばっかりの新車で郡上八幡へGO!新車なので汚さない様留意しないと。8:05入渓

岩盤、ゴルジュが発達していて、釜に湛える水がキレイな沢。堰堤も1ヶ所しか無く順調に進む。多くの滝が行く手を阻むけど、その滝のほとんどが大きく澄んだ釜を湛え、ここを泳ぎやヘツリで突破し滝に取り付きロープを延ばしその殆どを登る事が出来る。これぞ沢登りの醍醐味といった感じ。これだから沢登りは楽しいね!!

 素敵な釜を湛える一条の流芯の左を登ることに

 
 登り切ったよ。見た目より簡単だった。         ビレーするボク。

 
 高度感がたまんない。   次々現れる滝。寒さにブルル・・・


天気予報では下界は35℃とか言ってたはずだけど寒く、泳ぎまくるにもちょっと尻込みしたくなる。でも泳がなきゃ取り付けないので・・・。

最後は松谷大滝を越え、600mhの二俣を左にとり、2段20m滝を越えると平流に出る。そして12:10、700mh地点で左のルンゼを登り、不明慮で危なげな杣道を間違えながら下る事、14:00車のもとに到着。
 
 松谷大滝は左岸の岩、灌木帯を登る。右岸を巻くよりもスパッと滝の落ち口に至る事が出来る。と思う

 
 泳いだり登ったり、暑い夏が似合う沢!

 
 登れる滝が多かった沢です。とても充実した一日でした。

 
 この釜を泳いで右に回り込まないと滝の全貌は分からない。結局正面の凹状の滝を登った。


最後まで飽きなかった。      飽きたと言えば下山の杣道・・・。不明慮で何度も間違えた・・・。

今回の沢は予想以上に楽しかった。また此処に訪れてみたいと思える谷だった。次はあの滝を登ってやる!!
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沢登りで、蛭(ヒル)に献血

2014年06月21日 | 沢登り3

 流血した右足(止血に2~3時間かかった)と血を吸って丸々と太った2匹の蛭(足の左側)

今日は福井山岳会の仲間と鈴鹿へ沢登り!入渓するとき、足元を見下ろすと地面を這い蠢く針金状の生き物を数匹認めた。そう・・・山蛭だ。何だか嫌だなぁ~と思いつつ、沢の中に入れば大丈夫だろうと遡行を続け、下山後ズボンを脱ぐと・・・
両脚の下腿は血まみれ・・・・またもや蛭にやられました。
つい先週、赤十字の献血センターにて献血を行ったところ・・・(通算104回目)
そして今日は蛭に献血!これで蛭には10回目程血をあげていることになる・・・
献血功労者のボクの血を吸うとあって、蛭も美味しそうボクの血を選んでくれたのかなぁ!?と、ちょっと嬉しくもなったりした。

詳細は後程アップするね!


 天気は良く無かったけどそれなりに楽しめました。

 
 山頂にて。

そして今日はカミさんも沢登りに来たかったんだけど、源次郎が所属するボーイスカウトの行事でダム湖へカヌーに行っていました。
ボーイスカウトってどんな事しているのか今まで良く知りませんでしたが、山登りやカヌー、ナイトハイク、慈善事業など多岐にわたり活動していて子供達も楽しんでいるようで良かったと思っています。よく皆に「ゲンゴロウさんが強制してボーイスカウトに入れたんじゃない!?」と言われるけど、これは源次郎本人自らやってみたいと言ったので、参加させて頂いております。心身ともに健全な野郎に育つ事を期待しています。

 朝、家の前で・・・今はビーバースカウト(最下級)です。旧陸軍でいうところの二等兵といったところかな。


 今日はカヌー!この後、近くの沢で沢登りをしたらしいです。
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温見川水系「ヤサ谷」から倉ノ又山

2013年08月23日 | 沢登り3

 でっかい倒木が落ちている滝(15m)を登りました。左側から

今日は沢に行ってきました。実は行先を色々考えていたところだけど、天気予報では昼から大雨が降るとの事(10㎜/h)そんなことから、半日コースとなった。でも、記録には無い(多分)沢なので、いったいどんな渓相なんだろうかと期待しつつ入った。

しかも今日はニューフェースが仲間入りしました。
SN消防本部所属の救助隊員、M谷クンです。震災救助のエキスパートで若くして講師も務める彼とは、救助科の同期でもあります。そんな仲のボク達と、ボスとの3人で沢に入りました。

 
 温見川を渡渉しヤサ谷に入ります。虻は少なめ           滝上から見下ろす。M谷クン初ビレー!

 
 暑い夏は沢登りが気持ちイイです。 (写真:Boss)          巨木がイイ雰囲気です。(写真:Boss)


 そんなに難しくなかった15m滝。滝だけでなく巨木もあり、イイ感じに見えます。 (写真:Boss)

沢に入ってゴルジュ内を歩くと目前に巨木が落ちているデカイ15m直瀑が鎮座する。この巨木が滝に中々良い風情を醸し見とれるが、登れる滝かなと現実に戻る。苔むしたこの滝、水流の中を登らないと行け無さそう・・・。合羽を着込み快適シャワーじゃなく、ずぶ濡れになって登攀。ハーケンやらを打ち込み無難に登れとても満足!寒い時期はこりゃきついなぁ。
 
 ビレーするM谷クン。(写真:Boss)              流水を浴び吠えるM谷クン。                  

でもその後は小滝が続き、平凡な沢となりつつ、藪に突貫!斜面は薄い藪だったけれども、主稜線に入るとヤッパシ密度の濃い熊笹が行く手を阻みます。ナカドボサマ谷もこんな藪だったが、同じ稜線を繋ぐだけあっての藪の濃さだった。木に登り三角点が有ろうところを見まわすが、刈り込みは無く、懸命に三角点を探すとやっと見つかった。倉ノ又山の三角点は藪に完全に没していた。
 
 大滝が終わると平凡な感じです。(写真:Boss)         藪漕ぎです。ここは薄いけど、稜線に出ると激藪です。(そういえば姥ヶ岳も酷い藪だったなぁ~)

 
 山頂は完全に藪に没していました。でも山頂見つけられてラッキー!        地形図読んで進むM谷クン

下りの沢の方向にコンパスを合わせ降下する。下りの沢は悪所も無く、途中早い昼飯を食って下りる事、大粒の雨が降り出した。天気予報では午後から大雨が降るとの予報だったので、便衣兵豪雨に遭わぬやうそそくさと下り、温見川を渡渉し車の元に到着しました。
 
 大好きなトチの木の下で早い昼食です。          M谷クンが湯を沸かしてくれ御馳走してくれました!(写真:Boss)

 
 後は蜘蛛の巣を払いながら、テクテク沢を下りるのみ!(写真:Boss) 

車に乗るや大雨となり、ギリギリセーフでした。(家に帰ってきたら大雨洪水警報が発令されました)
今日も山で遊べて大満足!もうすぐ首都へ赴任するボクにとって、心身共に癒され鋭気が養われたかなと・・・というか、山に対する未練が募っちゃうなぁと思わずにはいられない気分になりました。ヤッパシ、生まれ育ったこの地から離れるのはちょっと寂しい気もします。っていうか、遊べなくなるのが寂しいなぁ。
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岩屋俣谷川 別山谷支流の大瀑

2013年08月17日 | 沢登り3

 前衛50m滝を超えた後の、均整のとれた45m直瀑。蛇谷を髣髴とさせるような美しい滝でした。ヤッパシ支流はイイね。

今日は、白山の谷に行ってきました。
岩屋俣谷の別山谷の支流を遡り、井谷の支流を下る、おそらく記録の無い谷を入ってきました。
別山谷、井谷とも過去に数回遡行していますが、こんなに凄い滝を内包する白山系の沢の雄大さを肌で感じることが出来ました。
しかも、前衛50m滝は3ピッチで登ることが出来、満足・・・でした。
高度感のある、これら滝はヤッパシ白山有ってのもの。
 別山谷を詰めていると・・・遠くに瀑音がこだまします。


 亀滝が現れました。就職して1年目の若かりしき頃、当時大学生のT永くんと二人で行った事を思い出しました。

 亀滝を右岸から高巻くと、この大きな滝が姿を現します。これを登ろうと発案したボスに感謝!

 
 1ピッチ目は乾いたフェースを気持ち良く登ります。       2ピッチ目はヌルヌルです。沢登りは難しいなぁ

前日深夜、勝山でボスと待ち合わせし、市ノ瀬に向かい、車の中でささやかな宴会をした後、仮眠です。朝4:30に起床すると、周りは白山登山に来られた山屋さんの車で駐車場は埋まりつつ、ボク達も支度をして4:55出発です。岩屋俣谷川遡り、早朝なのか数少ない虻と格闘しながら別山谷と井谷との二俣到着(6:45)。別山谷に針路をとる。十数年前に学生だったT永くんと一緒に来て以来。何だか懐かしい。
7:50目の前に落差30mの大きな滝が現れる。亀滝だ。これは良く覚えている。逆層の滝。ここは右岸から大きく巻くが、巻いている途中、亀滝のすぐ左岸上流に今日登る予定の3段50m滝が姿を現す。上部は隠れているが、デカイ事は良く分かる。この記録に無い滝を登るのが今日のボク達の目的。
高巻きしているところから様子を窺い、下降し登攀の準備をして取り付いた。最初の1ピッチは乾いた岩場で手がかりも多くリスも豊富で難なく登り切り、2ピッチ目は水流の右を登る。この支流には温泉が湧いているのか湯の成分が析出し黒い岩肌を乳白色に染めていた。このお蔭でフリクションも効くと思いきや、ヤッパシ苔でヌルヌルだった。途中からカンテに逃げ、3ピッチ目は草付きに逃げる。登り切った後、滝の落ち口から眺めると物凄い高度感。ヤッパシ白山の谷はスケールが大きいと実感しつつ、怖いなぁと思ったりする。
 自分でルートをつくるこの所業がたまらない。A1、A0しまくり。 


 落ち口から下を覗く。こわー!

 
 10m滝は難無く行けます。             フリーで登れるところも有り気持ち良かった~。

その後は10m滝が現れるものの、簡単に登れ、暫くすると、形の良い45mの直瀑が行く手を阻む。このスケールに感動した。右岸から巻いて落ち口着。地形図に記されたとおり、難儀な滝が続いた。
この後は真っ直ぐゴーロ状の谷を登り詰め、1881.5mのピーク横に出て、予定通り井谷に降下する事になった。藪漕ぎしているときふと振り向くと、白山やチブリ避難小屋を垣間見れ、この方向から眺める事が出来たなんてちょっとラッキーだなと思った。
 
 振り返ると白山が鎮座。こんなところから拝めるなんてちょっと幸せ。          スラビーな涸滝が良く発達していました。

 
 懸垂も何回かやりました。

鞍部を越え、下りは水流が殆ど無いものの、スラブが発達しており、懸垂したりクライムダウンしたりして、井谷本流に出た。やっと此処で安心モード。遅い昼ご飯食べて、下界は茹だるような暑さなんだろうなと想像しつつ、ボク達は沢の中で涼みながら下降するのでした。
 
 下り続けると、井谷に出て、のんびり下ると・・・         井谷を代表する特徴的なF1が現れました。ここは左岸から2ピッチ懸垂降下です。

そして、別山谷合流地点を通過し、堰堤にさしかかる頃、懸念していた虻の襲来である。ボクは市販の虫除けスプレーを身体や虻に噴射しながら下りましたが、ボクの後ろを歩くボスはその忌避成分に咽ていました・・・(ごめんなさい)結局足を数か所刺されたのみで、車の元に16:40着。

白山の支流に入ればまだまだこんなに素敵な滝が有るんだなと実感しつつ、記録に無い沢に入るのはドキドキものでした。
ヤッパシ沢登りは危ないけど・・・超楽しいなと実感した一日となりました。
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