会社の方が共通の本棚においてくれていた本であり、興味深く手に取ってみた。
野中広務さんと野村克也さんが、テーマごとに意見を開陳する。
対談ではないが、お二人の意見は相互に読むことにより深く理解が進む。
基本は同じことが分かる。
それにしても帯の<小泉、長嶋、視聴率をとる男が日本を堕落させた!這い上がった男の格差社会憂国論>というのは、正しい。
ところで、編集者の力が大きいと思う。
目次
序論 憎まれ役世に憚る
第1章 グローバリズムに屈した野球と政治―危機論
第2章 小泉と長嶋人気支配の落とし穴―リーダー論
第3章 「這い上がり」だから言う、格差社会批判―機会均等論
第4章 負けない野球、負けない政治―戦略論
第5章 V9巨人軍こそ、日本と自民党の理想だった―組織論
第6章 地位に恋々とせず、すべてを擲つ―人材論
終章 念ずれば花開く―人生論