誕生石について解説している本かと思い、購入。
題名だけで買うとこんな失敗もするが、著者の木崎さと子さんを芥川賞作家だと知るだけの教養があれば、そんんな間違いもしなかったかと思うと、恥ずかしい。
誕生石をモチーフに12の物語がつづられる。
女性好みの作品だろうか。私の好きな阿刀田高さんが書くとどうなるだろうかと想像すると楽しい。
目次
深紅の部屋―柘榴石(一月)
レディ・ヴァイオレット―紫水晶(二月)
双つの石―アクアマリン ブラッドストーン(三月)
川の面―ダイヤモンド(四月)
瑠璃色の鳥―翡翠(五月)
古都―真珠(六月)
紅い小さな窓―ルビー(七月)
遊仙窟―瑪瑙(八月)
濃藍の瞳―サファイヤ(九月)
七彩の雲―オパール(十月)
廻る指輪―トパーズ(十一月)
サハラへ―トルコ石(十二月)