池内了先生責任編集。
寺田寅彦という天才を紹介する本である。
なかなか読み進まなかった。
立派な方々が書いていらっしゃるが、読むふとっちょパパは、群盲象を撫ずという感じかな。
読んでいるふとっちょパパが群盲ということである。
目次
巻頭言:池内了 寺田寅彦は常に新しい
寺田寅彦を知る10のキーワード
特別対談:最相葉月×池内了「いま寺田寅彦から何が読めるのか」
〈寺田寅彦 アンソロジー〉
詩と官能/鉛をかじる虫/夕凪と夕風
〈論考:寺田寅彦の現代性〉
須藤靖「いごっそう寅彦の教え」
米沢富美子「才能を活かしきった人」
川上紳一「寺田寅彦:異分野横断からの視座」
小山慶太「紙切り芸と寺田物理学」
八代嘉美「本当は怖い寺田寅彦」
内田麻理香「寺田寅彦の懐疑と情熱と」
小林晋「謎解きと科学研究」
村松秀「考えること、疑うこと。」
渡邊政隆「出でよ、現代の寅彦」
〈特集:その学びと仕事〉
山本貴光「寺田寅彦 学術連環」
鎌田浩毅「寺田寅彦の仕事術 -どう学び、生かしたか-」
〈寺田寅彦の思い出〉
中谷宇吉郎「指導者としての先生の半面」
和辻哲郎「寺田さんに最後に逢った時」
野上豊一郎「窓の蝋燭 寺田さんの思ひ出」
〈文人としての寅彦〉
出久根達郎「寅彦の文章と私-小説のヒント-」
角川源義「寺田寅彦と正岡子規」
〈寅彦が蒔いた科学の芽〉
高田誠二「科学史の中の寺田寅彦」
戸田盛和「物理学の楽しみ」
小林惟司「長岡半太郎と寺田寅彦
ブックガイド
寺田寅彦略年譜