ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

がんを病む人、癒す人―あたたかな医療へ

2005-10-11 07:51:36 | 本と雑誌

引導をわたせる医者となれ」で知った比企寿美子さんならではの一冊。家族、親戚に大学教授から医者までたくさんの医療関係者に囲まれて育ち、生活をしている。更に、するどい観察眼、的確な文章力、心の温かさを持っている比企寿美子さんでなければ書けない一冊だと思う。

一人一人がビビッドに生きる。

がんを病む人、癒す人―あたたかな医療へ
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3 コメント

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ふとっちょパパ様のブログを拝見し、この本を読ん... (m-fun)
2005-10-13 02:25:49
ふとっちょパパ様のブログを拝見し、この本を読んでみました。なかでも第5章の「医」に関する記述には興味を持ちました。勝岡教授の言われる「医の本質・医の魂」というのがどういうものなのかもっと詳しく伺ってみたい。特に癌患者の生と死を見てこられた医師や救急医療で働く方々にこれからの「医」のあり方を問うてみたい、そういう気持ちになりました。この本のサブタイトルは「あたたかな医療」となっていますが、単にあたたかいだけではない、人と真剣に向き合っていくことの大切さを改めて考えさせられた本でした。
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がんを病んだ一人としてこの本を読ませていただき... (たけちゃん)
2005-10-13 16:59:27
がんを病んだ一人としてこの本を読ませていただきました。自分が入院し手術を受けたとき医者は「インフォームド・コンセント」十分に説明を行い、理解され、よく相談して同意を得ることできたかな?病気を受け入れることで気持ちはいっぱいいっぱいだった。ステージが低いうちに今手術しましょう、お任せします、お願いします。あとどのくらい生きられるのか、しょうがないなぁと自分に言い聞かせていました。この本の中にあったアンダーソン癌センタの先生が言っていた「今の時点では、あなたは死んでいないのだということを患者に自覚させるようにしている。その上で、患者自身が償ったり、やっておかなければならない問題に対処したり、自分の生活を整理する時間があることを強調している。そうして、この病気と戦うこともできるというある種の望を与える、だが一方では、現実の病状の厳しさももちろん教えてあげなければならない」そのとうりと思います。
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m-fun様 (ふとっちょパパ)
2005-10-15 00:41:46
m-fun様
コメントをありがとうございます。単に暖かいだけではないというのは大事ですね。心したいものです。

たけちゃん様
コメントをありがとうございます。
あまり手をかけないという人々の本も読みました。
一方で、医療に信頼を寄せ、しかも完治するひとの話も聞きます。
ふとっちょパパは、池波正太郎さんの、人は死ぬために生きている、という思想を知り、そのとおりだと思っています。最近知った考え方としてはとても心を打ちました。あなたは死んでいないというのも同じ発想かもしれません。
お経の世界も同じかもしれません。
今を死に向かって有意義に過ごしましょう。
二十歳では理解できない考え方でしょうね。
ふとっちょパパの父は63歳で亡くなりましたので、そういう意味では、だんだん近づいています。
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