ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

動的平衡2 生命は自由になれるのか

2013-02-19 06:54:24 | 本と雑誌

福岡伸一さんの本を久しぶりに読む。
生命のことは時々考えたくなる。
内容を他人に説明できないが、面白い本だ。
ところで、最後の方で指摘があった、京都議定書はどうなったのだろうか。

目次

第1章 「自由であれ」という命令  ――遺伝子は生命の楽譜にすぎない  生命体は遺伝子の乗り物か/働きアリにみる「パレートの法則」 /ホモ・ルーデンスかロボット機械か /サブシステムは自然選択の対象にならない/生命の律動こそ音楽の起源/生命を動かしている遺伝子以外の何か/遺伝子は音楽における楽譜/卵環境は子孫に 受け継がれる

第2章 なぜ、多様性が必要か――「分際」を知ることが長持ちの秘訣  子孫を残せないソメイヨシノ/植物は不死である/進化で重要なのは「負ける」こと /センス・オブ・ワンダーを追いかけて/なぜ、蝶は頑ななまでに食性を守るか/動的だからこそ、恒常性が保たれる/多様性が動的平衡の強靭さを支えている

第3章 植物が動物になった日――動物の必須アミノ酸は何を意味しているか  なぜ食べ続けなければならないか/なぜ、動物が誕生したか/グルタミン酸に おいしさを感じる理由/「うま味」を探り当てた日本人/地球を支配しているのはトウモロコシ/アミノ酸の桶の理論/運動、老化にはBCAAが効果的      

第4章 時間を止めて何が見えるか――世界のあらゆる要素は繋がりあっている   昆虫少年の夢/日本最大の甲虫ヤンバルテナガコガネ/ファーブルの言明/人間は時間を止めようとする/この世界に因果関係は存在しない

  第5章 バイオテクノロジーの恩人たち――大腸菌の驚くべき遺伝子交換能力  タンパク質研究の最大の困難さ/大腸菌が遺伝子組み換え技術を可能に/大腸 菌とヒトの共生/風土に合ったものを食べる知恵/大腸菌の驚くべきパワー/細菌たちのリベンジ――腸管出血性大腸菌O104/遺伝情報の水平的に伝達する プラスミッド

第6章 生命は宇宙からやって来た――パンスペルミア説の根拠  地球外生命体の証し/DNAが先かタンパク質が先か/チェック博士のRNAワールド/ 「生命誕生までに八億年」はあまりにも短い/パンスペルミア説

第7章 ヒトフェロモンを探して――異性を惹き付ける物質とその感知器官  ファーブルが探した誘引物質/ブーテナントとシェーンハイマー/なぜ「生理は 伝染る」か/ヒトにもあるフェロモン感知器官/フェロモン香水を作った人たち

第8章 遺伝は本当に遺伝子の仕業か?――エピジェネティクスが開く遺伝学の新時代  トリプレット暗号とは何か/なぜ、生命の起源は単一だと言えるか/ 生物は不変ではなく、動的なものだ/ダーウィンの予言       

第9章 木を見て森を見ず――私たちは錯覚に陥っていないか  花粉症は、薬では治らない/生命は水でエントロピーを捨てている/達成できそうにない CO2削減目標/排出権取引の胡乱さ

コメント
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