日本人論は時々読みたくなる。
帯に<「日本人という不安」が日本人論へと刈り立てる>とあるが、その通りだと思う。
目次
第1部「日本人論」の不安
第1章 「日本人論」が必要であった理由
第2章 「富国強兵」―日清・日露の高揚期
第3章 「近代の孤児」―昭和のだらだら坂
第2部 「日本人論」の中の日本人たち
第4章 臣民―昭和憲法による民主主義的臣民
第5章 国民―明治憲法による天皇の国民
第6章 「市民」―タテ社会と世間 ほか
第7章 職人―もの言わず、もの作る
第8章 母とゲイシャ―ケアする女たち
第9章 サムライとサラリーマン―文と武の男たち
第10章 「人間」―すべてを取り去って残るもの
第3部 これからの日本人論
第11章 これまでに日本人論が果たした役割
第12章 これからの日本人と日本人論