学会から戻った翌日は日曜日。
午前中、飛節OCDの関節鏡手術。
午後、外傷後の肉芽の診察。
入院厩舎にPOI術後イレウスの繁殖雌馬が入院していた。
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手術は観ていないが、かなり厳しい状態だったらしい。
翌早朝、状態が悪いので呼ばれた。
胃液の逆流があり、フルニキシンに反応せず、鎮痛剤も効かない。
あきらめた。
そのまま剖検したが、ひどかった。
これでは助かる可能性はまったく無い。
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片付けて、朝食を採っていたら、また疝痛の依頼。
来院したら腹囲膨満がひどい。
血液はさほど悪くない。疝痛もすこし落ち着き気味。
様子を観ながら、予定の関節鏡手術を先に済ませることにした。
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関節鏡手術の間も、疝痛は続き、便もガスもまったく出ない。
これはもう開けてみないとダメだ。
開腹したら、頭にあったひとつの小結腸閉塞だった。
小結腸の腸間膜に大きな孔が開いていて、小結腸がそれをくぐることで捻れていた。
短冊に切ったコンニャクに切れ目を入れて、くるんとそれに端を通すと捻れるでしょ?あれとおんなじ。
3人がかかりで、なんとか小結腸腸間膜の孔は全部縫えた。
終わって午後1時。
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2時からは3歳馬のTieback&Cordectomy。
きのうから、新たな実習生が4名来ている。
1名はスリランカからのDr.
英会話と英語専門用語の良いトレーニングになる。
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ピラルクーに負けない存在感がいいよね。
子牛の剖検もしたんだった。
第四胃捻転だった。
早く手術すれば助かったかもしれないが、診断が難しいよね。
あ~忙しかった。