もう20年以上前、1ヶ月のUSA研修に出してもらった。
選んだ研修先は、カリフォルニア州立大とフロリダ大学。
どちらも馬の診療件数が多く、学術報告が多く、新生仔学で成果をあげていた。
カリフォルニア大学Davis校ではMadigan准教授はその週の診療当番ではなかった。
しかし、何度か彼の診察の様子を観ることができた。
その後、Madigan先生は教授に成られ、馬新生仔学の教科書を出版しておられる。
Equine Neonatal Medicine and Surgery: Medicine and Surgery, 1e | |
Derek C. Knottenbelt OBE BVM&S DVM&S Dip ECEIM MRCVS,Nicola Holdstock MA VetMB CertEM(StudMed) PhD MRCVS,John E. Madigan DVM MS Diplomate ACVIM | |
Saunders Ltd. |
UC.DavisのHPにMadigan先生の最近の研究が紹介されているので紹介したい。
馬生産地のわれわれにはとても興味深い。
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新生子馬が自閉症の手がかりを与えてくれる
生まれて数時間後、肢の長い、栗毛の子馬は馬房の中で立ち上がり、一見健康でたくましく元気に見えた。
しかし、この子馬は何かがとても間違っていた。
この子馬は超然としていて、人の方へつまづいて来て、母馬を気にせず、乳を飲みに行こうとしなかった。
隅のエサカゴを登ろうとさえした。
この奇怪な徴候は、長い間、馬の飼い主や獣医師を悩ませてきた症候群に特徴的なものである。
しかし、最近、UC Davisの研究者たちがこの症候群と、そして類似する人の子どもの自閉症への驚くべき手がかりを発見した。
(つづく)
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今日は、競走馬の腕節の関節鏡手術。
午後は私は血液検査。
1歳馬の副鼻腔蓄膿の再発?
2歳馬の橈骨の骨軟骨腫の摘出。
まあ~きれいな馬だった。