こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

影の主役じゃないって思うのですが…

2010年03月11日 | プラネタリウム

 5月9日で「川崎市青少年科学館」の「プラネタリウムドーム」が改装工事を行う為、閉鎖になるそうです。確かに40年近く使っているので、建物も結構いたんで来ていますし、「シート」も結構ガタがきていますからね。そんなワケでしょうか、今月の投影テーマはなんといつもは「メガスターⅡで410万個の星が見れる」というのを「売り」にしているのに「GMⅡプラネタリウムが描く地球から見える星空」と私が思うに「メイン機」である「GMⅡ-AT」にスポットが当たったテーマなのです。これは!と思い行ってきました。

 さて簡単にその「GMⅡ」って何よって話です「GM」だから「ガンダム」の「ジム」とは関係無い事は明白なんですが。この「GMⅡ」とは「五藤光学」の「プラネタリウム投影機」の形式で簡単なスペック紹介としては「1等星から6等星」まで約6000個の星を投影出来る「中~大型」ドーム用投影機でして、まぁ詳しい事は専門の人に聞いてくださいね。まぁ「派生カスタム」な機種もあるのですが、1980年代の一般的な「プラネタリウム投影機」ともいえる機械ですね。 

ともかくレビューを。 

いつもどおりに「双眼鏡」の使い方を投影10分前から説明を開始し、説明が終了すると時間になり投影開始です。最近「川崎市青少年科学館」は「スカイライン」を投影しないんですよね…以前は普通に投影していたのですが…。なんででしょうね。思いつつドーム内の説明が終わり、西に大分近い所に太陽が沈み夜を迎えます。初めは「明るい川崎の空」ですが、そこから「八ヶ岳設定」で満天の星空になり解説開始です。まずは「眼立つ」って事で「冬の大三角」を構成している「ベテルギウス」と「シリウス」「プロキオン」から「オリオン」「おおいぬ」「こいぬ」が登場。そして解説は「オリオン」から。星の並びから「ベテルギウス」と「リゲル」の意味「巨人の脇の下」と「巨人の左足」という意味なんですよ。で、場所が場所だけにチョット良いイメージは無いですね。で、「臭う」と散々言います。天丼(お笑い用語で繰り返す事)状態です。正直シツコイですって…大人ばかりでこれが、小学生低学年な子供がいたらウケていたかもしれませんが…。そして「時事ネタ」である「金星」「銀星」の名前を持つ「ふたご」の「カストル」と「ポルックス」を「金メダル」と「銀メダル」に例え、「フィギュアスケート」な話に。ちなみに「銅メダル」は「火星」でした。なんだか個人的には「ハズしまくった感」がすごくします。そして、「春の星座」は「北極星」を探すに目印となる「北斗七星」から「おおくま」と北極星が含まれている「こぐま」。それとついでで「カシオペヤ」も紹介されていました。

 ここで話は「プラネタリウム投影話題」である「GMⅡプラネタリウムが描く地球から見える星空」へ。簡単に「GMⅡ」の投影できる恒星数が紹介され、30年間投影してきた事が説明されますが、「影の主役」は無いでしょうよ。だって「メガスターⅡ」は「恒星」を投影出来ませんから「厳密」には「プラネタリウム」では無いですし、なによりも「星座解説」では「GMⅡ」で投影しているのですからね。「影」では無くって「メインでは?」と私は思うのですよ。で、このGMⅡでどのような事が出来るかと「基本的」な内容である「日周運動」と「公転運動」それと「緯度運動」を解説しながら動かして行きます。で「歳差運動」はやりません。「プラネタリウムは過去と未来の星空を投影できる」と言いつつそれは無いでしょ?歳差運動は大事ですって!しかも経緯運動では定番の「南半球」へ行きそこで「メガスターⅡ」と交代…「GMⅡ」がメインなハズじゃ?と思わせてくれて、「川崎」へ戻り、夜明けを迎えて終了です…。結局あまり「GMⅡ」にはスポットが当たっていない感じがします。以前「世田谷区教育センタープラネタリウム」で見た番組の方が色々な事を紹介していましたよ。

 それで、今後ですが、改修の為「2012年」の「新館」完成までは隣の「本館1階展示室」にて「仮設プラネタリウム」での投影を「5月11日」より開始するそうです。この時の投影機は持ち運びの便利な「メガスターⅡ」ですから「GMⅡ」は「5月9日」で引退ですね。しかも4月5月の番組は「メガスターⅡで星空散歩」と「GMⅡ」は完全に脇役扱いされてしまっていますよ…。

 それでは、本日の登場人物は「脇役」てきな「縁の下の力持ち」の部署「計画係」に所属している「天元界 気象制御管理省 第三惑星管理室 東亜支局 書法精霊」で「道徳の女神」、「メハビア」の称号を持つ「マドカ・メハビア・アマテル」さん。マドカさんは主に「セルフィーヌ」さんや「ファル」さん達が「気象制御」での必要な「報告」、「申請」などの書類を製作したり、提出したりして「現場をサポート」する役割をしているのです、ですから、「影の主役」ってワケではありませんね。

2010_03_11

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