「植物画コンクール」を「国立科学博物館 上野本館」へ見に行きましたが、もう一つ気になっていたのが「科博NEWS展示 「我が家にまりも!?~一般家庭の水槽で見つかったまりもの調査~」」なのですよ。
「マリモ」と言えば「阿寒湖」のマリモが有名でしてこちらは「特別天然記念物」で現在では採集はできず、阿寒湖周辺のお土産屋さんで販売されているのは「阿寒湖」以外で採取された養殖物の「マリモ」であったりするんですよ。
今回の 「我が家にまりも!?~一般家庭の水槽で見つかったまりもの調査~」のとおり、一般家庭の「水槽」からマリモが発見されたのですよ。そしてメディアで呼びかけ調査をしたところ46件の報告、26件分のサンプルが送付されたそうです。
さらに驚く事に、この「一般家庭で発見されたマリモ」は阿寒湖などの「マリモ」とはちがく「種」だったのです。
この「水槽」で発見されたマリモは「モトスマリモ」と命名され、しかも、「甲府」と「川崎」で発見されたのは遺伝子的に少し異なっていたそうです。
今回の調査では「川崎型」の「モトスマリモ」が多く発見されたようで、発見場所は「甲府」「川崎」とも「水槽内」以外では発見されていません。
名前の「モトスマリモ」は「甲府」で発見された時に「本栖湖から拾った貝に付着して藻」からだったそうで、そこから「モトスマリモ」になったのですね。ただ、「川崎」の方は「外来種」である可能性があるようで、今後の研究によりどうなるかが楽しみですよ。
さて、元々、マリモは「岩」などに着く藻類で球状になる事の方が珍しいのです。水の流れの関係によって岩などから剥がれたマリモが、水中をたゆたう事によりマリモ同士がくっつき、丸くなるのですよ。
そう考えると、この水槽で発見されたマリモはある程度水流が強い水槽でないと、丸くはならない事になり、石などに付着していたら判別は難しいでしょうね。
今回の展示では「実物」の「モトスマリモ」などが展示されており、水槽内でたゆたう姿見る事ができます。ただ、丸くなってないのもありますけど。
ちなみ、私も帰宅してから自宅水槽を見ましたが、マリモはいませんでしたね…。
それでは、本日の登場人物は「アクアリウム」なのでこの方。「日本昔話」的な伝承で、助けたシャチが女房となる「鯱女房伝説」を参考として、その「鯱女房」の子孫が、自分はそうだと知らず生活していたけど実はその末裔。上半身は「人間」で下半身が「シャチ」つまり、「人魚」の「魚部分」が「シャチ」になっているワケです。そんな一族の末裔で、「神戸弁」らしき言葉で話す「逆又 幸」さん。夏休みで博物館へやってきた「幸」さん、一般家庭の水槽からマリモが発見されたとの展示があり…。ちなみに背景は「科博NEWS展示 「我が家にまりも!?~一般家庭の水槽で見つかったまりもの調査~」」内の「モトスマリモ」の水槽なのです。
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