5月3日(休)
東逗子の山の中にある「醫王山神武寺」。
釈迦如来と十一面観音も本尊として客殿に祀られていますが、その奥にある薬師堂が本堂とされていて薬師三尊像が鎮座、俗に「お薬師様の神武寺」として信仰を集めています。
薬師堂の脇からさらに登って鷹取山へ行くハイキングコースがあって、もう60年くらい前、私は東京の下町の小学生でしたが、たしか5、6年生だったでしょうか、遠足で京急の神武寺駅から登って鷹取山へ抜けるコースを歩いた思い出があります。帰りは追浜駅へ下り、「追浜」を「おいはま」でなく「おっぱま」と読むんだと驚いた記憶もあります。
そのころは、大人になってこの近辺で暮らすなんてことは想像だにしませんでしたが。
逗子に居を構えて、たぶんKAZU君のお母さんが小学生で、KANA君のパパはまだ4~5才くらいだったと思います。3人で神武寺に登り湘南鷹取の住宅街からバスで追浜駅に下りたことがあります。
今回はそれ以来なのですが、東逗子駅脇の踏み切りを渡って、
久しぶりに
神武寺の参道を歩きました
歩いたのは上り坂と階段が続く表参道。昔の旧表参道はもっと東の横須賀線の線路脇から北へ登る道で、今は車で上れる舗装道路になっています。舗装されているぶん歩きやすいかと思ってしまいますが、かなり急坂でけっこうきつそうです。そしてもう一本、神武寺駅から逗子中学の脇を通って登ってくる道があって、これを裏参道と言っています。
さて、参道入口から10分くらい、裏参道と合流したすぐ向こうに、
最初の門が現れます
一見、簡素な門に見えますが、左甚五郎の作という伝えのある惣門です。
門の右に紫の幟が立っていて、「三浦薬師如来大開帳」とあります。
実は、今、三浦半島に二十一ヶ所ある薬師如来霊場で三十三年ぶりのご開帳が行われているのです。今年は十二年に一度の不動尊霊場のご開帳と重なり、「三浦半島二大霊場大開帳」として、地元では、いろいろな所で案内を目にします。
この二大霊場が同時にお開帳を迎えるのは百三十二年に一度ということです。まあ、ふだんはなかなか入りにくいお寺もお参りできる機会とはいえ、札所は全部で四十四ヶ寺、御朱印帳を用意して回ろうとまでは思いませんが、とりあえず、我が家にいちばん近い神武寺のお薬師様にはお参りしておこうかと、今回の散策ということになったのでした。
惣門をくぐると
左に細い道がありました
この切り通しを抜けると、釈迦如来と十一面観音を祀る客殿があります。
再び参道に戻ると、
階段の上に鐘楼が見えます
鐘楼の前の岩窟に佇む
石像の観音様と六地蔵
階段の上の楼門をくぐると
本堂の薬師堂があります
薬師如来像と結ばれた
紅白の紐を伝って行きます
趣のある苔むした境内
「かながわ名木百選」の大木
樹齢400年の「なんじゃもんじゃ(ホルトノキ)」とか
薬師堂の脇を彩る
シャガの花
花を眺めながら見晴らしのよさそうなほうへ行くと、
先ほど、切り通しを抜けてお参りした
客殿が見下ろせました
行く春をお薬師さまも惜しみけり 弁人
東逗子の山の中にある「醫王山神武寺」。
釈迦如来と十一面観音も本尊として客殿に祀られていますが、その奥にある薬師堂が本堂とされていて薬師三尊像が鎮座、俗に「お薬師様の神武寺」として信仰を集めています。
薬師堂の脇からさらに登って鷹取山へ行くハイキングコースがあって、もう60年くらい前、私は東京の下町の小学生でしたが、たしか5、6年生だったでしょうか、遠足で京急の神武寺駅から登って鷹取山へ抜けるコースを歩いた思い出があります。帰りは追浜駅へ下り、「追浜」を「おいはま」でなく「おっぱま」と読むんだと驚いた記憶もあります。
そのころは、大人になってこの近辺で暮らすなんてことは想像だにしませんでしたが。
逗子に居を構えて、たぶんKAZU君のお母さんが小学生で、KANA君のパパはまだ4~5才くらいだったと思います。3人で神武寺に登り湘南鷹取の住宅街からバスで追浜駅に下りたことがあります。
今回はそれ以来なのですが、東逗子駅脇の踏み切りを渡って、
久しぶりに
神武寺の参道を歩きました
歩いたのは上り坂と階段が続く表参道。昔の旧表参道はもっと東の横須賀線の線路脇から北へ登る道で、今は車で上れる舗装道路になっています。舗装されているぶん歩きやすいかと思ってしまいますが、かなり急坂でけっこうきつそうです。そしてもう一本、神武寺駅から逗子中学の脇を通って登ってくる道があって、これを裏参道と言っています。
さて、参道入口から10分くらい、裏参道と合流したすぐ向こうに、
最初の門が現れます
一見、簡素な門に見えますが、左甚五郎の作という伝えのある惣門です。
門の右に紫の幟が立っていて、「三浦薬師如来大開帳」とあります。
実は、今、三浦半島に二十一ヶ所ある薬師如来霊場で三十三年ぶりのご開帳が行われているのです。今年は十二年に一度の不動尊霊場のご開帳と重なり、「三浦半島二大霊場大開帳」として、地元では、いろいろな所で案内を目にします。
この二大霊場が同時にお開帳を迎えるのは百三十二年に一度ということです。まあ、ふだんはなかなか入りにくいお寺もお参りできる機会とはいえ、札所は全部で四十四ヶ寺、御朱印帳を用意して回ろうとまでは思いませんが、とりあえず、我が家にいちばん近い神武寺のお薬師様にはお参りしておこうかと、今回の散策ということになったのでした。
惣門をくぐると
左に細い道がありました
この切り通しを抜けると、釈迦如来と十一面観音を祀る客殿があります。
再び参道に戻ると、
階段の上に鐘楼が見えます
鐘楼の前の岩窟に佇む
石像の観音様と六地蔵
階段の上の楼門をくぐると
本堂の薬師堂があります
薬師如来像と結ばれた
紅白の紐を伝って行きます
趣のある苔むした境内
「かながわ名木百選」の大木
樹齢400年の「なんじゃもんじゃ(ホルトノキ)」とか
薬師堂の脇を彩る
シャガの花
花を眺めながら見晴らしのよさそうなほうへ行くと、
先ほど、切り通しを抜けてお参りした
客殿が見下ろせました
行く春をお薬師さまも惜しみけり 弁人