チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

頑張れ!たこフェリー

2008-11-15 17:38:20 | 明石風物
11月15日(土)

 明石駅を降りると出迎えてくれるのは「城址公園」と元気よさそうな「鯛」
  

 でも、より身近な名物はやっぱり「蛸(たこ)」
  

 さて、食べるほうはおいおい紹介することにして、今日は「船」の話です。

 明石海峡大橋ができて、「あっという間に淡路島」とは言うものの、船で渡るのも一興。片道20分の高速船もありますが、30分ちょっとで行けるフェリーも人気です。愛称「たこフェリー」、これは正式名称になっています。
  

 数年前に一度タコの絵の船に乗ったのですが、それ以来、船のデザインは全部これだと思っていました。ところが、海峡を眺めていると、青いイルカの絵が描かれている船もよく見かけるし、黄色を基調とした船も時々目に入ります。さっそく調査にということで、天気のよい日に乗船しました。


   秋の昼風に吹かれるたこフェリー  弁人 


 私が「これぞ、たこフェリー」と思っていたのは「あさしお丸」と言って一隻のみでした。
  

 実はあと二隻ありました。往路に乗った青いイルカの「あさなぎ丸」と、その時は淡路の岩屋港のドッグでお休み中だった黄色の模様の「あさかぜ丸」です。
   

    
 
 よーく観察していると、10日おきぐらいにドッグでのお休みの交代があり、常に残りの二隻で運行しています。したがって、お目当ての「あさしお丸」が航行していない時もあるのです。
   
 私が乗った時もそうでしたが、昼間に乗船する人はほとんど観光客です。観光バスも橋と船を片道ずつにすることもあるようで、帰りの便にはバスの団体客が乗っていました。
 しかし実は、このフェリーの採算が成り立っているのはトラック輸送なのです。運チャンたちは車から降りないで休んでいるようで船室には現れませんが。
 どの船もトラックを一度に2~30台くらい運べそうです。

 聞くところによると、2年前に橋の通行料金が下がり、フェリーのほうもトラックを中心に料金を下げたということですが、燃料費高騰の中で赤字に転落、今年から朝晩の便を減らしたそうです。
 ところが今回、麻生首相が高速道路の料金をどうたらこうたらと言い出し、もし連動して橋の料金が再値下げになると、フェリーのほうのこれ以上の値下げは不可能なので、全くのお手上げであるとこちらの新聞が報じています。

 もしなくなったら寂しい限りだと思うのは、外から来た者の勝手な感傷かと思いきや、地元でも惜しむ声がかなり大きいとのこと、これからは、橋は見るだけにして、どんどん?たこフェリーに乗ることにします。

 乗るだけの料金は片道380円ですが、対岸に「松帆の郷」という日帰り温泉(入浴料700円)があり、それがセットになっている往復切符、「たこで湯ったり温泉きっぷ」というのが980円です。岩屋港からのバス代はかかりますが、暇人はつい買ってしまいます。千葉の金谷にも日帰り温泉があるのだから、東京湾フェリーもこういう切符を企画すればいいのになぁと思いました。

 ということで、身を清めてきました。


    行く秋や島に渡って湯浴みかな  弁人

コメント (1)
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