チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

行く春を惜しんで、郡山へ「桜紀行」

2018-04-13 11:20:14 | 旅行
4月13日(金)

 10日火曜日の早朝、逗子駅で始発電車に乗り、東北新幹線で郡山へ向かいました。郡山から磐越東線に乗って二駅。

 8時12分。
  三春駅到着
  

 三春と言えば、目的はもちろん日本三大桜に数えられている「三春滝桜」。樹齢1000年を越える紅枝垂れ桜の巨木です。

 バスに揺られて15分ほど。現れました、
  満開宣言三日目です
  

 観測の記録によると、一昨年の2016年に、この日と同じ4月10日に満開になったとかいうものの、過去いちばん遅かった満開の日が5月6日とかで、平均的には20日前後くらいが見頃ということです。

 実は、震災の前の年の2010年の4月の中旬に、宮城・福島へお花見旅行へ出かけましたが、その時は「滝桜はまだ咲き始め」ということで、市内の開成山公園で花見をして、三春には足を運びませんでした。
 その翌年に震災があったりして、滝桜はそのままになっていましたが、もう二ヶ月くらい前のまだ寒い頃、とあるパンフレットに薄紅色のきれいな写真が載っていて、妻君と「今年はひとつ行ってみようか」と話していたのです。しかし、見頃がいつごろになるのか、長かった冬を考えて「今年は遅くて、連休の前あたりかもしれないね」などと話していたのでしたが。

 ところが、3月半ば過ぎからの異様な暖かさの中で桜前線もどんどん北上、4月2日には観測史上もっとも早いとかいう開花の発表があり、その後も三分咲き・五分咲きと日に日に満開に近づいて行く様子。実は、KAZU君と遊んでいた春休みなんかも、気が気じゃない気分でいたのです。

 青空の下、
  見応え十分です
  

 これだけ大きい老木になると、やはり支えがいっぱい必要のようです。

 背後の丘に上り、桜越しに吾妻連邦を望み、再び
  「滝桜」の脇に下りてきました
  


   福島の真の空知る滝桜  弁人


 「紅枝垂れ」なので、もう少しピンクっぽさが強くてもいいのにと思っていると、どこからか「今年は花が白いなあ」と言う声が聞こえました。
 急に暖かくなったので慌てて開いちゃったのでしょうか、たしかに、鮮やかというより東北的な淡白な美しさに見えました。

 ところで、三春町は桜の町として有名で、見所はまだたくさんあります。目的の滝桜を堪能した後、次は、滝桜周遊バスで、さくら湖の向かい側へ行き、

 「さくら公園」を散策
  
  

 近くの
  三春ダムまで歩きました
  

 再びバスに乗り、三春町役場の前で降りると、役場の後ろの丘の上に歴史民俗資料館があるのですが、

 そこの桜が
  またすばらしい
  
        


   青空に桜も吾も深呼吸  弁人


 三春町には、町中の神社やお寺などに立派な桜がたくさんありますが、どこも石段や坂道を上って行く感じで、歩き疲れ気味の脚のことも考えて、この日のお花見はここまでということにして、駅に戻って郡山行きの列車に乗りました。

 今は新幹線があるので、日帰りで済ますこともできるのですが、ローカル線とバスの旅、はたしてどのくらい時間がかかるのかわからず、この日は磐梯熱海に宿を取っておきました。

 翌朝は、肌寒い曇り空でしたが、宿の庭で
  桜を愛でてから
  
 ゆっくり宿を出て、磐越西線の上り列車に乗りました。

 二日目は、猪苗代・会津若松方面へとも考えたのですが、ここから西のほうは桜がまだ咲いていないとのこと、「それじゃあ、温泉にゆっくり浸かって、真っ直ぐ帰ってもいいかな」と思っていました。
 ところが、前日の郡山からの列車に乗った時、二つめの喜久田という駅の付近で、車窓から満開の桜が目に入ってきました。その見事な咲きっぷりが目に残っていて、帰途に立ち寄ってみることにしました。

 磐越西線のガードの下を流れる川。
  その両岸にソメイヨシノ
  

 「藤田川ふれあい桜」とあり、
  地元では有名な名所でした
  

 線路の東の桜。曇り空ですが、
  なかなか壮観です
  

 しばし歩いて振り返ると、桜の間に
  猪苗代手前の山並みも
  

 磐越西線の線路へ戻って、その西側へ。
  鮮やかな紅梅と桜
  

 咲き始めの
  紫木蓮と桜
  

 サンシュユの
  可憐な花と桜
  

 なにしろ、喜久田駅は、駅前に自動販売機も目に入ってこない無人駅。お花見を早めに切り上げて郡山へ行かないとお昼ご飯は無理かなと思っていましたが、藤田川と駅との間に小綺麗な和食の料理屋が一軒ありまして、

 お昼を済ませてから、うっすらと安達太良山が見える喜久田駅に戻り、郡山行きの
  磐越西線に乗りました
  


   ローカル線 桜前線 後にせん   弁人



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