チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

新年度を迎え、新しい環境へ巣立つKAZU君

2015-04-02 11:05:32 | KAZU君
4月2日(木)

 土曜日の卒園式の後、月曜日と火曜日の二日間保育園で過ごしたKAZU君、月が変わって、いよいよ新年度に。
 入学式は8日水曜日とちょっと遅めですが、それまでの一週間は小学校に併設されている学童保育(明石では「放課後児童クラブ」と言っているようです)に通います。

 「明日からランドセルやな」と、前日の夜から意気込んで4月1日の朝を迎えました。

 マンションから見下ろす桜は
  まだ二~三分咲きです
  

 3月末の最後の数日、急に春らしい気温になったこともあって、あと数日で満開になりそうな気配。もしかしたら、入学式の日のころがいちばんきれいなのかもしれません。

  「さあ、学校、行くで」
  

 実は、私がKAZU君の所に来た10分ほど前、学童へ向かうのだろうと思われる数人の子どもたちが小学校のほうへ歩いて行く姿が目に入ったのですが、みんなデイバッグ姿で、ランドセルを背負っている子はいませんでした。
 KAZU君に「どうする?」と声をかけたのですが、「1日からランドセルだ」と楽しみにしてきたので予定変更はできません。

 通学路の坂道で、
  「写真撮るんやろ」
  


   花も児も二三分咲きなる通学路   弁人


 小学校は丘の下にあって、この坂道を上った後、急坂を下った所にあります。

 なんと、学校の桜は
  見事に咲いていました
  
  
 同じソメイヨシノなのに、木によって差があるもんで、ここの桜はかなりせっかちな性格なのかもしれません。これでは一週間後の入学式の頃は散ってしまっているのではと心配になります。

 さて、校舎が近づいてくるにつけて、KAZU君、さすがに初めての不安感が強くなってきたのか、
「ランドセルの子、誰もおらんな。どないしよう、おじいちゃん」
と、少し足どりが重くなってきました。
「だいじょうぶや、明日から違うのにしたかったら、新しいリュック買ってもらおうな」
となだめて教室へ。

 教室に入るやいなや、「ランドセルで来てしもうた。どないしよう」と言うと、先生から「かまへん、かまへん」と言われ、荷物置き場に置きました。

 ところで、KAZU君の保育園を卒園した19人は学区の区分けで三つの小学校に分かれたのですが、KAZU君の学校にはいちばん少ない3人しか入学しません。
 児童クラブは2クラスで、KAZU君は他の2人と別クラスになったので、教室の中に知っている子は一人もいないのです。
 ということで、うまく馴染めるかな、「明日はもう行かん」と言い出したらどうしようかと、ちょっと心配しながら夕方を待っていました。

 そして夕方。KAZU君の帰りを待っていると、

 帰って来ました。
  8人くらいの集団です。
  
 男の子は二人で、みな年上の女の子のようです。

  信号を渡って
  

 同じマンションに
  4人ほどいるみたいです
  

 児童クラブの保育時間は17時までで、地区別に分かれて集団で帰って来るのが基本です。でも、親が17時までに帰れない家庭もあるので18時半までの延長が可能です。ただ、その場合は大人が迎えに行くことになります。
 KAZU君の両親も忙しいので延長の手続きをしてあり、ゆくゆくは私なり親なりが18時半に迎えるという形になるのですが、まずは、友だちと定時に下校する形がいいかもしれないと、当面は17時過ぎに私がマンションで待っていることになりました。

  「おじいちゃん、ただいま!」
  

 階段でカメラを構えていた私に走り寄って来ての第一声は、なんと、「学童、おもしろかった」でした。

 ほっと一安心のことばを耳にして、一気に肩の荷が下りました。


   放たれし風船手許に戻りけり   弁人



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