チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

めったに見られない「車両と駅名」

2011-12-14 15:08:01 | 鉄道
12月14日(水)

 KAZU君だけでなく、鉄道の本を見ている子どもたちがみんな知っていて、一度は間近に見てみたいと憧れている新幹線の車両をご存知ですか。

  ドクターイエロー
  

 新幹線の「保線検測作業車」です。上り下りとも10日に一回くらいの運行で、その筋の方は運行時刻を予測しているらしいのですが、実際に出会うことはまずありません。

 年に10回近く新幹線で往復している中で、一度だけ黄色の車体とすれ違ったことがありました。まったく一瞬のことだったので気にも留めませんでしたが、新幹線を度々利用していると、やはり出会うこともあるもんですね。その機会が突然やってきました。

 9月の初めに明石に戻る時、新横浜駅のホームで「回送列車」という案内放送があって、東京方面に目をやると、遠くから来る列車がたしかに少し黄色っぽく見えたのですが、まさか「ドクターイエロー」とは思わずに売店のほうに気をとられていたのです。ところが、カメラを手にした数人の人がホームを走っているので振り返ると、ほんとうに「ドクターイエロー」が来ちゃったのです。咄嗟のことでキャリーバックからカメラが出せず、ケイタイで撮影した次第です。

 実はこの車輛、おもちゃ屋の「プラレール」の所に必ず置いてある大人気の新幹線ですが、実際に目にすることは難しく、もし写真を見せると「かークンも見に行く!」という声が聞こえてきそうなので、KAZU君にはまだ見せていないのです。

 ところで、話は数日前のことになります。車で買い物に出た時、山陽本線のガードをくぐる道に入ろうと信号待ちをしていた時に、突然黄色い列車が向かって来るのが目に入りました。
 たまたまカメラを持っていたので、後方の車の迷惑も顧みずハザードランプを点けながら信号を左折して撮影しました。

  JR西日本の保線作業車「キヤ141系」
  
 「ドクターウエスト」と呼ばれる列車で、こういう類の車両に出会うというのも、やはりめったにないことのようです。


   イエローに幸ひを期す師走かな   弁人


 さて、話題が変わって、

 この前、奈良の桜井からJRで天王寺へ向かった時、ちょっと珍しい駅名に出会いました。

  その名は「JR五位堂(じぇいあーるごいどう)」駅
  
 奈良県なので、歴史のあるお寺でもあるのかと思わせる名前ですが、どうも、この地を開いた大伴金村の末裔であった人が「五位堂」と呼ばれていて、それが地名となったようです。
 
 それはさておき、数百メートル離れた所に近鉄大阪線の「五位堂」駅があります。近鉄の駅は昭和の初めに開業した古い駅ですが、JRのほうは2004年開業の新しい駅で、そんな事情で駅名に「JR」という名称が付いているのでしょうか。

 ふつう、私鉄とJRの駅が近くにある場合、私の地元神奈川でも、「京急鎌田」「京急久里浜」というように、私鉄の駅のほうにその鉄道の名称が付いています。

  たとえば明石でも、JRは
  

  対して、山陽電鉄のほうは
  

 という具合です。ほかにも「山陽須磨」駅、「山陽姫路」駅などがあります。

  山陽電車の「山陽垂水」駅
  

 京浜急行の場合、「京急・・・」となるのはJRの駅と離れていて、「品川」や「横浜」のように駅舎が一緒になっていると、同じ駅名になっています。そう、奈良の桜井もJRと近鉄が同じ駅舎にありますが、両方とも駅名は「桜井」です。

  近鉄線の桜井駅
  

 ところが山陽電鉄では、たしかに「須磨」「魚住」「姫路」は駅が離れているのですが、「垂水」と「明石」は同じ駅舎にホームが並んでいるのに「山陽・・・」という名称になっています。

 それはいいとして、ちゃんと調べたわけではありませんが、私の知っている限り、頭に「JR」と冠している駅名が他に全く思い付かないということは、「JR五位堂」駅というのは、めったに出会えない珍しい名称なのかもしれません。

  10月に出雲へ行きましたが、JRの駅舎は
  

  一畑電鉄のほうは「電鉄出雲市駅」と
  

 両方ともに会社の名称が付いていると興味を持ったのですが、JRのホームの表示は、やはり単に「出雲市」となっていました。


 ところで、駅伝のスタートの最寄り駅は「出雲大社前」という名前なのだから、市役所に近い駅とはいえ、「出雲」駅・「電鉄出雲」駅というふうに「市」は付けなくてもいいのではないかと、よそ者が勝手な感想を持ったのですが、次回はそんな話題を記事にしたいと思っています。


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