チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

「皆既月食」にお付き合い

2011-12-11 22:37:31 | 身辺雑記
12月11日(日)

 昨夜の「皆既月食」、おかげさまで十分堪能することができました。

 秋から明石天文科学館の「シルバー天文大学」に出ていて、月食のお話もよく聞いていたものですから、もし天気が良かったらなんとしても観察しなければと思っていました。
 昨日は冬型の気圧配置の寒ーい一日になりました。こちらは関東地方と違って、冬型になると西よりの風が瀬戸内海から大阪湾を経て生駒葛城山系へ吹き上げるものですから、どうしても雲が多くなって、午後からは俄か雨も降るという一日になりました。

 月食の開始は21時半頃。20時頃にベランダに出ても上空は厚い雲ばかりで、「こりゃあかん」とあきらめかけていたのですが、21時を過ぎた頃には雲も薄くなって満月が雲の中を泳ぐように見え隠れしていました。

  いよいよ欠け始めました
 

  およそ10分後
 

  ちょっと気を許していたら
 

  冷え込んでいましたが、急いで眺望の良い所へ行きました
 

  23時を過ぎて「皆既月食」となりました
 

 月のすべてが地球の影に入るといっても、月の姿が消えるということではなく、なんとも幻想的な薄赤い色合いです。


   月や今淡き光の特等星   弁人


 実は、皆既月食の時の注目は「ほのかな色合いの月の姿だけではなく、突然輝きを増して来る星空と、運が良ければ見えるかもしれない双子座流星群の流れ星」という話を天文科学館の先生からお聞きしていたので、丘の上の平らな所に20分ほど仰向けになっていました。

 流れゆく雲もそんなに大きくなくて、月と木星の間の少し南だったでしょうか、スバルの星雲もかなりきれいに見ることができました。
 流れ星もいつ視界に入っても大丈夫なように、願いごとを口ずさみながら星空を見上げていましたが、残念ながら寒さに堪えかねて部屋に戻りました。


   月喰はれきらめく冬の星座かな   弁人


 それにしても、小型のデジカメで星空を撮影するのは難しいですね。オリオン座くらいは撮れるだろうかと何回もシャッターを切ったのですが何も写っていませんでした。肉眼のすばらしさを実感させられた次第です。

  部屋に戻ってホッとしていたら
 
 月食もほぼ終わって、満月に近い明るさに戻っていました。

 冷え込んでいる時にカメラ持って何回もベランダに出たり、坂道を登って行ったりしましたが、なにせ、冬の月は太陽と反対で天空の高い所に輝いているので、首が少々お疲れ気味になってしまいました。


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