チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

「春一番」の気配すらなく

2011-02-16 12:20:46 | 湘南・鎌倉・三浦ぶらり
2月16日(水)

 先週末の3連休から逗子に戻っています。ちょうど「寒の戻り」という感じで、三浦半島でもみぞれまじりの雨や雪が降ったりして、閉じこもりがちの日々になりました。

 折しも、関西でもかなりの降雪があったもようで、明石でも珍しく積雪を記録したそうです。KAZU君と離れて数日しか経っていませんが、雪の中、元気にしているかどうか心配になってしまいます。
 そう、明石では今年で三回目の冬を過ごしました。初めての冬に、一度民家の屋根がうっすらと白くなったことがありました。あとは何回か雪がちらついたこともありましたが、これぞ明石の雪景色という光景は目にしたことがなかったので、ちょっと残念な気分です。

 それはさておき、妻君が退職したのが昨年の春でした。給与所得者が春に退職した時は、1月から3月までの所得の年末調整が行われていないので、確定申告をすると税金が戻ってくるのです。そのためにわざわざ往復ン万円もかけて帰って来たわけではありませんが、税金を納め過ぎているのを放っておくわけにはいきませんので、二人で鎌倉の税務署に行きました。

 どんよりと曇って冷え込んだ日でしたが、税務署を出てすぐ向こうの路地に入って行くと、谷戸の小道に民家から梅の花の香りが漂ってきたりします。


    税務署をあとに梅の香さそひけり   弁人


 さて、佐助稲荷で台湾リスと戯れたあと、しばらく出向いていなかった銭洗い弁天へ足を延ばしました。
 急坂を登ってトンネルを抜けた、ほぼ四方を岩肌に囲まれた窪地のようなところにいくつもの小さなお社があります。

  岩肌からこんこんと湧き水が
  

  ほんのりと梅も咲き
  

  社殿の脇の洞窟に弁天様が
  

  お目当ての「銭洗い場」
  

 昔は五円玉だったような気がしますが、今は紙幣を洗う人もいるようです。とりあえず硬貨を数枚お清めしたものの、さてこの硬貨、元の小銭入れに放り込むわけにもいかず、どうしたものだろうと思案してしまいました。次にどこかでお参りする時のお賽銭にでもしましょうか。


    かじかむ手小銭清めし岩清水   弁人


 源氏山公園から北鎌倉駅へ下ろうと思っていたのですが、冷たい雨が落ちてきたので、急いでまたもと来た道に向かいました。我が家に戻ってしばらくすると、夕闇の中に雪が舞い始めていました。今年はいったいいつ「春一番」が吹くのでしょうか。
 花粉が飛び始めなくて幸いですが、寒さこたえますね。


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