チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

「桜」、逗子は開花も満開も東京より数日遅いはずなのに

2023-03-16 22:35:51 | 逗子風物
3月16日(木)

 「桜」といっても、標本木は「ソメイヨシノ」で、ヤマザクラなんかが咲き出してもあまり話題にはなりません。
 ということで、東京の標本木である靖国神社の「ソメイヨシノ」、今年は昨年より6日早い一昨日の14日に開花したそうです。

 ところで、私が勝手に標本木に決めている逗子の田越川脇の「ソメイヨシノ」、去年は東京より5日遅い25日に開花しました。

 今年も「そろそろかな」とは思ってはいたものの、桜が咲くと不思議に落ち着く「スギ花粉症」がまだ治まらないので、ちょっと油断していましたが、今日、駅前のお店に用があって外に出ると、

 近所の路地のお宅にある、少し早咲きの「マメザクラ」。
  見事に満開でした
  

 京急逗子葉山駅の踏切の脇の「ヤマザクラ」は
  もう、葉桜になりつつあります
  

 弥生三月に入って二週間余、あきれるほど暖かい日が続きましたから「さもありなん」ですが、これは「そろそろ」とか言っている場合ではありません。

 さっそく、私の標本木のもとへ。
  5~6輪、開いたところでした
  

 これは「開花宣言」していいでしょう。この二週間、逗子の気温も高かったんですね、まだ靖国神社の二日後ですから。

 「このぶんだと、田越川沿いより少し早めの逗葉高校下の坂道の桜はもっと開いているかもしれない」と、バスに乗って行くと、

  やはり、数輪どころではありません
  

 木によって個体差はありますが、
  一~二分咲きの桜も
  

 我々の世代にとって、「桜」は新しく出会う人を歓迎する花でしたが、今や離れて行く人を見送る惜別の花になったようです。「昭和も遠くなりにけり」ですか。


  出会いより別れが先と咲く桜  弁人


 「これは、お花見のプランも早く立てないと」と呟きながら、桜山公園へ下りて行くと、

 紫色っぽい濃いめの紅色とでもいうのでしょうか、
  満開の「寒緋桜」が
  

 花が下向きに垂れ下がっていて、その色合いから、一見、サクラとは思わなかったのですが、幹の模様や柄の先の花の付き方がサクラと同じなのです。
 昨年、立川の昭和記念公園に咲いていたので写真を撮って教えてもらったところ、やはりサクラで「寒緋桜」とのこと。「寒緋桜」といえば、沖縄で目にしていたはずだったのですが。

 その先に、ソメイヨシノ同様、これから
  きれいに咲きそうな「枝垂桜」
  

 公園から下の市街地に下り、横須賀線の線路脇を歩いて、

 これも、いつも気になっている早咲きの「ヤマザクラ」。
  満開でした
  


 このサクラはソメイヨシノよりせわしなく、咲き始めたかなと思った三日後には満開になり、それから一週間も経たないうちに全体が茶褐色の葉桜になってしまいます。
 どうも、明日から天気が下り坂のようですから、今日来ていなかったら、今年はこの桜の花に出会えなかったかもしれません。

 ここから我が家まで川沿いを歩きながら帰るのですが、水の流れる所は気温が少し低いのでしょうか、途中に並ぶソメイヨシノ、どの枝もまだつぼみのままでした。

 そこに、ふと目に鮮やかに入ってきたのは、
  ボケとウンナンオウバイ
  


   急ぐ帰途のんびりと咲く花もあり  弁人


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「立春」ですか。 散歩道の様子や如何に

2023-02-04 22:57:47 | 逗子風物
2月4日(土)

 節分も終わって、今日から机上の歳時記も「春の巻」に変わりましたが、正直なところ、「春到来」という実感が涌きません。
 年明けから穏やかな日が続いて、「今年は春が早い」と思っていたのに、先月下旬に大寒波がやって来た後、暖かくなったなと思える日があまりありませんでしたから。

 書斎の一輪挿しには、
  まだ水仙が元気です
  

 でも、「立春」ですからね、外の様子は如何なものかと散歩に出てみると

 東逗子駅の先の、とあるお宅にきれいに咲く臘梅がありまして。

 この時期、いつも楽しみにしているのですが、
  見事に満開でした
  

 そのすぐそばにある曹洞宗のお寺「海宝院」には、きれいに剪定された梅の花がありまして、覗いてみると、

 紅梅はまだつぼみでしたが、
  白梅、咲いていました
  

 さらに、田越川の上流のほうへ歩いて行くと、

 ここは咲き始めたところ。
  数輪、開いていました
  
  


   頬寄せて梅の香仄か逗子の路地  弁人


 年寄りが「さびぃ!」とぼやいていても、ちゃんと春の気配はやって来ているのです。

 とか思っていたら、急に眼がかゆくなってきてしまい、昨年処方された目薬、一本未開封のまま残っていたので、さっそく目を潤しました。


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逗子の散歩道-「水仙の季節」

2023-01-21 16:17:30 | 逗子風物
1月21日(土)

 「今年の1月は気温高めだな」と思っていましたが、さすがに寒のうち、この一週間は冬らしい寒々とした日々が続きました。暦の上の「大寒」は昨日で、週明けには記録的な凄まじい寒波がやって来るとか。
 花粉症対策で耳鼻科へ行くの、どうやら2月に入ってからでよさそうです。

 ということで、今のうちにせっせと散歩に出ておかなくてはと、襟を立てて外に出るわけですが、この時期、水仙の花があちこちに。

 京急逗子葉山駅南口近く、仲町橋前の
  逗子教会の花壇
  

  八重のニホンスイセンも
  

 この時期、城ヶ島の「水仙まつり」とか、久里浜・野比「北下浦水仙ロード」とか、三浦半島にも水仙の名所があって気になりますが、ラッパスイセンや黄房スイセンならともかく、はかなげで可憐なニホンスイセンの花は、群生しているよりも散歩道の脇に数株が何気なく花を咲かせているほうが似合っている感じもします。

 「切り花にして、それも一輪挿しに一、二本というのがいい感じかな」と思っているところに、

 これもお似合い
  お地蔵さまの仏花に
  

 ところで、アオサギやコサギ。鴨などが羽を休めている
  田越川
 
  

  その水辺に数輪
  

 水仙は種子ではなく球根で増えるはずなのですが、人の下りるのが難しい水辺にいったいどうやって育ったのでしょう。誰かが球根を落としたのか、どこからか転がって来たのか、鳥なんかが運んで来たのか、とにかくここで咲いている生命力に感心します。


   水鳥を眺めて静か野水仙   弁人


 実は、このニホンスイセン。散歩に出ずとも、
  我が家にも咲いております
  

  八重咲きも数輪
  

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ようやく復旧。「逗子グリーンヒルの歩行者専用の坂道」

2023-01-16 14:24:34 | 逗子風物
1月16日(月)

 熱海の伊豆山で大規模な土砂崩れがあったのは、一年半前の2021年7月3日でしたが、実はその日、逗子でも大きな土砂崩れがありまして、私がよく散歩で歩いていた道も一部埋まってしまい、ずっと閉鎖されたままで、その状況は2021年9月26日の記事に載せてあります。

 まあ、散歩で歩いていただけの私なんぞは論外ですが、グリーンヒル住宅地の住民にとっては、徒歩で町に下りるのがかなり不便に違いないと同情していました。
 とはいえ、交通インフラの面で言えば、横浜横須賀道路の逗子インターの取付け道路が塞がれ、湘南海岸や葉山へ向かうのに便利な逗葉新道との接続も絶たれて、そっちの影響のほうがはるかに大きかったのでしょう、車のほうは三ヶ月後に暫定的に通れるようになって、その後も大がかりな斜面の工事が続いていました。

 ということで、この坂道には散歩の足も遠退いていたわけですが、三日ほど前、車で逗子インターへ入った時に、閉鎖されていた歩道橋に歩行者の姿が見えたような気がしました。

  ちょうど、この辺り
  
  (写真は開通後で、昨日歩道橋の上から)

 「工事、終わったのかな」と期待して、昨日、グリーンヒルへ行くバスに乗って、車窓から県道への下り口の階段を覗き込むと、「行き止まり」の看板がなくなっているようだったので、そのまま坂の上の住宅地まで行ってみました。

 歩道橋の工事がまだ一部残っているようですが、
  開通していました
  

  整備された斜面と歩道橋
  

 土砂崩れの起点の丘と、コンクリートの補強には
  太い水抜き管が
  

 犬の散歩で上って来る方に「ここ、いつから通れるようになったのですか」と聞くと、「去年の暮れ、年末だったかな」とのことでした。

 さて、右にヘアピンして被害の少なかったほうへ下ると、
  桜の古木、健在です
  

 もう一本の桜の木の下で左にヘアピンすると、
  自動車道を跨ぐ歩道橋
  

 歩道橋を渡って振り返ると、下りて来た斜面の
  全体が見渡せました
  

 以前の、雑草の生い茂る中に野の花が咲いていたりする小径から、コンクリートで固められた光景に変わってしまいましたが、こればかりは仕方ありません。

 この歩道橋の先は、車専用車線を越えた丘なので土砂は来ていません。

 雑草が刈り取られ、ややさっぱりした感じですが、
  以前のままの小径
  

 ヤツデの花が咲いていますが、この花に会うのは
  二年ぶりですか
  


   仏にや知らぬ風情の花八つ手  弁人


 県道に下りて、いつもの田越川の上流沿いの道に入ると、年明けから穏やかな天気の日が続いたせいか、

 ほころぶ臘梅。
  まさに「春近し」
  


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「コロナ第7波」と「猛暑」で、ダルマさん状態の中

2022-08-11 10:46:07 | 逗子風物
8月11日(金)

 8月に入って、三日間ほど涼しい日がありましたが、今年の夏の暑さ、覚悟はしていたものの、やはり半端ありませんな。

 それに加えて「オミクロン株BA.5」とかによるコロナの第7波の襲来。逗子市の感染者数もこのひと月余りの間はウナギのぼり。感染者総数も6000人を越え、人口の10パーセントを優に上回ってしまいました。

 まったく、糖尿病で通院している70過ぎのジイさんには手も足も出ない状況です。

 スマホに入っている「COCOA」のアプリからは、毎日のように「陽性者との接触は確認されませんでした」という通知が来ますが、当たり前ですよ。昼間は甲子園、夜はカープのナイターと、一日中エアコンの効いた室内で、テレビを前にしてごろごろしているだけなのですから。

 と、愚痴をこぼしていても身体は衰えるばかり。暑さで気が向かない中でしたが、仕方ないですね。カメラを手に外に出てみました。

 東逗子の先、いつもの道を歩いていると、

 足もと、側溝の上に
  栗の実が落ちていました
  

 見上げると、頭上に栗の木があって、そういえば、初夏には白い花を咲かせていましたが、
  今は、青い実がいくつも
  

 「そうなんだ、これ、栗の木なんだ」と、少々気分良くなったのには訳がありまして。

 実は、5月の末に、横横道路逗子インター入口近くを歩いている時に、この木と同様の
  白い花に目を留めまして
  

 新緑の頃は、草花もいいのですが、木の葉の上に咲く白い花も清々しく見えて好きなのです。でも、植物には疎いものですから、「これは何の木だろう」と思って調べても、判明することは少なく、そのままわからずに終わってしまうことが多いのです。

 「そうか、あれも栗の木だったんだ」と、上の写真の所まで行くことに。

 「おお、」たしかに、
  栗の実がなっている
  

 毬(イガ)の色がまだ青々としていて、とても「秋を感じる」という状態ではありませんが、もう立秋を迎えていますからね、ちょっとうれしくなりますね。

 「さて、帰ろう」と、田越川沿いへ入ると、
  見事なヒマワリ
  

 「やっぱりまだ夏だ。暑い!」と思わされ、汗を拭き拭き、紅いサルスベリの花には目を向けないようにして歩いていると、

 足もとに、葉が朱に色づいた
  ショウジョウソウ
  

 調べると、「花期は7~10月」と言いますから、葉の色づきも小さな白い花も夏のものなのかもしれませんが、初めて目にしてカメラに納めたのが一昨年の秋だったので、私の中では秋の風物。心なしか「秋」を感じて帰って来ました。


   秋立つや地蔵菩薩の眼の細き  弁人


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郵便ポストといえば・・・

2022-07-27 15:35:40 | 逗子風物
7月27日(水)

 今年は猛暑到来があんまり早かったので、なかなか眼を覚まさなかった蝉。その鳴き声がようやく聞こえてくるようになりました。

 そんな蝉の声に誘われて、早朝、
  葉山海岸を散歩
  

 バス通りを歩いていると、元町のコーヒー屋さんの前に郵便ポストがありましたが、
 
 いかにもミニサイズで、
  なんともかわいい
  

 この寸詰まりの小さなポスト、葉山には多いんです。

 真名瀬漁港の
  駐車場前にも
  

 海岸を歩いたりバス通りに戻ったりしながら、御用邸の前まで行くと、

 長者ヶ崎・秋谷方面のバス停の前にも
  ミニサイズのポスト
  

 郵便ポスト。本局の前なんかには、投函口が二つあるしっかりとしたものが立っていますが、
 下の写真は京急逗子葉山駅脇の踏切前。

 これぐらいのサイズが
  ふつうじゃないでしょうか
  

 「まあ、ポストにもいろいろな大きさ、規格のものがあるんだろう」と思いながら、コロナ禍になってからのこの二~三年、ずいぶん近隣を歩いていますが、上のミニサイズのポスト、逗子では小坪で一基見ただけで、鎌倉で目にしたことはまだありません。
 ところが、葉山には他にも、イトーピア終点のバス停とか木古場へ向かう道とか、けっこう立っていて、車で通る時なんかも「あ、ここにも」と目を向けてしまうことが時々あります。

 ところで、我が家にある
  郵便ポストの貯金箱
  

 丸型は旧式ですから、テレビの「ローカル線の旅」なんかで、地方の駅の前に立っていたりしますが、今はもう、都会で見かけることはほとんどありません。
 貯金箱は角型より円筒型ということもあるのかもしれませんが、丸型になっている理由、たぶんそれだけじゃないでしょうね。
 やっぱり、あまり見なくなっても、「郵便ポストは丸型」という郷愁にも裏打ちされた潜在意識があるんじゃないでしょうか。

 この丸型ポスト(郵便差出箱丸型一号というそうですが)、実は、我が家のすぐ近くにあるのです。

 逗子駅から東逗子駅へ向かう水道道の
  魚友さんの前
  

 我が家からは逗子駅寄りではないので、電車で出かける時についでに投函するということはないのですが、距離的にはいちばん近いポストなのです。

 もう一基、前から知っていた丸型ポストが、東逗子の先の県道、バス停「火の見下」の手前の
  沼間交番の前に
  

 長いことずっと、「東京にはもう数本しか残っていないとかいう丸型ポストが逗子には2つある」と思っていたのですが、ここ二年の間にさらに二本見つけてしまいました。逗子市内をほとんど隅々まで歩き回った末、あとは出会っていませんので、たぶんこれで全部でしょう。つまり、「逗子にある丸型ポストは全部で4本」ということでよさそうなのです。

  その1本
  
 田越川上流、沼間の東の隅のほう、古刹「法勝寺」の先です。二年前の初夏、ミズキの花をカメラにと歩いていた時に気がつきました。

 もう一本は意外な場所に。池子アザリエ団地の
  「第一集会所」のそばに
  

 前の3本は、田浦・船越に抜ける旧道や横須賀に水を送る水道道沿いということで、旧式・旧型がなんとなくしっくり来るのですが、はて、5~60年前に造成されたこの新興団地の真っ只中に、なぜ旧式のポストがあるのか、ちょっと不思議な感じがします。
 ということで、ネットで調べたところ、箱型のポストが登場したのは1970年、団地の完成が1967年ということで、おそらく、団地の中心部に設置したポストが置き換えられずにそのまま残っているのだと思います。


  旧友(とも)憶ひ暑中見舞ひ投函す  弁人


 ちなみに、旧式の丸型のポスト。鎌倉は古いものを大事にする歴史の町だけあって、けっこう残っています。八幡様の手前。大仏様の横。極楽寺駅。小町大路。建長寺踏切近く。小坂郵便局。鎌倉山バス道。頭に浮かぶだけでこれだけありますから、もう数本くらいはあるのかもしれません。
 葉山も逗子同様、鎌倉に近いということもあるのか、何ヶ所かで目にします。今のところ把握しているのは5本ほどですが、もう少し散歩を続けて、「このくらいでいいだろう」と思う時があれば、ブログに載せるかもしれません。


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関東は「梅雨入り」とか。-散歩道の花-

2022-06-08 13:33:26 | 逗子風物
6月8日(水)

 今年は、桜もそんなに早くなかったし、ここまでは気温が少し低めのような感じがします。
 一方、テレビなどでは、梅雨が明けると猛暑になって、電力がどうのこうのとか言っていますが、はたしてどうなるのでしょうかね。

 この時期の花といえば「紫陽花」ですが、我が家の紫陽花も、昨年より
  少し遅いような感じ
  

 そろそろつぼみが弾けてきてもよさそうなアガパンサスも
  まだこんな感じ
  

 昨日、いつもの川っぷちを歩いていると、対岸に
  タチアオイが咲いていました
  

 「タチアオイ」。明石にいる時は、なんとなく7月ごろの花と思っていましたが、アガパンサスより早く、紫陽花と同じころに咲きますね。

 川を渡る橋の近くに、
  八重の紅い花
  

 田越川から運動公園へ向かい、公園を散策していると、足元に小さな雑草の花
  ユウゲショウ
  

 カメラ片手に歩いていると、きれいな花もいいのですが、足元の道端なんかになにげなく咲いている可憐な花に思わず惹かれてしまうことがあります。
 ところが、「ハルジオン」や「ヒメジョオン」もそうですが、こういう野草はけっこう逞しい上に、「特定外来種」に指定されたりしていることがままあって、やはり、この「アカバナユウゲショウ」もその仲間なのでした。
 とはいえ、今では日本の風土の中にすっかり溶け込み、季節感を添えていることもたしかで、むげに駆除というわけにもいかないのでしょう。

 運動公園を出たあと、一駅電車に乗って帰ろうかと、京急の神武寺駅へ歩いて行くと、駅の前の信号の脇に

  お地蔵様がご鎮座
  

 頭を下げてから路地に入ると、すぐ先の駐車場にもタチアオイの花が何本も立っています。

  いちばん奥のほうの花
  

 ところで、これは昨日の写真ではありませんが、付録に、タチアオイをもう一枚。

 三日前の日曜日。東逗子の先、横須賀線の線路を越える沼間の
  踏切りの脇でした
  


   杜鵑の声掻き消して電車去る  弁人


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「なんともせっかちな桜」-咲き始めると一気-

2022-03-28 18:45:27 | 逗子風物
3月28日(月)

 私が勝手に「逗子のサクラの開花」を宣言したのが25日の金曜日でした。

 そして今日は月曜日。定期通院の日でクリニックへ向かったところ、逗子延命寺の墓地の脇の「ソメイヨシノ」。

 宣言から三日しか経っていないのに、もう
  満開間近かですよ。
  
  

 この桜、前の記事でちょっと触れましたが、他の桜より開花が二~三日遅いような気がして、私的な標本木に選ばなかったのですが、来年はこの枝を標本木にしましょうかね。


   花愛づも束の間あとは散るばかり  弁人


 クリニックからの帰り道もこの「ソメイヨシノ」の下を通ったのですが、このすぐ近くのお宅の庭に、数日前にはもう満開になっていた桜がありまして、枝ぶりや葉が見えているところが「ヤマザクラ」に見えますが。

  今日はこんな具合でした
  

  花びらが小さくかわいい
  

 どうも「マメザクラ(フジザクラ)」みたいで、中の紅色もなかなかですが、これは今元気に咲いている花で、散り加減の花は清楚な色になっています。「マメザクラ」は「ヤマザクラ」の一種だったのでしょうか。

 ところで、「ヤマザクラ」といえば、開花を宣言した私の標本木のちょっと先、仲町橋の脇の一本もなかなかの風情で、

  25日はこんな感じでした
  


 そして、もう一本。

 東逗子駅手前の線路脇のお宅に咲く「ヤマザクラ」。例年、「ソメイヨシノ」より一週間くらい早く咲き、これもあっと言う間に葉桜になってしまうので気になっていたのですが、今年は開花が遅くて、

 去年満開だった3月20日。
  まるで冬木立
  

 でも、よく見ると、
  つぼみの先は膨らんでいる
  

 三日後の23日。花と一緒に出る葉も茶褐色なので全体的に色が濃くなってきているのですが、
  「まだだなぁ」
  

 翌々日の25日でした。「おっ、咲いている」
  ところどころに白い花が
  
  

 「それにしても、今年は遅かったなぁ」と思いながらもひとまず安堵。
 それもそのはず、去年のアルバムを見ると、24日の写真、もう花びらは全部落ちて、わずかに赤味がかった花芯と茶褐色の葉で秋の紅葉を見ているかのような風情でしたから。

 そして、昨日の27日。
  「これぞ満開」の景
  

 こんなに見事なのに、まもなく散り始め、一週間も経たないうちに茶褐色の普通の木になってしまいます。


   出会うも一時せっかちなる桜かな  弁人


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勝手に選んだ標本木で、逗子の桜の「開花宣言」

2022-03-25 21:25:26 | 逗子風物
3月25日(金)

 東京の桜の開花宣言、20日の日曜日でしたっけ。逗子は湘南の相模湾沿いで気候温暖ですが、都心のヒートアイランド現象には勝てず、いつも靖国神社の開花より一週間くらい遅い感じがしています。

 今年はひとつ、近隣の桜の中から標本木を決めて、勝手に逗子のソメイヨシノの「開花宣言」をしてみようかということで、まずはその標本木の選定に。
 手っとり早いのは、家にいちばん近い田越川の土手に咲くソメイヨシノなのですが、例年、見頃がイトーピア住宅へ向かう坂道の桜並木より数日ほど遅いような気がします。延命寺の墓地脇の桜もきれいなのですが、同様に遅めだったような。
 とか考えながら、ご近所のつぼみばかりの木の枝を眺めながら、10日ほど前、京急逗子葉山駅の裏の田越川沿いの一本に決めました。

 そのソメイヨシノ、本日25日開花しました。東京より5日遅く、ここに晴れて「開花宣言」。
  どうでしょう、数輪は咲いています
  

 この木に決めたのは3月16日。まだ薄緑のつぼみばかりでしたが、選定した記念に
  さっそく一枚
  

 その後、真冬のような寒い日を経て4日後の20日。ちょうど靖国神社の標本木の開花が発表された日でしたが、

 つぼみの先端が
  少し赤みを帯びてきたか
  

 翌21日の春分の日。たった24時間なのに一気に膨らんで、
  もうすぐ開きそうな感じ
  

 22日は季節外れの超低温で、少しブレーキがかかるのかと思いきや、

 悪天候から回復の23日。まだ肌寒さが残っていましたが、つぼみの先端が
  花びらの白っぽい色に
  

 わずか一~二輪ですが、丸く白くなって
  開き加減の花も
    

 こうなると目が離せません。

 昨日の24日。確かに白く咲き始めているのですが、まだちゃんと
  開いているようには見えない
  

 おっと、こっちに咲いていました。でも二輪。
  宣言は明日にしましょう
  

 そして今日。上の最初の写真同様に、
  数厘以上。もういいでしょう
  


   川面にも春の光の流れたり  弁人


 さてさて、ここにめでたく逗子に桜の「開花宣言」ができまして、それはけっこうなことなのですが、この標本木なるソメイヨシノに気を取られて、この時期、いつもなら気になる所にまだ行ってませんでした。
 そこで、逗子駅からイトーピア行きのバスに乗って逗葉高校前の坂道に向かうと、

 おやまあ、ここは「開花宣言」どころじゃありませんでした。もう全体にピンク色がかって、一見すると、ほとんどのつぼみが
  開いているんじゃないかと
  

 左の木の下に行って、近くから見ると、やはり、
  「咲き始め」の段階でしたが、
  

 いずれにしても、私の標本木より早めです。そして、さらに数十メートル坂を下ると、日当たりが良いのでしょうか、
  一~二分咲きに見えました
  

 「ここの桜を標本木にすればよかったのかな」と、ちょっと複雑な思いを抱えて道路右脇の桜山中央公園に下りて帰って来ました。


   岡の上ついうっかりの春景色  弁人


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弥生三月の逗子界隈~桜咲く前の花散歩~

2022-03-19 16:22:43 | 逗子風物
3月19日(土)

 連日の20度越えの陽気から昨日18日の金曜日は真冬のような寒さに一変。今日もストーブのランプが点いているという、本当に極端な気温の変化ですが、「いかにも弥生三月らしいじゃないか」と言ってしまえばそれまでですがね、少々面食らいます。

 一時は「一気にサクラ開花か」と思われましたが、これで一息つくのか、はたまた明日・明後日あたりのニュースになるのか、まあ、そんなに慌てなくても、都心とか早い所では、あと10日も経てば、きっと満開になっているんでしょう。

 そんな中、数日前の信じられない陽気の中、ソメイヨシノのつぼみの膨らみ具合はいかにと何回か散歩に出てみましたが、まだブログに載せるほどではなく、その観察録は後日ということにしまして、
 路地を歩いていると、やはり、急かされている花があるのも確かなようで、

 ハクモクレン。開花?いや、
  ちゃんと咲いちゃっています
  
  

 次は横須賀線の線路脇ですが、陽光を浴びて、
  気持ち良さそうなムスカリ
  

 そして、わたくし的には初夏の花なのですがね。
  シャクナゲ
  

 とはいっても、多少の気温の乱高下なんかに惑わされない花たちもいろいろ。梅はさすがに散り加減で見頃を過ぎましたが、早春の花がまだまだ健在です。

 これはこれは立派な大きさ
  キブサスイセンでしょうか
  

 でも、スイセンはやはり
  「白」が清楚で可憐
  

 黄色の花といえば、鮮やかなミモザや、そろそろ咲き始めるレンギョウも好きなのですが、代表はやはり、
  年明けから咲く菜の花か
  

 あまり見たことのなかった紅白まだらのツバキ
  「複色椿」とか
  

  これはギョリュウバイかな
  

 最後に、梅にちょっと似ていて、「ボケ」と読んじゃうのがちょっとかわいそうな木瓜。色は赤というイメージがあるのですが、
  朱色の花はまた格別の趣
  


   路地裏に陽光射して春なかば  弁人


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