チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

にわかに春めいて、まさに「弥生三月」

2022-03-11 14:17:13 | 逗子風物
3月11日(金)

 3月に入って、急に暖かくなった感じですが、そう感じるのも、今年の1、2月が例年以上に寒かったせいかもしれません。
 気象庁のデータを見ると、ここ数年では、2018年の1、2月が気温低めだったものの、今年はそれよりも低くて、年々早まっていた桜の開花が「いつも(?)に近く」に少し戻ってくれそうな気配。

 私、三回目のワクチン摂取が2月の天皇誕生日の頃でしたから、もう二週間以上は経っているのですが、暖かくなったぶん、スギ花粉の飛散も増えて、外へ出る気力が少々萎えていました。でも、「三浦海岸の河津桜が満開」とかいう話題が入ってきたりすると、やはり、気分がそわそわして、いよいよ今年も、いつもの「せわしない春」というのがやって来た感じです。

 その河津桜、逗子にも咲いていまして、

  住宅街のお庭
  

  運動公園の前
  

 もう一つの早咲きのサクラ「玉縄桜」はというと、今週のアタマ、7日の月曜日に買い物で大船へ行ったのですが、

  まだ二~三分咲きでした
  

 例年、「玉縄桜」より「河津桜」のほうが一週間から十日ほど早いので、こんなものでしょうか。来週あたりに満開になるのかもしれません。

 ところで、2月までの気温が低かったぶん、梅の花はまだまだ健在で、

 ご近所のお宅の
  白梅と紅梅
  

  八重の紅梅
  

 新聞には、田浦梅林の梅、この週末にやっと見頃を迎えるとかいう記事がありました。

 梅の花は散り急がず、忙しなくないところが良いのですが、それでもサクラの開花が待ち遠しくなってしまう日本人。やはり、サクラは「春の陽気と明るさ」を象徴しているのでしょう。

 そういえば、東逗子手前の線路脇のお宅にあるヤマザクラ。ソメイヨシノより一週間以上早く、昨年は3月半ばに満開を迎えていました。

 実は昨日、あのヤマザクラは如何なものかと、木がよく見える踏切へ行きましたが、
  咲く気配、全くなし
  

  つぼみも小さいまま
  

 いつ咲くのでしょうか、テレビでは天気予報士の「天達(アマタツ)」さんが靖国神社の標本木のつぼみの写真を毎日映して、「開花はいつか、いつか」と急かすかのように伝えていますが、このヤマザクラ、ソメイヨシノより早く咲くと思いながら目の前に立つと、いったいいつ咲くのか、気になってしまいます。
 「明日以降も何回か見に来なければ」と思いながら、田越川沿いの道に来ると、ここにも固いつぼみのままのソメイヨシノが並んでいますが、

 このソメイヨシノのつぼみ
  先ほどのヤマザクラより大きい
  

 2月までの低温でヤマザクラの開花が遅れている時に、急に気温が上がってソメイヨシノの開花がそんなに遅くならないとすれば、例年と違って同じ頃に咲くかもしれません。
 ここは一つ、逗子のソメイヨシノの標本木、どれか一本自分で勝手に決めて、毎日観察することにしましょうか。


   枝先の蕾明るむ弥生かな  弁人


 さてと、どこの木のどの枝が良いか、これから偵察の散歩に出ることにしましょうか。


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「春の兆し」-逗子の散歩道

2022-01-11 12:41:46 | 逗子風物
1月11日(火)

 今日は低気圧と前線の通過で、朝方から時雨模様の天気になっていて、そのぶん昼間の気温が上がりそうにありません。

 さて、2022年の年明け、先週の木曜にたいそうな雪に見舞われた以外は冬の陽が射し込んでいましたが、気温は例年より低い感じがします。
 それに、オミクロン株による「第6波」なるものの兆候でしょう、しばらく出ていなかった逗子市内の新規感染者数もここに来て何人か増え、市内の累計感染者数、ゆうに100人に1人を上回る700人を超えてしまいました。

 そんなこんな、つい外に出るのが億劫になって、家の中での屈伸やストレッチをして済ませていましたが、「これではいけない」と、一昨日と昨日、襟を立てて外に出てみました。

 昨日の成人の日は雲が多かったので、海のほうへは行かず沼間方面へ。

 ところで、東逗子のさらに東の散歩道には、臘梅の花に出会う所が二ヶ所あります。とはいえ、なにしろ寒さ厳しき今年の年明けですから、そんなことは気にもかけず歩いていたのですが、いつもの散歩道なので、その前を通ることに。

 花や木は暦を持っているんでしょうね、ちゃんと、
  一、二輪開いています
  
  

 もう一ヶ所は日当たりがいいので、
  数輪以上
  


   一輪の臘梅の香に大気酔ひ  弁人


 なんか、肌で感じる外気温には関係ない温もりというか、「春」が身体の中から香ってくるような感じで、また数日後、そのまた数日後が楽しみに。ありがたいことに、外に出る活力が湧いてきます。

 帰路、線路沿い・川沿いを歩いて来ると、

  水辺にアオサギ
  

 背を丸めているのは寒さのせいかもしれませんが、この種の鳥はリラックスしている時もこういう姿勢ですからゆっくりしているのかもしれません。くちばしを胸のほうに落としていればなおさらです。

 水の流れのすぐ向こうに
  コサギと川鵜も
  

 川鵜のほうへ一尾の鯉と
  手前にはカモが
  

 水はまだまだ冷たいのでしょうが、平穏、平和そのものです。見ていて飽きることなく寒さを忘れます。


  水鳥の優しき眼には枯すすき  弁人



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逗子の秘境?「久木大池」の紅葉

2021-12-16 15:28:38 | 逗子風物
12月16日(木)

 逗子鎌倉ハイランドの住宅地と池子の森の挟まれた谷あいにひっそりと佇むのが「久木大池」。

 駅から歩いても20分ほどですが、逗子にも
  こんな秘境が存在します
  

 土・日・休日だけ開放されている池子の自然公園。公園の出入りは神武寺側と久木側の二ヶ所になりますが、時々逗子駅からバスでハイランドへ行き、谷の下の久木大池に下りて、池の畔から久木中学の前を通って公園に入ることがあります。
 12日の日曜日もそのルートを歩いて、自然公園から神武寺側へ抜けたのですが、ひと月前はわずかに「秋色濃き」という雰囲気だった池が一変。見事な紅葉に彩られていました。ただ、この日はカメラではなくスマホで二・三枚撮っただけでしたので、今日、もう一度久木大池へ。

 バスを降りて
  坂道を下りて行くと
  

  この紅葉は特に鮮やか
  

 池の畔に近づくと、
  冬の陽に照り輝いて
    

 谷あいなので風も穏やか。
  水面に映る紅色
  

 クリスマスまで一週間ちょっと。今年ももう僅かなんですけどね、そんなことは
  どうでもよくなりますね
  


   年の瀬を忘るる光池に木に  弁人


 平日は池子自然公園に入れないので、聖和学院の前から逗子駅裏へ抜けるトンネルを通って帰って来ました。


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夏から冬へ一足飛び?~束の間の秋探し~

2021-10-20 17:18:19 | 逗子風物
10月20日(水)

 10月の前半、湘南三浦でも夏日が10日以上続きましたが、異常な高温は全国的だったようで、10日の出雲駅伝なんか、なんと30度の日射しの中でのレースでした。
 それが、三日前の日曜日から急激に気温が下がって、なんともまあ寒いこと、数日前まで半袖のTシャツで過ごしていたのに、慌ててセーターを取り出す始末に。

 世の中、新型コロナに異常気象。いったい、孫たちの世代がどんな地球環境の中で生きて行くのかと思いやると、先輩世代の一員として申し訳なく思うとともに、何とも言えない無力感に襲われてしまいます。

 グレタ・トゥーンベリさんの怒りの顔が浮かんできます。

 総選挙、地球環境のことを心底から心配し、憂え、真剣に取り組む人を選ばなければいけませんな。

 それはさておき、今朝も「いったい、秋は何処に」と首をすぼめながら布団から出たんですがね、テレビのスイッチを入れると、「今日は天気は良いものの、木枯らし1号が吹くかもしれない」とのアナウンスが。「風が冷たいんじゃ、散歩どうしようかな」という気分でしたが、窓を開けて見上げると、抜けるような青空が広がっていて風も穏やか。
 それではと、朝食後、「富士山がきれいかもしれない」と期待して葉桜住宅の景色のいい所へ行ってみると、

 ちょっと遅かったか、白い雲が湧き出て、
  隠れる寸前でした
  


   秋めくはひと時にして冬支度  弁人


 冠雪した富士に秋の深まりを感じながら、歩いていると、

 冬の風物の蜜柑、
  まだ色づいていませんよ
  

 夏から秋の花の「ルリマツリ」も
  まだ咲いているし
  

 「何が木枯らし、やっぱり、まだ秋でしょ!」という気分で歩いていると、

 谷の向こうに、かつて勤めていた
  懐かしい学校の体育館
  

 「あっちまで行くか」と歩いて行くと、

 更地になっている宅地に「コキア」
  秋の彩り一歩手前
  

 木枯らしが吹いたりしたら、色づく前に葉が落ちてしまいそうな桜の木。
  「ソメイヨシノ?」
  

 おっと、「秋の桜」ですか
  「コスモス」
  

 岡から下りて、東逗子のお寺「海宝院」を覗くと、

 これも夏から秋に咲く
  「ガウラ」
  

 そして、田越川沿いや横須賀線の線路脇では、現代の日本の秋を代表する風景?

 「セイタカアワダチソウ」と
  「ススキ」のせめぎ合い
  

 いわゆる侵略的外来種の「セイタカアワダチソウ」。根から周囲の植物の成長を抑制する化学物質を出すので、一時期「ススキ」が衰退しちゃったのですが、その化学物質が自らの成長も抑える結果になって、最近では「ススキ」が盛り返してきたそうです。
 仲良さそうに見えて、土の中では大変なせめぎ合いになっているもようです。


   生死賭けさらりとかわす秋の風  弁人


 明石にいる時、山陽電車の線路近くにある、いちめん真っ黄色の「セイタカアワダチソウ」の群落をいくつも見ましたが、今はどうなっているのか、「ススキ」の季節にこの花を見ると今でも目に浮かんできます。


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復旧ほど遠き?-「グリーンヒル住宅の散歩道」

2021-09-26 17:44:49 | 逗子風物
9月26日(日)

 熱海伊豆山の土石流。あのおぞましい映像を目にしたのは7月の3日でした。
 実はその日、逗子でもかなり大がかりな土砂崩れがありまして、場所は横横道路逗子インターの本線への取付け道路で、逗葉新道の入り口から料金所へ向かう所でした。

 あれから3ヶ月近く、今でも逗子インターは全面閉鎖が続いていて、

 インター入り口(逗葉新道)へ入る手前の県道(バス道)には
  その案内が
  

 このことは重々承知していたのに、7月の半ばに一度、車で買物に出た帰りに、ついうっかり佐原インターから横横道路に入ってしまい、横須賀インターで下りるのが悔しくて朝比奈経由の遠回りで帰宅したことがありました。

 それはさておき、上の写真は「グリーンヒル住宅地入り口」のある沼間坂上から西へ下った所ですが、もう少し先に、左上の岡へ上る階段がありまして、

  ここも「通行止め」
  

 階段を上って行くと、インター取付け道路をまたぐ歩道橋があって、その先のジグザグの坂道の上がグリーンヒル住宅地という具合で、私にとってはお馴染みの散歩道です。
 とはいっても、上るのは気合いの入っている時で、だいたいはバスで上がって下りて来るパターンなのですが。

 さて、復旧工事はどうなっているんだろうと思っても、ここは通行止め。バス道を上って岡の上の住宅地から覗くしかありません。

 住宅地のほぼ北西の角。下の県道へ下りる道の入り口ですが、
  もちろん封鎖
  

 説明板にいろいろ書いてありましたが、復旧予定については
  まだ記載がありません
  

 左上に、被害の大きさをもの語る発生後の
  上空からの写真
  

 左下が県道(一般道)で、その上の歩道橋がくっきり。斜面左の縦に走っている道らしき線は覚えがないので、復旧用の通路なのかもしれません。ということは、歩道橋から住宅地へ上る坂道はかなりの部分、全く原型を残していないひどいありさま。

 それでは今はどんな感じかと、金網の上から様子を伺うと、

 下り坂に入ったすぐ左上に公園がありますが、その先の住宅の北斜面が
  大きく崩れています
  

 歩道橋まで道を通すには、まだまだ
  時間がかかりそう
  

 「国破れて山河有り」と杜甫は詠みましたが、

   山崩れ跡形もなし秋の風  弁人


 「また見に行こうかな」と気になっていたところ、フェイスブック上に、県会議員の近藤大輔さんの現状視察の報告がありました。
 それによると、インターは近々開通するそうで、それはひと安心ですが、歩道のほうの復旧にはまだまだ時間がかかるとか、この斜面をまたぶらぶらするのは来年の夏以降になってしまうようです。
 もっとも、おそらく復旧工事では斜面をコンクリートで頑丈にするのでしょうから、横須賀線の走る姿を眺めるくらいで、道端の草花を愛でるという具合にはならないかもしれませんね。


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一気に秋めく中、散歩中に出会った「花」と、そして・・

2021-09-06 16:20:45 | 逗子風物
9月6日(月)

 8月末の残暑がうそのような涼しい秋。ここは、巣籠もりでなまった身体を少しでも取り戻そうとお散歩に。

 そこで、気になっていた所へ。我が家から駅裏の山の根方面へ行く時に渡る歩行者専用の横須賀線の踏切。
 実は、8月20日に廃止され、通行止めになってしまったのです。

  無情なフェンス
  

 逗子から横須賀方面、本線の電車はそんなに
  多くないのですが、
  

 引き込み線が何本もあって、たしかに、渡り切るまで
  けっこうな距離でした
  

 トシを取ると視野が狭くなるのでしょうか、一昨年お年寄りが電車にはねられお亡くなりになったのを機に、廃止の是非が取り沙汰されてきたのですが、なにしろ全国でも指折りの危険な踏切と認定され、地元の利用者の存続の要望も「安全優先」論にはかなわず廃止と相成りました。
 まあ、今の世の中、健常な若者でも、ながらスマホやイヤホンで周囲に無頓着なまま歩いたりする時代ですからね、仕方ないのかもしれませんが。


  秋風に流れ去りしや「通りゃんせ」 弁人


 ということで、山の根方面へ行く時は2~300m先の駅脇の踏切を渡ることになりますが、その踏切を渡ったところに小さな公園がありまして、

 こんなきれいな
  赤い花が
  

 ハイビスカスでもなさそうだし、立葵でも紅葉葵でもなさそう。やはり花図鑑を検索するしかありません。その結果「アメリカフヨウ」かなと見当を付けたのですが、いかに。

 この日は、池子自然公園へ行こうとトンネルを抜けて久木の道を歩いて行くと、造園屋さんの入り口に、これもなかなか。

  純白の「フヨウ」
  

 ところで、白い花といえば、この時期、これはもう雑草の域かもしれませんが、線路っ端や緑地の脇のフェンスとか、至るところに繁殖している花があります。池子の森にも、右に左に。

  「センニンソウ」です
  

 あまり見向きもされない雑草の花とはいえ、近くで見ると
  なかなか凛々しいんです
  

 ここで、もう一つ白い花を。
 数日前、葉桜住宅地から葉山の長柄に下りて行く階段の脇に、アヤメやアガパンサスの葉のような剣状の葉の間から、一見サルビアのような白い花がたくさん咲いていました。

  「ノシラン」とか
  

 カタカナで「ノシラン」とあると、ふと「野の紫蘭」かなと思ったりしますが、葉の形状からでしょうか「熨斗の蘭」だそうです。

 さて、昨日の散歩に戻って、池子自然公園を歩いていると、黄色の花が目に入ってきました。

  「キクイモモドキ」でしょうか
  

 その後、運動施設を眺めながら神武寺駅方面へ下りて行くと、京急の線路脇にも黄色の花が。

  「そう、これこれ」
  

 前回の記事の三ツ池公園に咲いていた花で、記事中テキトーに「オオハンゴンソウ」らしいと推測しましたが、ご指摘もいただき再検討の結果、やはり「サンビタリア」かなという判断に落ち着きました。

 とにかく花は多種多彩ですから、「これは何だろう」と思っても、即答できないところがいいんでしょうね。

 上の黄色い花にしても、「キク科」と聞けば、菊の仲間でしょうから、つい秋らしさを感じますが、キク科の花は、向日葵やダリアはもちろん、タンポポ、ヨモギ、アザミまで季節も種類も色合いも広範囲、なかなか一筋縄には行かないところがまたおもしろい。

 さて、次はどんな花に出くわしますやら。


  撮り鉄の気付かぬ花も秋の色  弁人


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今年の「紫陽花」は、もっぱらご近所に咲く花を

2021-06-02 14:02:29 | 逗子風物
6月2日(水)

 いまだに関東の梅雨入りは宣言されていませんが、半月前、異例の早さで東海・近畿以西の梅雨入りが発表された時は、「おいおい、まだ紫陽花も咲いていないじゃないか」と少々あきれていたものの、今年は本当に季節の移り変わりが早くて、日ごとに陽気が夏らしくなって行き、
 5月23日でしたか、桜山のイトーピア住宅地を歩いていると、まだ開きかげんだろうと思っていた紫陽花が

 「あら、見事に咲いている」
  

 「いよいよ夏か、紫陽花の季節だな」と思っても、この時節柄ですから「今年はご近所の紫陽花だけでいいか」とう気分に。

 湘南・三浦にも名所っぽい所はけっこうありますが、この時期、紫陽花はどこにも咲いていますし、ご近所に咲いている紫陽花だってけっこう見応えあるんですから。

 まずは、我が家の紫陽花から。
  先週末29日
  

 振り返ると、前のお宅の花壇に。
  紫陽花を代表する色合い?
  

 以前の「紫陽花」の記事にも書いてありますが、個人的な好みでいえば、「ガクアジサイ」のほうが好きなのですがね、

 県道のバス通りを渡った
  石仏群の脇に(31日)
  

 もう一つの紫陽花は、横に伸びて咲き始めは白い「カシワバアジサイ」。
  バス通り手前のお宅に(31日)
  

 そう、「カシワバアジサイ」といえば、横須賀不入斗のアリーナの南の道路の反対側にいっぱい咲いていて、ちょうど今ごろ見頃になっているはずなんですが、

 これは5日前の28日、車で買物に出たついでに寄ってみた時の写真ですが、
  満開までまだ数日の感
  

 そして、昨日。桜山中央公園から福祉会館の谷へ下りて来ると、とあるお宅の前に
  まさに純白。お見事
  

 一昨年、千葉は茂原の「アジサイ園」でこの花に出会った時は、「カシワバアジサイの仲間にこんなきれいな花もあるんだ」という認識で済ませていましたが、今回、なんか名前がないのかなと調べてみると、どうも「スノーフレーク」という、聞いたことのある名前で呼ばれているようです。
 実は、3月末にフェイスブックにアップしたスズランに似た小花も「スノーフレーク」という名前なのです。

 そちらのほうも、いちおうここに
  載せておきましょう
  


   夏来たり正気と思えぬ気配あり  弁人


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薫る風の中、お散歩再開

2021-05-07 13:51:26 | 逗子風物
5月7日(金)

 二年続けての、なんとももどかしいゴールデンウイークが終わりましたが、日本の社会はまだまだお先真っ暗の状況が続きそうな気配。
 妻君に「なんかさぁ、溜め息をついているうちに人生終わっちゃたりしてね」と苦笑いしてみても、心に残るのはやはり虚しさばかり。

 ここはとりあえず、「気分転換に外の空気を吸って来るわ」と散歩に出たのですが。

 海まで歩こうかなとバス通りに出ると、反対方向のグリーンヒル住宅行きのバスがやって来まして、乗客も疎らそうなので、あわててスイカを取り出して乗ってしまいました。

 バスの終点は丘の上の住宅地。標高70mくらいかな。まずは一気に坂道を下るのですが、下り始めた左の斜面の上に早咲きの桜の木があって、

  これは3月18日の写真
  

 ほぼ満開の桜の木の向こうに、もう一本(写真の〇の中)の木がありますが、「ミズキ」だったんですね、白い花を咲かせていました。
 「ミズキ」の花は葉の上に咲くので、下から見上げても味気なく、一度戻って斜面の上にある公園へ。

  咲き具合は、こんな感じ
  
  


   淡き雪被せたるごと水木咲く  弁人


 毎年5月に入って、白い花を乗せた「ミズキ」の枝葉が目に入って来ると、「そろそろ半袖の季節だな」と思ったりする、私にとっては、いわばこの時期の風物詩みたいなものですが、関西には少なくて、この時期に明石にとどまっていた時は、無性に懐かしくなって逗子に帰りたくなったりしました。

 それはさておき、下りの坂道に戻って、横横道路逗子インター取付道路の歩道橋を渡って行くと、
  ここにもありました
  

 この白い花の後ろ(写真の右方向)北側に目を遣ると、沼間の町と横須賀線の線路、そして鷹取山方面の丘陵が一望ですが、緑濃き丘陵は

  まさに新緑、若葉色
  


   みはるかす鉄路も花も若葉中  弁人


 下の県道「逗子田浦線」に下りて、少し歩いて線路をくぐると、ここは田越川の上流ですが、目の前に、

  またもや現れました
  
     


   眼前の白き翼は水木にや   弁人


 「あっ、電車の音」。「ミズキ」に向けたファインダーの中に
  横須賀線が通過
  

 歩き始めて20分ほどで三回「ミズキ」の花に出会え、気分良く線路っ端の道に。

 この辺り、どこにでもある風景ですが、名もないような野草の花が咲いていたりします。ふと線路のほうに目を遣ると、土手の下のほうに可憐な花が。

  「ムラサキツユクサ」
  


   轟音疾風我関せずと咲く野花  弁人


 そういえば、連休前の散歩中に、白い花で顔かたちが「ムラサキツユクサ」そっくりの花がありました。

  それがこの花
  

 調べると、とあるサイトに「白いムラサキツユクサ」とありましたが、なんか呼び名が滑稽。すっきりしないので、さらに調べると、どうも「トキワツユクサ」という名前があるようです。


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お花見は、今年も田越川の桜を眺めるくらいで

2021-03-30 11:27:16 | 逗子風物
3月30日(火)

 前回、先週の金曜日に歩いた桜山公園周辺の桜の写真を載せましたが、ソメイヨシノ、満開に近いとはいえ、まだ七~八分咲きでした。
 それにしても、今年の春は急ぎ足。荒天の日曜日をはさんだ昨日は初夏のような陽気になり、甲子園のTV中継に目を遣りつつも気分が落ち着きません。

 ということで、準々決勝第二試合の大勢がついたかに見えた中、近くの田越川の畔へ。

 対岸の桜並木の上に
  ちょうど京急の600形が
  

  いやあ、満開ですな
  

  池子川との合流地点
  
  


   せわしきや川の流れも舞う蝶も  弁人


 桜並木はこの辺までなので、下流のほうに引き返し、もう一度、京急の線路の土手の下の
  桜を眺めながら
  

 京急「逗子葉山駅」近くの下流へ向かい、丹色の映える仲町橋へ。
  なかなか。絵になります
  

 もう少しうまく撮れていれば、FBのカバー写真変えたくなるところだったのですが、今貼ってある明石海峡の写真も気に入っているので、まあいいか。

  橋から下流方向
  

 つぼみもあれば、
  舞う花びらもあり
  

 ソメイヨシノは川の水が好きなのでしょうか、神戸の夙川もそうですが、目黒川にしてもここ田越川にしても、枝の先端が水面に近づきたがっているように見えてしかたありません。枝先というより幹から分かれた太い枝自体が川のほうへ傾いていますから。


   鯉静か水面に映る桜かな  弁人


 まあ、ベンチにでも腰を下ろして、一杯ちびちびやりながらのんびりとしたいところですが、仕方ありません。だいいち、ここは町中ですし。

 「さあ帰ろうか」と、川っぷちを歩いて延命寺裏の京急線の見える所に来ると、

 桜の脇にやって来たのは
  京急1000形
  


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せっかちな春。夏の暑さが心配

2021-03-27 11:52:09 | 逗子風物
3月27日(土)

 東京の桜の開花が昨年と同じ日で史上タイとか聞いていましたが、昨年も、逗子の桜は東京よりも10日以上遅かったのです。でも、今年はちょっと様子が違います。

 私の住まい、地名が「逗子市桜山」というくらいですから、桜はいろいろな所で咲きほこりますが、昨日、岡の上へ行ってみると、まず目に入って来たのは、

 とあるお家にある
  満開の桃の古木
  

 桃の花は、桜が散り始めたころ見頃になると思っていたので、ちょっと早いんじゃないかという気もします。

 急ぎ足で、いつもの桜並木へ向かうと、
  もう、満開間近
  

 バス道から階段を下りると、その名のとおり桜の咲きほこる
  桜山中央公園
  
  

  八重の桜も
  

 ここは桜並木から谷あいに下りた所で、例年は上の道の桜より数日遅いのですが、今年はすでにすっかり見頃になっていました。
 いいのでしょうかね、こんなに早く桜の季節が到来しちゃって。花粉症もスギから私には関係のないヒノキへ代わってうれしいことはうれしいのですが、こんなに早く季節が移ろうと、夏の到来も早くて、昨年以上の猛暑になるんじゃないかと思いやられます。

 公園の下の住宅地へ下りて行くと、
  ここの桜もほぼ満開
  

 ところで、
  この満開の桜
  

 桜にもいろいろな種類があり、さらに個体差もあるのでしょうが、これは東逗子の線路脇のお宅に咲いていた早咲きのヤマザクラで、実は、撮ったのは一週間以上も前の3月18日でした。「早咲きといっても、今年はちょっと早過ぎるなあ」と思いながらお花見をしたのですが、
 「もう散っちゃったかな」とその後の様子が気になって、昨日も帰り道に行ってみたところ、

 わずか一週間で、すっかり散り終わっていて、
  こんな色合いに変貌
  

 まるで秋の色あい。季節を間違えたかの感じですが、実は、芽吹いた葉はちゃんと緑色で、花の落ちた萼と柄が紅く、双方の色が混ざり合って全体的に茶色っぽく見えているのです。


   仕方なく花も追随温暖化  弁人


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