閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

マジック

2012-06-20 10:49:49 | 日々

ちょっとした魔法のようなもの。

 

 

 

 

 

イヌツゲの木に棲むマジシャン、ご協力ありがとう。

 

 

こちら、ベランダ在住のマジシャン?(笑)

 

台風は過ぎたけれど、空は晴れないし、雨もやまない。
傘をさして見回りに行く。
風が強かったので、路上のあちこちに枝が散乱している。
かなり大きな枯れ枝もあれば、みどりの葉のついたのもある。

ひとまわりして戻り、ふと見たら、池のそばの夏椿が
根から折れて横倒しになっていた。
小さい苗木をいただいて、もう20年近くになるだろうか。
雑多なものが茂るうちの庭の中では、もっとも庭木らしい木で、
3メートルを越す高さになり、今年も白い上品な花を
何百も咲かせてくれたのに。

あらたに苗木を植えても、すべて鹿が食べてしまうので、
大きな木、古い木ばかりが残り、ジュラシック・パーク化が
ますます進んでいく。
なんとかしないと、だめですね、これは。
(ラプトルでも雇う?)

 

 

本日のにゃんこ。

電源は確保しました。

 

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ほたるぶくろ

2012-06-19 13:16:38 | 日々

本当に蛍が入るかどうかは知らない。
わたしが蛍だったら、ちょっと入ってみたいと思うけれど。

 

 

紫陽花、外側から順に、ひらきながら、ゆっくり色づいてゆく。
中心からあふれるようにわきだしてくるのがわかる。

 

 

小さい小さい、イヌツゲの花。
写真を撮るようになってから、こういう花も見逃せなくなった。

 

 

なんでもない苔も。

 

 

 

雲釣り師、目の前の雑魚に気をとられ・・

 

 

背後の大物を取り逃がす。
(ナニだかわかりませんが・・バイバイと手を振ってました)

 

 

 

ところで、
先日の「革の座布団は本当に夏向きか?」という疑問ですが、
テーブルに置いてあったMのショルダーバッグ
(インドの水牛の革で出来ているひらべったいもの)の上に
さも気持ちよさそうに座っている真鈴を見て、
認識をあらたにしました。
けっこうひんやりするものらしいです。

 

 

本日のにゃんこ。

夢でツメ出る。

 

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低気圧

2012-06-18 15:01:50 | 日々

台風の接近にともなう気圧の低下、気温の上昇で、
あのへんに時空間の歪みが出現しておる。
吸い込まれぬよう気をつけねば。
うう、頭いたい・・。


週間天気予報をにらみながら、
らっきょうを本漬けにするタイミングをはかる。
一般的には「まず塩で漬け、それから甘酢に漬ける」。
そう書けばとてもシンプルだけれど、その方法、
塩加減、甘さの加減が、家によって千差万別。
そして「我が家の味じゃないと絶対ダメ」な方も多いらしい。

うちの母は家でらっきょうを漬けていなかったので、
わたしは結婚してから初めて自分でつくった。
レシピは料理本から得たものだと思うけれど、
ノートにメモしてあり、元の本は何だか忘れてしまった。

らっきょうは泥つきのを買ってきて、洗ってきれいにして、
濃いめの塩水に10日から2週間漬ける。
ざるにあげて半日干して、それから甘酢に漬けこむ。
この「半日」は、梅干ではないから、直射日光は必要はない。
室内干しでも、ペーパーで水気をとってもいいのかもしれない。
でも、わたしはあんまり家の中でやりたくないので、
雨が降らないのを見計らって、薄曇りでも、縁側で風にあてる。
そのあいだに甘酢を冷まし、容器も用意しておいて、
水気がとれたら、手早く漬けこんで、おしまい。

じつはわたしは、らっきょうはぜんぜん食べないのですが。
自分で食べないくせに、作ることは好き。
最初に作ったのを、Mがおいしいと言ったので、それ以来、
ずーっと同じレシピでやっている。
甘ったるくないことと、カリカリしていることが特徴。
カリカリなのは、酢に漬けたらすぐ冷蔵庫に入れてしまうからだ。
大量に食べるものではないので、一度作ると3年くらいはもつ。
今年は3年に一度めぐってくるらっきょう彗星の年である。


一方、梅はというと・・
今年は新しくて上等な青梅をたくさんいただいたので、
半分は梅酒、半分は梅シロップと砂糖漬けにした。
シロップは梅と同量の氷砂糖で漬ける。
砂糖漬けというのは、青梅を二つに割って種をとり、
梅の半量の白砂糖をまぶすようにして漬けるもので、
シロップもとれるし、実のほうもカリカリ食べられて美味しい。

青梅をカリカリに漬けるにはコツがいるそうだが、
うちのはこれも「冷蔵庫に入れてしまう」という反則的裏ワザで、
何のコツもなしに間違いなく出来るのです。
割るときに、ちょっとコツが(力も)いるだけ。

しかし、どれもこれも、冷蔵庫が頼りだなあ。
うちは湿気が多いので、ペッパーミルまで冷蔵庫に入っている。
さらなる節電が必要になれば、放棄せざるをえないけれど、
ささやかな日々の「便利」や「たのしみ」が詰まっている場所だから、
やっぱり冷蔵庫は、このまま使えると、ありがたいなあ。

 

 

本日のにゃんこ。

黒猫の手でも借りて癒されましょう。

 

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水玉・葉(その3)

2012-06-17 08:56:01 | 日々

クローバーの葉には、ときどきこのようにみごとな
「まんまる水玉」が出現する。
だけど、ちょいちょいと水をふりかけてみても、
こういう玉にはならず、みんなころがり落ちてしまう。
これはとても不思議な現象だ。

 

 

スワロフスキーの3連。

 

 

この角度で落ちないのも謎。

 

 

黄金の雨が降ったようだ。

 

 

背景を計算して撮った・・というのは嘘。
すべて偶然のなせるわざ。

 

 

本日の・・

美味しい音符。
贈り主さま、ありがとうございました!

 

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季語の謎

2012-06-15 15:07:51 | 

「俳句」といえば「古池や・・」が出てくる程度で、
そっち方面にはとんと疎い閑猫ですが、
季語とか、「二十四節気・七十二候」とか好きです。

本日は歳時記の話。
これが、古池じゃなく、古い古い本で、もうぼろぼろ。
なにしろ昭和9年初版、昭和28年増訂再版発行、という
「虚子編 新歳時記」(三省堂)。
つまり、初版の時点では「新」しかった、ということなんですが、
昭和9年っていえば今から77年前なので・・。

もとは父の本棚にあった本です。
わたしの知る限りでは、父は俳句はやっていませんでした。
わたしは小学生の頃から、なぜかこういう古本が好きで、
とくに旧仮名、旧漢字だーいすき!という変な子だったので、
この歳時記と、同じくらい古い牧野植物図鑑、
それにもっと古い文語体の新約聖書などを貰い受け、
コッソリ宝物にしていたのでした。

さて、ふとしたことから、その古い「新歳時記」の6月をめくってみると、
さつき、花菖蒲、あやめ、杜若などの花々から始まって、
「短夜」「競馬」「初鰹」と・・。

競馬?
京都上賀茂神社の神事の競馬が新暦6月5日に行われることから、
競馬は夏の季語になってるんだとか。
知らなかった。

どんどんめくっていくと、植物の名、鳥や虫の名、
「梅雨」「風薫る」など気象に関する言葉、
それに「田植」「鵜飼」など人の暮らしにかかわる言葉が、
縦糸、横糸となって織り上げられた6月のタペストリー。
ですが、いちいち見ていくと、「え?」と思うものが少々。

たとえば「革布団」。
革の座布団で、夏季専用のものなんだそうですが、
これはちょっと、見たことも聞いたこともありません。
昔の「いいお家」には、あったのかしらん。
そもそも、革製品って、夏向きかなあ?

それから、「蜻蛉」「蟷螂」「蜘蛛の子」はいいとして、
「へ」から始まり「び」で終わる長ーいお方とか、
家の中に出没する足の速いの、遅いの、多いの、などなど、
いわゆる不快害虫の皆さん方のほとんどが、6月の季語。
「蚤」の説明には、こんなことが書いてあります。

「蚤は憎い、が南京蟲や虱などと比べるとまだいゝ方である。
一寸愛嬌者で、夏の夜の跳梁も笑ひくらゐですまされる場合が多い」

虚子さぁん、それ、ほんとかい^^;

で、さらにめくって7月に入ると、
「え? これも?」という季語が続出。
汗疹、脚気、暑気あたり、水あたり、夏痩せ、寝冷え、日射病。
いや、そのへんまでは、まだわかりますが、
コレラ、赤痢、マラリヤ、霍乱。

霍乱というのは、「鬼のカクラン」という成句でしか知らない。
昔はヒトもかかる病気だったらしい。

それより、マラリアなんて、日本にあるの? と思ったら、
昔から「おこり」「わらわやみ」と呼ばれる国産マラリアが存在し、
終戦後は南方から持ち込まれて流行した時期があったとか。
蚊が媒介するんだから、たしかに、夏のものではある。
しかし・・そんなのを季語にして俳句を詠むかなあ。

 妻も子も婢もマラリヤやいかにせん 高峰

いかにせん・・って言われても、ねえ。
その後、どうされたでしょうか、高峰さんご一家は。

 

 

 

いまだったら、夏の季語に「冷房」と「冷やし中華」は
当然入っていそうだけれど、虚子さんのには、どちらも見当たらず。
あ、扇風機なんて、どうだろう・・と思ったら、
これは意外と古く、明治の頃からあったようで、

「電力で風を起こさせる器具で、普通電力機に真鍮製の
翼を取附けて廻轉せしめるやうになってゐる」

真鍮製、だったのか。
じゃあ、冷蔵庫は?
これも載っていました。が、

「家庭用冷蔵庫は普通小形金庫型木造のものが多く・・」

昭和29年当時は、まだ電気冷蔵庫は普及しておらず、
金庫みたいな箱に氷を入れて冷やしていたのね。


わたしは、「歳時記というのは古いもの」と思い込んできたため、
じつはこの本以外のものを知らないのですが、
最近出ている歳時記は、どれくらい違うのか、気になってきました。

気象も動植物も伝統行事も、数十年くらいでは変わらないでしょう。
バレンタイン、エイプリルフール、ハロウィンなどは、
たぶんこれ以降に追加されているはず。
母の日、父の日もそうですね。
戦前の初版から、戦後の増訂版までの20年間に変わったものより、
その後の変化のほうがもっと大きいことは想像がつきます。

新しいものがふえると、歳時記はどんどんぶあつくなってしまう。
だけど、テレビ、電子レンジ、パソコンにスマートホン、
どれをとっても季節には無関係だし・・
これから先、季語というのは、それほどふえないんだろうな。
「節電」は、夏の季語に、もうなっているかしら。

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水玉・葉(その2)

2012-06-14 08:51:16 | 日々

雨がやんで、雲の隙間からちらりとでも日が射せば、
水玉ハンターは気もそぞろ。
おっとと、カメラを濡らさないように気をつけないと・・。

 

 

お見合い? それとも、にらめっこ?

 

 

 

手をつないでレンズをつくろう。

 

 

 

水玉交差点。

 

 

 

こんな顔や・・

 

 

 

こんな顔も。

 

 

 

水というより水銀を散らしたようだ。

 

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水玉・葉(その1)

2012-06-13 10:05:14 | 日々

蓮や里芋の葉の上の水玉は特別に大きいけれど、
それ以外の植物で、ぶらさがり型の水玉は、
そんなに大きくならないものだ。

上の画像など、うわー大きいな!と思っても、
実際の大きさは直径数ミリしかない。
小さい中に、とてもたくさんのものが凝縮されて入っている。
そういうところが好みに合うのだと思う。

 


 

こらこら、ひとりで行くとあぶないよ。

 

 

 

微妙な距離感。

 

 

 

お祈り水玉。

 

 

 

ぞろぞろ、きょろきょろ。

 

 

 

目立っていたり・・

 

 

 

隠れていたり。

 

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「ないしょだけどほんとだよ」台湾版

2012-06-12 14:53:26 | お知らせ(海外版)

「アフリカないしょだけどほんとだよ」
「うみのないしょだけどほんとだよ」
2冊そろって台湾版が出ました。

タイトル読めませんが・・「うそだと思ったら聞いてごらん」的な
題名になっているのかな。
「獅子」がライオンで、「鯊魚」は(ハゼではなく)サメですね。

 

中は・・漢字が多い・・(あたりまえだ)。

しかし、高畠純さんの絵は、横にどこの国の文字がきても
動じないというか、違和感なくなじんでしまうところが、さすが。
もっといろんな国の言語で見てみたいです。

 

こちらは日本語版。

アフリカ ないしょだけどほんとだよ (おはなしボンボン)
竹下文子/作 高畠純/絵
ポプラ社
うみのないしょだけどほんとだよ (おはなしボンボン)
竹下文子/作 高畠純/絵
ポプラ社

 

 

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水玉・花

2012-06-12 09:14:21 | 日々

たくさんたまってしまったので、ここらでまとめてupです。
梅雨に入り、水玉に出会えるチャンスがいっぱいで嬉しい。
こまめに降ったりやんだり(陽が射したり)してくれれば言うことなし。

上の赤い花は、ツボサンゴの一種「ヒューケラ・ハリウッド」(だっけ?)

 

こちらもツボサンゴ属「ヒューケラ・オブシディアン」。
ユキノシタに似た感じの植物なので、半日陰の庭でも育つかなと。
どちらもすぐれた水玉植物(←閑猫造語)。

 

 

妙にシュールな絵になってしまったトレニア。

 

 

金糸梅のつぼみ。
キンシバイとビヨウヤナギの区別がやっとわかった。
どちらもオトギリソウ属だということもわかった。

 

 

 

おなじく金糸梅。

 

 

 

マダムの耳飾り。

 

 

 

クロガネモチ。
秋に赤い実のめだつ常緑樹ですが、
よーく見ると、こんな可愛らしい花が。
  

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雲の尾

2012-06-11 17:20:39 | 日々

昨日の不思議雲。

 

尾っぽの先の、それが、とっても気になるんだけど。
拡大してみましょう。


 

・・串団子?(笑)

 

 

 

48・・より大勢いますね。
(畑で野草化しているヒメキンセンカ)

 

 

レタス洞窟の入口。

 

 

がんばってのぼったけど、その先が問題なんだな。

 

 

本日の水玉。

水玉つないで首飾り♪

 

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