曇り空の日とキャンドルと

絵本の世界では、

晴れの日や太陽は、良い日であり、正義で、

曇りの日や雲は、良くない日で、悪役で、っていうとらえ方が多いのかなあ。

特に、雲は、お日様やお月様を隠しちゃったり、雨を降らせたり、と、

悪者扱いされているようですが、これは、子供というものは、にっこにこの太陽の

下で元気に外で遊ぶのが大好きである、故に、曇り空は太陽サンを阻むので、

悪者、ということかしら。

子供時代には、その判別に違和感はないかもしれませんね。

確かに、ぴかぴかに晴れた空の下では子供だけでなく大人だって元気になっちゃう

ものね。

でも、だからといって、曇りの日、雨の日の特別な魅力を伝えないのは、

いかにももったいない。 

子供にも、お天気には、晴れも曇りも雨・雪降りもあって、

そのどれもが良い、悪い、ということではなく、こちらの都合で良くもなり、

悪くもなる、というようなこととか、そんなようなことを伝えたいです。

なんたって、私は、大大大の曇り好き。

晴れより好きだ。

いろいろ言ってるけど、ホントは曇りの日贔屓なものだから、雲が悪者扱いされる

のが悲しいだけなのかもしれないなあ。

曇りの日の、せつない気持ちにさせてくれるところが好き。

曇りの日の、しーんと静かな ( そう感じさせてくれる )ところが好き。

曇りの日の、色をはっきりくっきりと冴えてみせてくれるところが好き。

曇りの日は、自分の中に中に入れて、懐かしい感情や思い出がたくさん浮かぶ。

とても心が穏やかになる。


そんな曇りの日には、キャンドルの灯りが良く似合うんですよ。

曇りの日の昼日中から夕暮れ時は、まさに キャンドルのゴールデンタイム。

いいんですよねえ。

ほんの20分程度で十分、

誰のためでもなく、自分のためにキャンドルを灯し、

身も心も落ち着いて過ごす短い時間の、震えるような喜びよ!

キャンドルが1番美しく見える時でもあると思います、自説ですが。

( ↑ここは控えめな宣伝です、キャンドル、春色揃ってますよー! 是非見にいら

してくださいな!! )


どんよりとくぐもった天気の日が妙に好きになったのは、一体いつからかしら。

紋切り型の世の中一般の価値観をひょいと裏っ返し、ぴっとつまんでめくってみた

ら、あ、私、案外こっちの方がしっくりくるなあ、っていう事が、とっても沢山

あって、ちょっとびっくりする事に気づいた頃からかもしれないなあ・・・・・。



















コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )