ドイツ、旧東の地域の都市。縁の有名人といえば、バロック時代のアウグスト「強王」、児童文学がポピュラーなエーリヒ・ケストナー。クリスマス菓子シュトレンの本場。そして、大戦末期の空襲で大きな被害を受けたこと、その時崩れた「聖母教会」がようやく再建されたこと(私が行った99年3月には工事中だった)。
先日「ドイツ語会話」で、この空襲を背景にした映画について取り上げていた。
これまで長いこと、ドイツ側の戦争被害を描くことはタブーだったという。ドイツ映画『スターリングラード』もようやく90年代だった。『Uボート』は80年ごろだったか、もっともあれは純粋に戦闘行為で、被害者とか加害者なんて言うことが適切ではない状況だった。あれを見て、空しい・・・という気持ちにはなっても、敵軍が憎いという感じとは違うはずだ。
話がずれたが:どの戦争でもどこの国でも、一方的に加害者・被害者ということはまずないだろうし、善人でも悪人でも死んでいくことでは同じ。
世界の悪玉の役ばかり負わされることに不満を感じているドイツ人だっているだろうな。
ドレスデンは、ザクセン選帝侯国の都であった。
ザクセン族は、カール大帝に長いこと逆らい、キリスト教化を拒んできた。
「ドレスデン」展には、この都を華やかに盛り立てた強王が、そのザクセン族の頭ヴィドゥキント公の血筋であることを示すメダルというものがあった。根拠はないという。しかしそんなことがハクつけになるということは、反逆の人々に対する敬意・共感が人々の間に生きていたということを物語っているのだろう。
ドイツ帝国の中心になったのはプロイセンであるが、この名前は現在残ってはいない。しかし「ザクセン」は州の名として「ザクセン州」、「ザクセン・アンハルト州」、「ニーダーザクセン州」と3つも残っている。ある意味「勝った勝った!」と言えるのか?
先日「ドイツ語会話」で、この空襲を背景にした映画について取り上げていた。
これまで長いこと、ドイツ側の戦争被害を描くことはタブーだったという。ドイツ映画『スターリングラード』もようやく90年代だった。『Uボート』は80年ごろだったか、もっともあれは純粋に戦闘行為で、被害者とか加害者なんて言うことが適切ではない状況だった。あれを見て、空しい・・・という気持ちにはなっても、敵軍が憎いという感じとは違うはずだ。
話がずれたが:どの戦争でもどこの国でも、一方的に加害者・被害者ということはまずないだろうし、善人でも悪人でも死んでいくことでは同じ。
世界の悪玉の役ばかり負わされることに不満を感じているドイツ人だっているだろうな。
ドレスデンは、ザクセン選帝侯国の都であった。
ザクセン族は、カール大帝に長いこと逆らい、キリスト教化を拒んできた。
「ドレスデン」展には、この都を華やかに盛り立てた強王が、そのザクセン族の頭ヴィドゥキント公の血筋であることを示すメダルというものがあった。根拠はないという。しかしそんなことがハクつけになるということは、反逆の人々に対する敬意・共感が人々の間に生きていたということを物語っているのだろう。
ドイツ帝国の中心になったのはプロイセンであるが、この名前は現在残ってはいない。しかし「ザクセン」は州の名として「ザクセン州」、「ザクセン・アンハルト州」、「ニーダーザクセン州」と3つも残っている。ある意味「勝った勝った!」と言えるのか?
『トンネル』だと2コマ必要なので、そのモトである史実のドキュメント『自由へのトンネル』計90分を使ったことはあります。