レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

仇名

2007-07-18 15:04:59 |   ことばや名前
 先月、言葉に関する番組だったろうか、「仇名」がテーマになっていた。「いじめにつながるから」という理由で禁止し、苗字+さん で呼ぶようにさせている学校もあるという話が出たので呆れた。確かに、本人の嫌がる呼び方もあるが、個別に観察して指導すべきところだろうに、それを一括禁止とは、手抜きでないのか。それに、なぜ苗字なんだ。下の名前が不可の根拠はあるのか。同じ年の男の子同士が「さん」づけなど、気持ち悪い光景だと私は感じる。
 こういう感覚は世代の習慣にもよっても違うが。

 「仇名」といっても、どのくらいから該当するか?。名前をアレンジしたものはむしろ「愛称」「通称」だろう。(唐突ながら)『スラムダンク』の桜木花道(ハデな名前だな)はたいていの男を本名以外で呼んでいる。リョータを「リョーちん」、三井を「ミッチー」なのは愛称のうち、「ゴリ」「メガネ君」なんてのはアダナか。監督を「オヤジ」と呼ぶのは?

 上記の番組で、欧米人には仇名の習慣ないって言っていたけど、そうとも言えないだろ、と世界史に首つっこんでいれば思う。王様にもずいぶんな名前つけてるじゃないか・・・とこれは「歴史」カテゴリーで。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする