レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

7月12日なので

2007-07-12 14:18:10 | ローマ
ユリウス・カエサルの誕生日は、7月12日説と13日説とある。生年も必ずしもはっきりとはしてないが、キリよく紀元前100年とされていることが多い。
 「古代文明ビジュアルファイル」の22号に、「カエサルの意外な素顔」とかなんとか書いてあるが、ハゲの女たらしの借金王云々で、『ローマ人の物語』読んだだけでも知ってることだろう、と思った。もっと言うなら、・・・・・・ハゲの女たらしでないカエサルなんてカエサルじゃないやい!
 この雑誌(?)の3ページ右端に載っている「若き日のカエサル」が、やたらとハンサムなので、これほんとにカエサルか?オクタのマチガイでないのか?と思ってしまう。単に私が知らなかっただけならば仕方ない(?)が。これがカエサルならば、マクロウの小説でオクタと容貌が似てる設定なこともムチャではない。「ローマ文明博物館」の品だという。検索してはみたけどわからない。
 しかし私の本音は、カエサルの容姿レベルは、まあまあ程度だったとしておきたい。美男というわけではなくてもモテるという役どころのほうが似合う。私に決める権限はないけれど。

  カエサルの死直後に作られた彫像は整っているけど、生前のはハゲていることに言及した文章が載っている(長谷川博隆『カエサル』が出典と思われる)。
 美男であることとハゲとが矛盾対立するかのような文章はかなりおかしい。(「クレオパトラは、美女?それとも悪女?」と同じくらいおかしい。)
 ハゲで美男だっているだろう。「土方役者」栗さんを見るがいい!

この同じ号には、「マリー・アントワネット女王」が「中世のファッションリーダー」だというザツな記述が見られたので憤慨にたえない。
コメント
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