レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

華麗なる・・・

2007-01-28 15:28:44 | 歴史
 スーパーのパン売り場で見つけてしまった、
「日曜劇場 華麗なる一族 コラボレーション企画  華麗パン」
おそらく多くの人が思いつくダジャレだが、ヌケヌケと実行したモン勝ちか。私は買わないけどな。
 山崎豊子作品は『白い巨塔』しか読んでいないけど、『華麗なる一族』が出た当時、こういうタイトルがよくパロられたいた記憶はある。腹黒欲深陰険な人々の話であるに違いないので、「華麗」は皮肉なのだろうか。

 歴史上では、この名のふさわしい一族はたくさん思いつく。
 ユリウス・クラウディウス朝(美形の家系だし。フラウィウスには似合わないだろう)
 メディチ家、ボルジア家
 ヴィッテルスバッハ家
 ハプスブルクも悪くないけど、全体としてけっこうマトモなイメージなので、「狂気」のつきまとうヴィッテルスバッハのほうがむしろふさわしい感じだ。
 それで言うなら、フランスはブルボンよりヴァロアだろうか。
 ・・・あれ、私もやはり、ただ栄華を誇ったというだけでなく、悪徳や退廃の要素があるほうが「華麗なる一族」にふさわしいと思ってるのだな。ただ、ビジュアルの美は不可欠。

 日本なら、源氏より断然平氏。藤原、蘇我。織田。徳川は・・・堅実な創始者で長続きしすぎで「華麗」に見えん!
コメント (2)
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ブックカバーが届いた

2007-01-28 15:11:45 | 
 去年、講談社文庫のブックカバー(折り返しの切り取り部分10枚で一つもらえる)を申し込んで、きのう届いた。これで、去年までの品、「パールピンク」「パールブルー」「パールアイボリー」がそろった。本の取り扱いについてそれほど神経質というタチではないので、ブックカバーを常用というわけではない。持ち歩いて、日数をかけて読む、あとで人に進呈する予定があるもの、などに使うことになりそうだ。とりあえず、このところ読んでいる『マリー・アントワネット』(角川文庫の新刊、新訳。ツヴァイク。『ベルばら』の下敷きとも言える古典伝記。)にピンクをかけている。なんとなく楽しい。
 ほかにこのごろ読んでいるのは、『カンタベリー物語』、『大帝の椅子』。前者は、図書館のリサイクル棚で入手。3巻本の岩波文庫の上巻と、2巻本のちくま文庫の下巻。抜けている間はいずれ借りるとして、とりあえず手元にあるものを、というわけなのだが、最後の章は坊主の説教が延々と続いていてうっとうしい。
 後者は、図書館で偶然見つけた。日本の小説の棚にあって、「大帝」って誰だろう、と思って手にとった。ロシア、ピョートル大帝死後の宮廷の争いの話。切れ者の謎の日本人の真意は何処に?
 図書館で空くのを待っているのは、サトケンの『女信長』、三浦しをんの数冊、『ヘルマン・ヘッセ全集11』。
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