レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

(悪)夢の座談会

2007-01-12 08:12:01 | ローマ
 『武田信玄』の新田次郎と『天と地と』の海音寺潮五郎の対談は、「巨人ファンと阪神ファンのような大人気ない対談」と評された(単に一読者によってだけど)。

 塩野七生と宮尾登美子が対談したが、話がかみあわないまま時間切れになったーーというガセネタがあったらしい。
 言うまでもなく、前者はカエサルにぞっこん、『ローマ人の物語』等の著者。後者は小説『クレオパトラ』でオクタヴィアヌスを不当に貶めて描いてローマファン(※)の大ヒンシュクをかった作家。
 こんなウワサが出てくるということは、もしもそんな対談あったら見ものだぜ、ははは、と思う人々が少なからず存在するということだろうな。
 海外版で考えてみたら。
 作品からすると結構オクタヴィアヌス萌えではないかと思われるアラン・マッシー、明らかにカエサル激ラブのコリーン・マクロウ、カルプルニアプッシュのアンドルー・ジョンストン。パトラ寄りでは、マーガレット・ジョージとカレン・エセックスあたりか。小説ではないけど、『悲劇の女王クレオパトラ』(この本は○)のローラ・フォアマンをいれてもよし。
 こんなのでまとまるのだろうか。私はケンカさせたいだけだったりして。

※ 塩野さんも別な意味でヒンシュクかってはいるけどね。
 宮尾パトラをつまらないと断言したのは、私の友達でも3人いる。ローマサイド寄りというわけではなくて、うち一人はむしろクレオパトラ好きな人だ。
コメント (2)
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