レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

いま本棚にある新刊

2006-09-29 14:53:08 | 
最近買った本。
三浦しをん『風が強く吹いている』 
清水義範『ああ知らなんだこんな世界史』『福沢諭吉は謎だらけ』『銅像めぐり旅』
阿刀田高編集『ショート・ショートの広場18』『またまた奇妙にこわい話』
さくらももこ『ももこの宝石物語』
(さくらももこと宮部みゆきは、デュッセルドルフの恩人F田さんにお送りするという口実があるのでためらわずに買える。)
この8冊のうち、あとの5冊は持ち運び・細切れ時間向きだ。
でも目下の最優先は、図書館で借りた『井上靖全集 第5巻』、なにしろ厚くて重い。

 『ローマ人の物語』の『すべての道はローマに通ず』、単行本で出たとき、アウグストゥス&アグリッパのコンビの名がけっこう出てくるのが嬉しくて買い、拾い読みしただけで本棚に立てたままだったのが・・・もう文庫になってるよ。買いましたよ。単行本のほうをどうしよう。
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『ひなたの狼』第1部完

2006-09-29 14:42:05 | 新選組
幻冬舎の「月刊コミックバーズ」は、少女誌なんだろうか青年誌だろうか?以前『家畜人ヤプー』なんてやってたので(ウワサにしか知らんが)、青年誌だろうと思った。しかしここで隔月(たぶん)連載の『888』はBIRZ COMICS GIRL'S
COLLECTIONというレーベルになっているので疑問が出てきた。『ひなたの狼』は単にBIRZ COMICSとなっている。はさみこみのチラシの絵からすると、少女らしくはないからやはり男ものなんだろうな。昨今、マンガのこういう区別にこだわってもさほど意味はなさそう。
 
 で、斎藤岬『ひなたの狼 新選組綺談』は5巻で第1部完結。芹沢鴨一派の粛清で一区切り・・・というと、望月三起也『俺の新選組』と同じパターンだ。
 この新見は悪事をしてないので、これで詰め腹だとかわいそすぎだろうと思っていたが、芹沢とは決裂して脱走(でも京にいる)して一人で腹切ってた、という史実よりもずっとミジメでない死に方。お梅にカケオチ(?)もちかけて断られていた。彼女の絵を描いていたあたりがいじらしいかも。行き先を探していたのが沖田・山南なのは、のち山南脱走事件の伏線なんだろう。生かせるとこまで描けたらいいな。
 「ちょっと形を変えてこの先を描く予定です」 「一つ一つの話を独立させることを考えています」 これはたぶん、どこまで続けられるか不安定だからではなかろうか。
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