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晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

中秋の Full Moon 名月

2022年09月10日 | 
 今年は中秋の名月と満月の日が重なって100%まん丸の月でお月見となりました~

 天気が良かったので遠征とも思いましたが、今夜は出かける予定があったので自宅でのお気楽撮影です。日中は快晴でしたが夕方からは奥羽山脈を越えた雲がモクモクとやって来て満月時刻の18時59分は月の周りに薄雲が広がってしまいました。

 月高度も8°とかなり低かったのでクッキリとしたシャープな写真は撮れませんでしたが「満月時刻の中秋の名月」を記録することができました。


満月時刻の中秋の名月(撮影時高度8°) 

2022/9/10 18h59m11s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO1000 F9 1/1250sec


フルムーン名月2022

2022/9/10 20h17m36s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO1250 F14 1/640sec


 さて、今夜は出かける予定があると言いましたが星の撮影ではありません。明日の三沢基地航空祭を見るため早めの出発です。3年ぶりの開催となった三沢基地航空祭は事前申し込みの抽選でしたが、ありがたいことに入場チケットが届いたので行ってきました~。

 その様子は次回のブログで(なんとNASAの飛行機が展示されていました~)

二日月(月齢1.0)2022.8.28

2022年08月29日 | 
8/28の夕方、究極に細い二日月(月齢1.0)ウオッチングに行ってきました~。

 8月28日は朝から雨模様の天気でしたがSCWの予報どおり夕方から快晴となりました。今回の撮影地は、西の空がよく見える場所で快晴の予報が出ている場所として鹿島台方面にしました。

 本日の日没時刻は18時14分、日没2分前の空の様子はこんな感じでした。透明度はいまいちですが奥羽山脈越えの雲がないので、多分大丈夫でしょう!…とこの時は思ってました。

 月齢1の月が見え始めるのは、日没20分後なので18時30分頃から月があるべき場所、方位280°、高度4°付近を双眼鏡で探索したのですが…

2022/8/28 18h11m53s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO250 F10 1/320sec

 う~む、月が見つかりません。時刻はまもなく18時40分になります。18時38分を過ぎると月の高度は3°を切ります。おかしい…見えないぞ… 見当違いの場所を見ているのか!? 疑心暗鬼になりながら探索と撮影を繰り返すものの、カメラのモニターを確認しても月は写っていません。

 あちゃ~、時刻は18時45分になりました。月の高度は2°を切っています。本日の月没は18時58分ですが、月没は月の中心点が地平線に達する時刻なので直径が0.5°もある月はその2分前には下端が地平線に接してしまいます。

 そもそも日本で地平線は見えるはずもなく西に奥羽山脈がある宮城県では実質高度2°が見える限界です。ということでタイムアウト~。月齢1.0の撮影は今回はできませんでした~。…と思っていたのですが帰宅して画像を確認したところ写っていました…。わぉ、

 はてさて、月齢1.0の月は何時何分から写っていたのか、今後の撮影の参考にするべく詳しく調査してみることにしました。

 調べてみると、カメラが最初に月を捉えたのは18時37分でした。

file.No8412
新月から25時間20分後の月(日没23分後撮影)月齢1.06 輝面比0.0112  撮影時月高度 4.4°

2022/8/28 18h37m11s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f350mm ISO1250 F9 1/100sec

 ふむ、やはり日没20分過ぎにカメラは月を捉えていたようです。かなり霞んでます。透明度はかなり悪かったようです。西の空は雲一つ無い快晴だったので、確実に見えると思って油断したのが探せなかった原因のひとつですね。反省です。

2022/8/28 18h40m38s  D90 f18mm ISO1000 F8 1/20sec

 日没26分後にははっきり写っていたので、落ち着いて探せば捉えることはできたはず… 焦りは禁物ですね。(日没時月高度が7°では撮影可能時間は20分なのでいかに時間を有効に使うかです。)

file.No8416
月齢1.06 輝面比0.0113  撮影時月高度 3.8°(日没26分後撮影)

2022/8/28 18h40m34s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f350mm ISO1250 F9 1/40sec(トリミング)

 夕焼けの具合から薄雲がそれなりにあったことが分かりますね。マジックアワーとしては絶景と言えるほどキレイでしたがそれを楽しむ余裕はまったくありませんでした。(笑)

2022/8/28 18h44m47s  D90 f35mm ISO1000 F8 1/25sec


file.No8423
月齢1.06 輝面比0.0114  撮影時月高度 2.6°(日没32分後撮影)

2022/8/28 18h46m00s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f550mm ISO1250 F9 1/40sec(トリミング)

 絶対見えそうな天気だったのですが、それが落とし穴でした。これまで月齢1の月は何度か撮影に成功してますが、それはただただラッキーだっただけですね。難易度はかなり高い対象物です。

2022/8/28 18h46m28s  D90 f85mm ISO1000 F8 1/25sec

file.No8427「山の端に沈む繊月」
月齢1.06 輝面比0.0114  撮影時月高度 2.4°(日没33分後撮影)

2022/8/28 18h47m38s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO1250 F9 1/20sec(トリミング)

 これまでの記録を見ると、5月31日の月齢0.9は天気が悪くてチャレンジできませんでしたが、それ以外は撮影できていたということはかなりラッキーだったようです。今後、月齢0.9が2回あります。日没時の月高度を見るとかなり難しいと思われますが、秋から冬は湿度が低くなって透明度は良くなるので条件さえそろえば可能性はあるので天気の具合を見てチャレンジしてみることにしましょう。

〈過去ブログ〉
二日月(月齢1.1)2022.2.2
二日月(月齢1.1)2022.4.2



〈おまけの画像〉
東方最大離角の水星、光度は0.3等級ですがクッキリ見えてとてもキレイでしたよ。

2022/8/28 18h50m52s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO1250 F9 1/8sec



有明の月と木星.金星.火星.土星の共演

2022年04月28日 | 
天気が良かったので有明の月と4惑星+海王星接近の観望に行ってきました。


 今日は海王星の撮影も狙っていたので空の暗いところに出かけたのですが…
天気予報に反して透明度が悪くて空はモヤモヤ、で金星も木星も元気がありません。

2022.4.28 03h24m37s D810A NIKKOR 24mm-70mm F2.8 f29mm ISO2000 1sec f2.8

 時刻は3時20分過ぎ…金星の高度はまだ3°ですが金星と超接近している海王星の撮影にチャレンジです。現在の角距離は約2分、この後さらに近づきますが薄明も進むので撮影を急ぎましょう。

2022.4.28 03h34m24s D810A NIKKOR 24mm-70mm F2.8 f50mm ISO2500 2.5sec f7.1

 うわ、かなり雲があります。こ~れはキビシイですね~。確認できません。

2022.4.28 03h39m36s EVOSTAR80ED+Powermate2× D810A IS012800 2sec

 そこで、過去に火星と海王星の接近を捉えた験のいい望遠鏡 CELESTRON C90 MAKにチェ~ンジして撮影してみましょう。過去写真はこちら→photo

 う~む、ダメですね。写っていません。高度が低い上に透明度が悪いので無理のようです。そろそろ月が昇ってくる時間なので月と4惑星共演の時間です。残念ですが海王星は諦めましょう!

2022.4.28 03h43m50s CELESTRON C90 MAK(f1,250mm)  D810A IS012800 2sec

 赤い色の月が昇ってきましたが、低層の雲に突入してしばらく出てきませんでした。

2022.4.28 03h46m18s D810A NIKKOR 24mm-70mm F2.8 f44mm ISO2500 1.6sec f7.1

 月が見えたのは薄明も進んで空が青くなりかけた頃で…
ご覧のようにクリアではありませんが一応「有明の月と4惑星の共演」コンプリートです。

2022.4.28 03h55m30s D810A NIKKOR 24mm-70mm F2.8 f44mm ISO1600 3sec f9

 4時を過ぎて土星.火星の撮影が厳しくなったので、月と木星.金星の撮影に集中です。

2022.4.28 04h07m54s D810A  SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO1600 1/8sec f9

 有明の月と木星.金星

2022.4.28 04h13m28s D810A  SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO2000 1/5sec f9

 今日の月は輝面比が0.10なのでそんなに細くはないのですが、朝焼けの空で見ると絶妙な細さでとても美しいですね。日の出まであと1時間、これぞまさに有明の空… まもなく夜が明けます。

2022.4.28 04h17m41s D810A  SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO1600 1/8sec f9

 だいぶ朝が早くなりました。今日は5時前には撤収も完了して家路につきました。
これから夜の短い時期に入りますね~。

松島湾から昇る月(月齢15.1)

2022年04月16日 | 
午後から天気が良くなったので、松島で月見をしてきました。

 場所は約300本のソメイヨシノと松島湾が一望できる「西行戻しの松公園」です。

2022.4.16 17h54m27s D810A NIKKOR 24mm-70mm F2.8 f70mm ISO640 1/100sec F9

 本日の月出は17時39分でしたが、低層の雲を抜けて見え始めたのは17時50分過ぎでした。
日没時刻は18時14分だったので今日は昇る月と景色を撮るには絶妙なタイミングだったかも…

日本三景松島と月とソメイヨシノのコラボレーション

2022.4.16 17h57m32s D810A f150mm ISO640 1/100sec F10

 満月は明日17日の03時55分なので暦の上では満月ではありませんが、
月齢が15.1で輝面比が1.00なのでどこから見ても満月そのものです。

2022.4.16 17h58m20s D810A f370mm ISO640 1/125sec F10

桜色の空に浮かんだお月様が春霞のやわらかな光に包まれていてとてもキレイでした。

2022.4.16 18h02m06s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f195mm ISO800 1/160sec F10

 ソメイヨシノの花の色と桜色の空に挟まれた松島湾と月

2022.4.16 18h10m45s D810A NIKKOR 24mm-70mm F2.8 f70mm ISO1000 1/125sec F10


 あたりが暗くなって月の存在感が増してきました。刻々と変わる空のグラデーションは
見ていて飽きることがありません。どの時間もどの瞬間も絵になります。

2022.4.16 18h14m51s D810A NIKKOR 24mm-70mm F2.8 f48mm ISO2000 1/125sec F16 DX

 しか~し、西行戻しの松公園の桜はライトアップされていないのでそろそろ撮影会は終了です。
この写真は画像処理で桜をライトアップ状態?にしたので、実際はほぼシルエットでした~。

2022.4.16 18h18m48s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO2000 1/60sec F16

西行戻しの松公園の桜は9分咲き~満開だったので、あと3~4日は桜が楽しめそうです。

二日月(月齢1.1)2022.4.2

2022年04月02日 | 
4月2日は月齢1.1の二日月が見える日です。天気が良かったのでウオッチングしてきました~。

 2022年新月翌日   日没時刻   日没時月齢  日没時月高度   月没時刻  輝面比
 1月04日(火) 16時30分   1.5   12.485°  18時00分 0.0349
 2月02日(水) 17時01分   1.1    9.467°  18時02分 0.0166 
 3月04日(金) 17時33分   1.6   16.642°  19時07分 0.0318
4月02日(土) 18時01分   1.1   10.159°  18時59分 0.0133 
 5月02日(月) 18時29分   1.5   14.379°  19時55分 0.0228
 5月31日(火) 18時54分   0.9    7.931°  19時47分 0.0079 
 6月30日(木) 19時05分   1.3   11.073°  20時16分 0.0152
 7月30日(土) 18時50分   1.7   12.536°  20時02分 0.0259
 8月28日(日) 18時14分   1.0    7.689°  18時58分 0.0109 
 9月27日(火) 17時27分   1.4    8.015°  18時14分 0.0233
10月26日(水) 16時46分   0.9    3.685°  17時11分 0.0096
11月25日(金) 16時20分   1.3    6.568°  17時09分 0.0256
12月24日(土) 16時22分   0.9    4.335°  16時57分 0.0118

 本日の仙台の日没は18時01分です。月齢1は日没20分後には見えるはずなので18時15分から双眼鏡で捜索していると… おっと、ありました。18時17分に発見です。早速撮影を開始しましょう。


新月から25時間53分後の月、撮影時月齢は1.1です。

2022/4/2 18h18m56s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO800 F8 1/60sec


発見時の月高度は6°でした。

2022/4/2 18h24m22s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO500 F8 1/50sec


やや霞んでいますが今の時期としてはベストコンディションと言っていいでしょう。

2022/4/2 18h26m48s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO500 F8 1/13sec


高度は4°になりました。今日は低空でもクッキリ見えます。

2022/4/2 18h34m40s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO800 F8 1/4sec


実際の高度はこんな感じ、かなり低いところにあります。

2022/4/2 18h35m34s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO1250 F8 1/8sec


本日のラストショット

2022/4/2 18h36m40s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO1250 F8 1/10sec

 今年はこれまで天気が良くない日が多かったのですが、2月2日に続いて月齢1.1を撮影できたことは超ラッキーでした。次回の5月31日は今年いちばん細い夕月、月齢0.9です。晴れることを願いましょう!


満月前日の十六夜月(月齢15.1)

2022年02月16日 | 
 今日は旧暦1月16日なので今宵は十六夜月になりますが、まだ満月ではありません。
満月はあす2月17日なので、今日は満月前日の月ということになります。

 しか~し、明日の満月時刻は01時57分なので、今宵は満月9時間前のまん丸お月様が東の
空に昇ってくるはずです。しかも月出時刻が日没前なので青空の中の満月が見られます。

 青空の中の満月は実はなかなか見られないので本日はチャンスです。天気も今のところは
晴れているのでウオッチングしてみましょう~。

 と期待して月出を待っていたのですが、夕方になると雲が出てくる最近のパターンは今日
も変わらず… 雲越しのウオッチングとなりました。

2022/2/16 17h09m44s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO1000 F8 1/400sec


カレンダー上は満月前日の満月そっくりな月(月齢15.1 輝面比1.00 撮影時高度4°)

2022/2/16 17h10m28s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO800 F7.1 1/800sec


 この後、月は雲に突入して、次に姿をあらわしたのは辺りが暗くなった18時前、薄雲越し
なので月の周りがぼんやり明るくなっています。

2022/2/16 17h53m40s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO640 F9 1/1000sec


こちらは雲がかかっていない瞬間をねらって撮った、満月7時間22分前の月です。

2022/2/16 18h34m04s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO640 F9 1/1600sec


 明日の朝、晴れていれば青空の中でしずんでいく輝面比1.00の満月が見えるはずですが、
天気予報では小雪がちらつく曇りなので難しいようです。ざんねん~。

二日月(月齢1.1)

2022年02月02日 | 
本日、2月2日はブログ「見たい天体現象 2022年に見える細~い月(月齢1)」で紹介した月齢1.1の月が見える日です。季節風が強く吹くとっても寒い日でしたが撮影にチャレンジしてみました。

 2022年新月翌日   日没時刻   日没時月齢  日没時月高度   月没時刻  輝面比
 1月04日(火) 16時30分   1.5   12.485°  18時00分 0.0349
2月02日(水) 17時01分   1.1    9.467°  18時02分 0.0166 
 3月04日(金) 17時33分   1.6   16.642°  19時07分 0.0318
 4月02日(土) 18時01分   1.1   10.159°  18時59分 0.0133 
 5月02日(月) 18時29分   1.5   14.379°  19時55分 0.0228
 5月31日(火) 18時54分   0.9    7.931°  19時47分 0.0079 
 6月30日(木) 19時05分   1.3   11.073°  20時16分 0.0152
 7月30日(土) 18時50分   1.7   12.536°  20時02分 0.0259
 8月28日(日) 18時14分   1.0    7.689°  18時58分 0.0109 
 9月27日(火) 17時27分   1.4    8.015°  18時14分 0.0233
10月26日(水) 16時46分   0.9    3.685°  17時11分 0.0096
11月25日(金) 16時20分   1.3    6.568°  17時09分 0.0256
12月24日(土) 16時22分   0.9    4.335°  16時57分 0.0118


 西の空はこんな感じ… 奥羽山脈を越えたきた雪雲で山並みが見えません。

2022/2/2 17h00m50s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f150mm ISO1600 F13 1/640sec

 高度2°以下は厚い雲で覆われていますが、その上は薄い雲なのでなんとか見えそうです。今日の日没時刻は17時01分です。月齢1の月は日没20分後には見えるので17時20分頃に双眼鏡で探すことにしましょう。

さて、時刻は17時20分を過ぎました。双眼鏡で探すと… おっと簡単に見つかりました。

月齢1.1(輝面比0.02)新月26時間37分後の月です。撮影時高度は5.9°

2022/2/2 17h22m58s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO1600 F8.0 1/80sec


雲で減光されているのでかなり細く見えます。

2022/2/2 17h24m39s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO800 F8.0 1/25sec


本日は自宅2階からの手持ち撮影です。

2022/2/2 17h28m50s D810A SIGMA150-600mm f5-6.3 f600mm ISO800 F8.0 1/13sec

 この直後、雲に覆われて撮影終了です。トータルの撮影時間はわずかに10分でした。雲がなければもっとキレイな月齢1.1を撮影できたのですが、まー、今日の天気では撮影できただけで御の字ですね。

 次回の月齢1撮影ミッション・デーは4月2日です。月齢は今日と同じ1.1ですが輝面比は0.01です。天気が良かったら遠征して望遠鏡で撮影したいところですが春霞の時期なので低層の透明度はあまり良くないかもしれませんね。天気の具合を見て撮影地と撮影機材を考えることにしましょう。

有明の月と金星、火星の共演(1/30)

2022年01月30日 | 
1月30日早朝の「有明の月と火星、金星、水星の共演」観望記録です。

 家を出るときは全天曇りで星は見えなかったのですが、急速に晴れ上がることもあるのでとりあえず撮影場所に行ってみると… ふむ、細い月は雲越しに見えていますが星はやっぱり見えません。

 眼視では雲の様子が分からないので、感度高めで空の状態を確認した写真がこちら。肉眼では確認できませんでしたが、いくつかの星が雲越しに写っています。ひょっとしたら晴れるかも…!?

2022.1.30 05h40m30s D810A NIKKOR 24mm-70mm F2.8 f70mm ISO3200 1/1.3sec F2.8

 本日の水星出の時刻は5時44分です。それまで雲が切れることを期待して試し撮りをしておくことにしましょう。と撮影を始めたのですが水星が昇ってくる時刻には雲がモクモクやって来て、月も金星も火星も全く見えなくなってしまいました。

 結局、月と金星と火星が写っていたのはこの写真1枚だけでした。ざんねん~。

「有明の月と金星と火星の共演」

2022.1.30 05h41m40s D810A NIKKOR 24mm-70mm F2.8 f70mm ISO1600 1sec F11

 その後も天気が良くなることは無いまま時間は過ぎて… 6時10分頃に青味を帯びた空で輝く金星が見えましたが、月が顔を出すことはなく、水星を確認することもできませんでした。

2022.1.30 06h11m30s D810A NIKKOR 24mm-70mm F2.8 f70mm ISO1600 1/6sec F11

 昨日はドーンパープルに染まる快晴の空がとてもキレイでしたが、快晴の天気が2日間続くことはこの時期は望めないですね。例年寒さのピークは1月下旬~2月上旬。三寒四温がやってくると春の訪れを感じるのですが、週間天気予報を見るとその気配は全くないので、春はまだまだ遠し…ですね。

1月29日の月と金星

2022年01月29日 | 
目覚ましを止めた後の二度寝ほど気持ちよい眠りはないなぁ~ 
と再び眠りに入りかけた時… 妻の「あ、三日月がキレイにみえてるよ~」の声で瞬間覚醒!

カーテンを開けて外を見てみると、ほう、快晴の空に細い月がぽっかり浮かんでいます。

雲の多い天気が続いていた1月でしたが、春を感じさせる空が訪れるようなりました。

 本日のMOONは新月3日前の二十七日月(月齢26)です。妻にやんわりと「あれは三日月ではなく有明の月なんだよ」と訂正を入れつつ撮影の準備です。ふと気になってステラナビで輝面比を確認すると思ったとおり金星と今日の月はほぼ同じ輝面比でした。

 金星はまだ視直径が大きいので望遠鏡を使わなくても細い金星が撮れるかも~、と思ってコンデジと600mm望遠レンズで撮影です。三脚も使わずお気楽な手持ち撮影なのでそれなりにブレていますが、ほぼ同じ輝面比である様子を撮影することができました~。

ほぼ同じ輝面比の金星と月


さて、明日はブログ「2022年見たい天体現象「月と惑星の接近(1月~6月編)」→blog
で紹介した「有明の月と火星、金星、水星の共演」が見られる日です。天気が良かったら
早起きをしてウオッチングしてみることにしましょう。

1月30日の早朝に見える「有明の月と火星、金星、水星の共演」



こちらは1月5日に撮影した「三日月と3惑星の競演」で~す。

2022.1.5 17h13m18s D810A NIKKOR 24mm-70mm F2.8 f46mm ISO800 1/2sec F7.1







中秋の名月

2021年09月22日 | 
 9月21日深夜、0時21分59秒に撮影した中秋の名月で~す。

 実はこの時間にISSの月面通過があったので撮影していたのですが通過の瞬間だけ
コマ落ちしたようで残念ながらキャプチャーされていませんでした~。


 PC画面上ではISSの通過が見えたので撮れた!と思ったのですがぬか喜びでした~。

 昨夜の通過はISSまでの距離が537kmだったので中接近といったところですがはっきり
形が見えました。ISSの視直径は50.57″でほぼ木星と同じ(視直径=47.3″)です。

通過時間は0.70秒でしたが予報どおりのコースだったこと確認しました。

 あれ!? 撮影時刻が0時を過ぎてるのでこれは中秋の名月の翌日の月ですね。
旧暦8月16日のお月さまで~す。失礼しました~。(^^ゞ


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