昨年に続いて今年も年末にパスポート砲を放ちもう少しで60作の大台というところまで伸ばした。
今年の特徴は2つの作品に代表される映画の社会現象化だろう。限定上映のマイナー作品からSNS等の口コミで一気にシネコンでの大入りに繋げたのが「カメラを止めるな!」。同様の口コミでも元々コアなファンがいたところから幅広い広がりを見せたのが「ボヘミアンラプソディ」。
その他にも映画祭のグランプリから王道の興行を見せた「万引き家族」、映画ファンの新しい楽しみ方を開拓した「バーフバリ」シリーズなど、多様な種類の作品が映画ファンだけではない多くの人々の支持を受けた年だったように思う。
この活況が今年特有のものなのか、これからも続いていくものなのか。情報技術の発展とともに広報の選択肢も次々に増えるわけで、来年以降映画業界の腕の見せどころといったところだろうか。
1.「ボヘミアンラプソディ」(11月17日)
11月上旬に封切られた映画が年末年始にいちばん豪華な音響のハコで上映されている。上映開始直後に海老名のTHX、年末に日本橋のDOLBY-ATMOSで観たが、細かい指摘をなぎ払う音楽の圧倒的な力。小学生らしき観客も見られるなど、あらゆる世代を巻き込む社会現象に大化けした。
2.「スリービルボード」(2月4日)
希望もなく周りとは衝突ばかりの殺伐とした世界の裏には、それぞれがそこに至る背景があり、その中にかすかな光明もある。とてもやるせない話でありながら温かい気持ちにもなれる不思議な作品であった。
3.「万引き家族」(6月9日)
カンヌ映画祭パルムドール受賞という追い風を受けて今年中盤の映画界を引っ張る存在に。題名に眉をひそめる人がいたが、映画を観てちゃんと物を言ってほしいものである。10月には樹木希林が永眠。充実の女優人生の真っ只中だったのに残念の一言に尽きる。
4.「パディントン2」(1月21日)
今年は同じぬいぐるみ系のプーが実写化されたがこちらの方がまっすぐ心に入ってきた。教訓めいたものを匂わせず娯楽に徹して描き切っている点に好感が持てた。鑑賞後はロンドンの街を歩いてみたくなった。
5.「30年後の同窓会」(6月16日)
「ビフォア~」シリーズのR.リンクレイター監督が中年から初老に差し掛かろうとしている世代の男性を描いた作品。設定に惹かれるし、冷静だけど温かい脚本やS.カレルらの演技と琴線に触れる要素に溢れている。
6.「ワンダー 君は太陽」(6月23日)
遺伝子の不具合で他人とは違う容姿のオギー。彼が主人公ではあるが、彼とともに生きる家族や周りの人たちにもスポットを当てて、人との繋がりを丁寧に描いているところが素晴らしい。オギーはもちろん誰にでも悩みがあり、それぞれ同じくらい大きくて重要なのである。
7.「はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン」(10月20日)
大正時代を描いた作品が昭和に作られ、アニメとしては平成の終わりにようやく完結した。作品のデキがどうとか編集がどうとかいうことではなく、とにかく話が最後まで繋がったこと自体が快挙なのだ。
8.「リメンバーミー」(3月21日)
まずピクサーが久々に続篇ではなく新しい世界を作品にしたことを評価したい。死後の世界の美しさ、現世と死者の繋がりの描き方も良い。メキシコが舞台ということで、明るいながらも哀愁の漂う音楽が話の鍵になる。すべて良し。
9.「ペンタゴンペーパーズ 最高機密文書」(4月1日)
M.ストリープ、T.ハンクス、S.スピルバーグ監督とこれだけビッグネームが揃えばリベラルな空気から逃れるのは難しい(逆説的)と思ったが、映画自体は極めて冷静な立ち位置で報道と政治の駆け引きを緊迫感たっぷりに描いている。派手さはないがスピルバーグのスマートさを実感した。
10.「カメラを止めるな!」(8月25日)
映画が社会現象になる一連の流れを見せてもらった。原作がある作品の映画化や芸能事務所の意向で出演者が決まるような邦画のやり方を全否定するわけではないが、業界としてマイナーでも筋の通った企画で作られた作品も市場に並ぶような多様性や柔軟性を持ち続けてほしい。
11.「シュガーラッシュ:オンライン」(12月24日)
キャラクターを総動員してディズニーの力を誇示。決して嫌味ではない。楽しさを追求できるのはすごいことだから。ちょっとした場面に出てくる主役級のキャラクターにきちんとオリジナルの声優を当てているところも贅沢。
12.「ビッグシック ぼくたちの大いなる目ざめ」(2月23日)
「ボヘミアンラプソディ」でF.Mercuryが「パキ野郎」と罵られる場面がある。人口2億人を有し大きな影響力を持つはずだが意外に知らないパキスタン人の立場を描くコメディー?難病もの?一つに括れないけどおもしろい作品。
13.「タリーと私の秘密の時間」(8月18日)
すごく美人なのに疲れてしまっているひとって結構いる。夫も手伝うべきだという議論の前に家事育児は労働として非常に過酷である。うまく手を抜ければいいけど、そうできない性格の人にとっては悲劇を生みかねない。C.セロンの体を張った演技が光る一作。
14.「レディプレイヤー1」(4月30日)
「平成最後の~」が合言葉になりつつあるこの頃。30年で情報系の技術は著しい進化を遂げたが、その根っこにあるのは80年代、昭和の魂だ。
15.「バーフバリ 王の凱旋」(7月16日)
インド発の大スペクタクル映画は、一般社会はともかく映画ファンの間に一大現象を巻き起こした。爆音上映や絶叫上映、応援上映などの新しい映画の楽しみ方を広げた功績は大きい。
16.「パッドマン 5億人の女性を救った男」(12月24日)
相当な本数が製作されているインド映画から一風変わった作品が到着。地方の貧困問題や女性の社会進出といった背景があっても歌と踊りは欠かさないところがおもしろい。国連演説の場面は今年の映画の中でも最上級の感動をもたらした。
17.「アベンジャーズ/インフィニティウォー」(4月27日)
今年最大の驚きはこれ。観終わった後の虚無感というか喪失感というか。エンドロールの後に期待を持つものの、追い打ちをかけるようなエピソードと「サノスは帰ってくる」の文字。聞きたいのはそこじゃない。MARVELのドSぶりに悶絶した。
18.「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」(12月28日)
障害者という人物設定はあくまで背景であり、描くのは個人の出会いと成長の普遍的な物語。そう思えてくる鹿野氏の生き方、映画の作り方に大いに共感した。
19.「search/サーチ」(12月7日)
映像の目新しさよりも父と娘の話というところに惹かれた。裏には母と息子の話も出てきて、全体的によく練られた脚本でおもしろかった。
20.「クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~」(4月14日)
今年の「クレしん」は中くらい。後半に見どころが押し寄せて、突然「ジェンカ」がすべてを押し流す強引さと意外性はまったく嫌いじゃない。
21.「グレイテストショーマン」(2月17日)
昨年の「ララランド」の勢いをもう一度という売り手の意向が強く発揮。映画の内容は思ったよりかなり毒気があるものだったが作品の力で興行的には大成功と言っていいだろう。欧米のアルバムチャートでは未だに上位にとどまっている。
22.「キングスマン:ゴールデンサークル」(1月8日)
前作が大ヒットしたから多少の無理はなんてことない、と言わんばかりのC.ファース復活。代わりに結構重要な活躍をしていた人たちが退場。でもいざとなればすぐ戻すことができると思えばこれもなんてことないのかな。
23.「クレイジーリッチ」(10月20日)
中国系と中国人の考え方が異なるのは当たり前だが、アジアに住む中国系と米国に住む中国系もかなり違うとのこと。来年以降も当分頭が痛い米中の経済戦争の中で、今後彼らはどういう選択をするのだろう。
24.「アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル」(5月12日)
採点競技って不透明感が満載であまり好きになれないのだが、人々の思惑が絡む分ドラマには向いているのかもしれない。スポーツの世界は進化するにつれて金持ちが有利になる流れになっている。フィギュアスケートはおそらく資産家の家庭じゃなければできない。
25.「ジュマンジ/ウェルカムトゥジャングル」(4月7日)
今年はD.ジョンソン主演作が何本か公開されたが、虚弱系のおたく少年のアバターという役回りの本作が振れ幅が大きく最もおもしろかった。
26.「来る」(12月9日)
理由もなくこわいものってあるよね、という考えを理解できるのであればこの映画は有り。ただ悪いことはどんな小さなことも一切できなくなってしまうかも。
27.「シェイプオブウォーター」(3月3日)
今年のアカデミー賞の主役となったのはG.デル・トロ監督の異色ファンタジー。栄冠を手にしてもこの人が持つ独特のB級感はこれからも変わらないのだろう。
28.「クワイエットプレイス」(9月29日)
北米で大ヒットの余勢をかって殴り込み。ただホラーというよりはエイリアン系なので、じわじわ迫ってくる恐怖はなかった。音を立てたら死亡という設定にも拘らず主人公たちはかなりの無茶をする。その辺が緊迫感に欠ける作品になった原因なのかもしれない。
29.「ミッション:インポッシブル フォールアウト」(8月11日)
T.クルーズ56歳。シリーズ次の作品ではいよいよ60代か。ひさしぶりにM.モナハンが出てきてシリーズをずっと見てきた者としてはうれしかった。
30.「デッドプール2」(6月1日)
なんでもできる映画の強み。自虐的にR.レイノルズの黒歴史ならぬ緑歴史を抹殺。まだまだ快進撃は続く。
今年の特徴は2つの作品に代表される映画の社会現象化だろう。限定上映のマイナー作品からSNS等の口コミで一気にシネコンでの大入りに繋げたのが「カメラを止めるな!」。同様の口コミでも元々コアなファンがいたところから幅広い広がりを見せたのが「ボヘミアンラプソディ」。
その他にも映画祭のグランプリから王道の興行を見せた「万引き家族」、映画ファンの新しい楽しみ方を開拓した「バーフバリ」シリーズなど、多様な種類の作品が映画ファンだけではない多くの人々の支持を受けた年だったように思う。
この活況が今年特有のものなのか、これからも続いていくものなのか。情報技術の発展とともに広報の選択肢も次々に増えるわけで、来年以降映画業界の腕の見せどころといったところだろうか。
1.「ボヘミアンラプソディ」(11月17日)
11月上旬に封切られた映画が年末年始にいちばん豪華な音響のハコで上映されている。上映開始直後に海老名のTHX、年末に日本橋のDOLBY-ATMOSで観たが、細かい指摘をなぎ払う音楽の圧倒的な力。小学生らしき観客も見られるなど、あらゆる世代を巻き込む社会現象に大化けした。
2.「スリービルボード」(2月4日)
希望もなく周りとは衝突ばかりの殺伐とした世界の裏には、それぞれがそこに至る背景があり、その中にかすかな光明もある。とてもやるせない話でありながら温かい気持ちにもなれる不思議な作品であった。
3.「万引き家族」(6月9日)
カンヌ映画祭パルムドール受賞という追い風を受けて今年中盤の映画界を引っ張る存在に。題名に眉をひそめる人がいたが、映画を観てちゃんと物を言ってほしいものである。10月には樹木希林が永眠。充実の女優人生の真っ只中だったのに残念の一言に尽きる。
4.「パディントン2」(1月21日)
今年は同じぬいぐるみ系のプーが実写化されたがこちらの方がまっすぐ心に入ってきた。教訓めいたものを匂わせず娯楽に徹して描き切っている点に好感が持てた。鑑賞後はロンドンの街を歩いてみたくなった。
5.「30年後の同窓会」(6月16日)
「ビフォア~」シリーズのR.リンクレイター監督が中年から初老に差し掛かろうとしている世代の男性を描いた作品。設定に惹かれるし、冷静だけど温かい脚本やS.カレルらの演技と琴線に触れる要素に溢れている。
6.「ワンダー 君は太陽」(6月23日)
遺伝子の不具合で他人とは違う容姿のオギー。彼が主人公ではあるが、彼とともに生きる家族や周りの人たちにもスポットを当てて、人との繋がりを丁寧に描いているところが素晴らしい。オギーはもちろん誰にでも悩みがあり、それぞれ同じくらい大きくて重要なのである。
7.「はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン」(10月20日)
大正時代を描いた作品が昭和に作られ、アニメとしては平成の終わりにようやく完結した。作品のデキがどうとか編集がどうとかいうことではなく、とにかく話が最後まで繋がったこと自体が快挙なのだ。
8.「リメンバーミー」(3月21日)
まずピクサーが久々に続篇ではなく新しい世界を作品にしたことを評価したい。死後の世界の美しさ、現世と死者の繋がりの描き方も良い。メキシコが舞台ということで、明るいながらも哀愁の漂う音楽が話の鍵になる。すべて良し。
9.「ペンタゴンペーパーズ 最高機密文書」(4月1日)
M.ストリープ、T.ハンクス、S.スピルバーグ監督とこれだけビッグネームが揃えばリベラルな空気から逃れるのは難しい(逆説的)と思ったが、映画自体は極めて冷静な立ち位置で報道と政治の駆け引きを緊迫感たっぷりに描いている。派手さはないがスピルバーグのスマートさを実感した。
10.「カメラを止めるな!」(8月25日)
映画が社会現象になる一連の流れを見せてもらった。原作がある作品の映画化や芸能事務所の意向で出演者が決まるような邦画のやり方を全否定するわけではないが、業界としてマイナーでも筋の通った企画で作られた作品も市場に並ぶような多様性や柔軟性を持ち続けてほしい。
11.「シュガーラッシュ:オンライン」(12月24日)
キャラクターを総動員してディズニーの力を誇示。決して嫌味ではない。楽しさを追求できるのはすごいことだから。ちょっとした場面に出てくる主役級のキャラクターにきちんとオリジナルの声優を当てているところも贅沢。
12.「ビッグシック ぼくたちの大いなる目ざめ」(2月23日)
「ボヘミアンラプソディ」でF.Mercuryが「パキ野郎」と罵られる場面がある。人口2億人を有し大きな影響力を持つはずだが意外に知らないパキスタン人の立場を描くコメディー?難病もの?一つに括れないけどおもしろい作品。
13.「タリーと私の秘密の時間」(8月18日)
すごく美人なのに疲れてしまっているひとって結構いる。夫も手伝うべきだという議論の前に家事育児は労働として非常に過酷である。うまく手を抜ければいいけど、そうできない性格の人にとっては悲劇を生みかねない。C.セロンの体を張った演技が光る一作。
14.「レディプレイヤー1」(4月30日)
「平成最後の~」が合言葉になりつつあるこの頃。30年で情報系の技術は著しい進化を遂げたが、その根っこにあるのは80年代、昭和の魂だ。
15.「バーフバリ 王の凱旋」(7月16日)
インド発の大スペクタクル映画は、一般社会はともかく映画ファンの間に一大現象を巻き起こした。爆音上映や絶叫上映、応援上映などの新しい映画の楽しみ方を広げた功績は大きい。
16.「パッドマン 5億人の女性を救った男」(12月24日)
相当な本数が製作されているインド映画から一風変わった作品が到着。地方の貧困問題や女性の社会進出といった背景があっても歌と踊りは欠かさないところがおもしろい。国連演説の場面は今年の映画の中でも最上級の感動をもたらした。
17.「アベンジャーズ/インフィニティウォー」(4月27日)
今年最大の驚きはこれ。観終わった後の虚無感というか喪失感というか。エンドロールの後に期待を持つものの、追い打ちをかけるようなエピソードと「サノスは帰ってくる」の文字。聞きたいのはそこじゃない。MARVELのドSぶりに悶絶した。
18.「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」(12月28日)
障害者という人物設定はあくまで背景であり、描くのは個人の出会いと成長の普遍的な物語。そう思えてくる鹿野氏の生き方、映画の作り方に大いに共感した。
19.「search/サーチ」(12月7日)
映像の目新しさよりも父と娘の話というところに惹かれた。裏には母と息子の話も出てきて、全体的によく練られた脚本でおもしろかった。
20.「クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~」(4月14日)
今年の「クレしん」は中くらい。後半に見どころが押し寄せて、突然「ジェンカ」がすべてを押し流す強引さと意外性はまったく嫌いじゃない。
21.「グレイテストショーマン」(2月17日)
昨年の「ララランド」の勢いをもう一度という売り手の意向が強く発揮。映画の内容は思ったよりかなり毒気があるものだったが作品の力で興行的には大成功と言っていいだろう。欧米のアルバムチャートでは未だに上位にとどまっている。
22.「キングスマン:ゴールデンサークル」(1月8日)
前作が大ヒットしたから多少の無理はなんてことない、と言わんばかりのC.ファース復活。代わりに結構重要な活躍をしていた人たちが退場。でもいざとなればすぐ戻すことができると思えばこれもなんてことないのかな。
23.「クレイジーリッチ」(10月20日)
中国系と中国人の考え方が異なるのは当たり前だが、アジアに住む中国系と米国に住む中国系もかなり違うとのこと。来年以降も当分頭が痛い米中の経済戦争の中で、今後彼らはどういう選択をするのだろう。
24.「アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル」(5月12日)
採点競技って不透明感が満載であまり好きになれないのだが、人々の思惑が絡む分ドラマには向いているのかもしれない。スポーツの世界は進化するにつれて金持ちが有利になる流れになっている。フィギュアスケートはおそらく資産家の家庭じゃなければできない。
25.「ジュマンジ/ウェルカムトゥジャングル」(4月7日)
今年はD.ジョンソン主演作が何本か公開されたが、虚弱系のおたく少年のアバターという役回りの本作が振れ幅が大きく最もおもしろかった。
26.「来る」(12月9日)
理由もなくこわいものってあるよね、という考えを理解できるのであればこの映画は有り。ただ悪いことはどんな小さなことも一切できなくなってしまうかも。
27.「シェイプオブウォーター」(3月3日)
今年のアカデミー賞の主役となったのはG.デル・トロ監督の異色ファンタジー。栄冠を手にしてもこの人が持つ独特のB級感はこれからも変わらないのだろう。
28.「クワイエットプレイス」(9月29日)
北米で大ヒットの余勢をかって殴り込み。ただホラーというよりはエイリアン系なので、じわじわ迫ってくる恐怖はなかった。音を立てたら死亡という設定にも拘らず主人公たちはかなりの無茶をする。その辺が緊迫感に欠ける作品になった原因なのかもしれない。
29.「ミッション:インポッシブル フォールアウト」(8月11日)
T.クルーズ56歳。シリーズ次の作品ではいよいよ60代か。ひさしぶりにM.モナハンが出てきてシリーズをずっと見てきた者としてはうれしかった。
30.「デッドプール2」(6月1日)
なんでもできる映画の強み。自虐的にR.レイノルズの黒歴史ならぬ緑歴史を抹殺。まだまだ快進撃は続く。