二人の軌跡こそがX(エックス)。
キャラクターが確立しているから、いちいち説明する必要がないというのはシリーズものの強み。
でも他方で、そのキャラクターに縛られて物語の自由度が狭まる恐れもある。
特に、最近多い過去に遡る話には、辻褄合わせという難題がことごとくのしかかってくる。
前作でもウルヴァリンの過去ものをやった「X-MEN」が、今度はプロフェッサーXとマグニートーで挑んできた。
シリーズは全作品観ているが、おたくというほどでもない。今回復習も特にできず。
でもだろうか。だからだろうか。かなり楽しかった。
近くの席に退屈そうな男女もいたから、やはりそれなりの知識はないとだめなんだろう。
でも楽しめた。プロフェッサーXとマグニートーの大まかな関係や身体的特徴くらいを憶えていれば十分だったのではないかな。
かつては同志だったという二人。しかし、冒頭で描かれる生い立ちの差はあまりに過酷だった。
他のミュータントも(これまでのシリーズに登場したすべてのミュータントが)何かしらの悲しい過去を抱えている。
誰もがプロフェッサーXにもマグニートーにも共感する部分を持ち、しかし自分の判断で道を違えていく。
この物語はまさに「X-MEN」の本質であり起源だと思った。
マグニートーを演じたM.ファスベンダーの厳しくも寂しい表情(ちょっとRobbie Williamsを彷彿)と、対照的に甘さを漂わせるJ.マカヴォイ、いずれもよかった。
そして、健在!K.ベーコンである。まあ憎い役回りなんだけど、最後がなんとも・・・。
普通の憎たらしい悪役は、転落か爆発と相場が決まっているところを、あの展開である。
意外性といい、前の場面とのつながりといい、これだけで点数を加点したくなったくらい。彼でしか成り立たないのではないかな。
(85点)
キャラクターが確立しているから、いちいち説明する必要がないというのはシリーズものの強み。
でも他方で、そのキャラクターに縛られて物語の自由度が狭まる恐れもある。
特に、最近多い過去に遡る話には、辻褄合わせという難題がことごとくのしかかってくる。
前作でもウルヴァリンの過去ものをやった「X-MEN」が、今度はプロフェッサーXとマグニートーで挑んできた。
シリーズは全作品観ているが、おたくというほどでもない。今回復習も特にできず。
でもだろうか。だからだろうか。かなり楽しかった。
近くの席に退屈そうな男女もいたから、やはりそれなりの知識はないとだめなんだろう。
でも楽しめた。プロフェッサーXとマグニートーの大まかな関係や身体的特徴くらいを憶えていれば十分だったのではないかな。
かつては同志だったという二人。しかし、冒頭で描かれる生い立ちの差はあまりに過酷だった。
他のミュータントも(これまでのシリーズに登場したすべてのミュータントが)何かしらの悲しい過去を抱えている。
誰もがプロフェッサーXにもマグニートーにも共感する部分を持ち、しかし自分の判断で道を違えていく。
この物語はまさに「X-MEN」の本質であり起源だと思った。
マグニートーを演じたM.ファスベンダーの厳しくも寂しい表情(ちょっとRobbie Williamsを彷彿)と、対照的に甘さを漂わせるJ.マカヴォイ、いずれもよかった。
そして、健在!K.ベーコンである。まあ憎い役回りなんだけど、最後がなんとも・・・。
普通の憎たらしい悪役は、転落か爆発と相場が決まっているところを、あの展開である。
意外性といい、前の場面とのつながりといい、これだけで点数を加点したくなったくらい。彼でしか成り立たないのではないかな。
(85点)