Con Gas, Sin Hielo

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「アントマン&ワスプ」

2018年09月02日 16時42分45秒 | 映画(2018)
気分転換になると思ったら、甘かった。


「アベンジャーズ/インフィニティウォー」があのような展開になった以上、あの場にいたメンバーの続篇は作れない状態になっている。

そこでこのタイミングで登場となったのがアントマンだ。「シビルウォー/キャプテンアメリカ」のときの行動がとがめられて罪に問わない代わりに自宅謹慎を言い渡されたため、インフィニティウォーには参加できなかったという設定である。

娘大好きで世界よりも家庭の平和というスコットは今回も健在。しかし、アントマンになった経験からハンク博士のとても複雑な計画に参加せざるを得ない事態になってしまう。

物の大きさが目まぐるしく変化するアクションシーンの楽しさは相変わらずなところに、新たな登場人物が増えて賑やかになった。

特にヒーローものの陰の部分のみが集積したような存在であるエイヴァが中心となって物語をかき回す。

誰かが陰謀を企てるのを止めるわけでもない、過去の私怨でサンフランシスコの街が破壊されかねなくなるまで事が大きくなるのだから凄い。

ただ、エイヴァにしても悲しい運命を背負った敵役というだけで、本作では命を奪い合う明確な勧善懲悪は描かれない。アベンジャーズの話はないの?と思いながらも、どこかほのぼのとした展開には若干ほっとしたのも事実だ。

しかし、だ。エンドロールに事件は待っていた。

正直なところ、インフィニティウォーに不在だったメンバーが、アベンジャーズを救うキーマンと思っていた。そこに結び付く希望を見たいと思っていた。

更に道が塞がっちゃったよ。どうなるんだ?これ。

(75点)
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