コツコツやる方、ご苦労さまです。
今回のW.フェレルは基本まじめ。真っ当な人間たらんとしている男の役。
でもこの人、まじめな顔してる方がおもしろさが引き立つ。
書類仕事人間+リトルリバーバンド好きの中年刑事アレンにHOTな女性が次々になびいてくるシュールさを、さも当たり前に、むしろ困ったように真顔で受け止めるのだから笑ってしまう。相棒テリーでなくとも開いた口が塞がらない。
一方で驚いたのは、S.L.ジャクソンとD.ジョンソンのスーパー刑事コンビ。先日の「スーパー!」でのE.ペイジ並み、笑えたかどうか憶えてないほどの衝撃だった。
そんな中で、話はアレンとテリーがスーパー刑事のポストを手に入れるのかと思いきや、この映画はもうひとひねりある。
エンドロールで一気に放出されるのだが、実は結構斜め目線の隠れた主張を持っているのだ。
華やかな陰には暗い実像がある。手放しで称賛するほどの存在じゃないんだよと笑い飛ばしているのかと感じた。
対照的に、かつての(なんだか妙ではあったけど)悪かった自分を払拭すべく努力するアレンに関しては、リトルリバーバンドやプリウスなどを地味や堅実の象徴と笑いにするが、決して全否定はせず、どちらかというと温かくからかっている。
1年前に北米公開した作品だが、相変わらず米国の景況はぱっとしない。やっぱりコツコツ積み上げるしかないでしょう。
さて、映画全体を見渡すと、主役コンビ+スーパー刑事の他にも、意外な配役が揃っていたようだけど、情けないことにM.キートンすら気付かなかった。B.シールズなんて何処に出ていたの?
音楽は笑いのネタ(しつこくTLC)も含めて良かった。エンディングで流れたCee Lo Greenの曲をもう一度聴いてみたい。
(70点)
今回のW.フェレルは基本まじめ。真っ当な人間たらんとしている男の役。
でもこの人、まじめな顔してる方がおもしろさが引き立つ。
書類仕事人間+リトルリバーバンド好きの中年刑事アレンにHOTな女性が次々になびいてくるシュールさを、さも当たり前に、むしろ困ったように真顔で受け止めるのだから笑ってしまう。相棒テリーでなくとも開いた口が塞がらない。
一方で驚いたのは、S.L.ジャクソンとD.ジョンソンのスーパー刑事コンビ。先日の「スーパー!」でのE.ペイジ並み、笑えたかどうか憶えてないほどの衝撃だった。
そんな中で、話はアレンとテリーがスーパー刑事のポストを手に入れるのかと思いきや、この映画はもうひとひねりある。
エンドロールで一気に放出されるのだが、実は結構斜め目線の隠れた主張を持っているのだ。
華やかな陰には暗い実像がある。手放しで称賛するほどの存在じゃないんだよと笑い飛ばしているのかと感じた。
対照的に、かつての(なんだか妙ではあったけど)悪かった自分を払拭すべく努力するアレンに関しては、リトルリバーバンドやプリウスなどを地味や堅実の象徴と笑いにするが、決して全否定はせず、どちらかというと温かくからかっている。
1年前に北米公開した作品だが、相変わらず米国の景況はぱっとしない。やっぱりコツコツ積み上げるしかないでしょう。
さて、映画全体を見渡すと、主役コンビ+スーパー刑事の他にも、意外な配役が揃っていたようだけど、情けないことにM.キートンすら気付かなかった。B.シールズなんて何処に出ていたの?
音楽は笑いのネタ(しつこくTLC)も含めて良かった。エンディングで流れたCee Lo Greenの曲をもう一度聴いてみたい。
(70点)