2時間半必死に戦った末の水泡。
1作の中で一定の完結をしない作品は認めたくないとこれまで言ってきたのだが、ここまで徹底的に作られると清々しささえあると初めて感じた。
本気というか、強気というか、とにかく「最凶の敵」という見出しが伊達ではなかったことは間違いない。
途中にはコメディ要素も頻繁に挟まれるし、ソーのハンマーが復活したり、反抗期のグルートが覚醒したりといった、希望を持たせるキャラクターの成長も描かれ、はらはらしながらも大団円に向かって進むいつものアクション映画と思って観ていた。
しかし待っていたのは、これまた宣伝できちんと言葉として出ていた「アベンジャーズ全滅へのカウントダウン」であった。看板に偽りなしである。
今回、「アベンジャーズ」シリーズとしては、ドクターストレンジやガーディアンズオブギャラクシーなどが初参戦し、それぞれがかなり重要な役回りを担っていた。
しかし、そんな新参者にも無慈悲な展開が訪れる。つい1~2か月前に世界的な社会現象を起こしたブラックパンサーも風とともに去った。
様々なキャラクターが交錯する化学反応を楽しむのが「アベンジャーズ」の醍醐味でもあるのだが、出入りが激しく、舞台も宇宙まで拡大して展開するので、シリーズ作品を観たことがなければ置いてけぼりは確実だ。
なにしろほぼ全作観ていてもエンドロールに移った瞬間は唖然とするほかなかったのだから。そして、気持ちを落ち着かせられればと、長いエンドロールを待った挙句に現れたおまけ映像が絶望感に更なる追い打ちをかけるという徹底ぶり。
賛否両論、というよりも、かなり否定的な感想が多く寄せられるのではないかと想像する。
「サノスは帰ってくる」と出ていたが、逆にその他のキャラクターの作品は、このエピソードが片付かないかぎりは続篇を作れないでしょう。マーベルの思い切りにただただ驚くしかない。
キャプテンもスタークも、もはや内部抗争を続けている暇はない。再集結して目が覚めるような反撃を見られるのだろうと思っているが、最後にサノスが見せた静かで穏やかな表情が実に味わい深く、そう単純な展開にはならないものと推測する。今から楽しみでしようがない。
(80点)
1作の中で一定の完結をしない作品は認めたくないとこれまで言ってきたのだが、ここまで徹底的に作られると清々しささえあると初めて感じた。
本気というか、強気というか、とにかく「最凶の敵」という見出しが伊達ではなかったことは間違いない。
途中にはコメディ要素も頻繁に挟まれるし、ソーのハンマーが復活したり、反抗期のグルートが覚醒したりといった、希望を持たせるキャラクターの成長も描かれ、はらはらしながらも大団円に向かって進むいつものアクション映画と思って観ていた。
しかし待っていたのは、これまた宣伝できちんと言葉として出ていた「アベンジャーズ全滅へのカウントダウン」であった。看板に偽りなしである。
今回、「アベンジャーズ」シリーズとしては、ドクターストレンジやガーディアンズオブギャラクシーなどが初参戦し、それぞれがかなり重要な役回りを担っていた。
しかし、そんな新参者にも無慈悲な展開が訪れる。つい1~2か月前に世界的な社会現象を起こしたブラックパンサーも風とともに去った。
様々なキャラクターが交錯する化学反応を楽しむのが「アベンジャーズ」の醍醐味でもあるのだが、出入りが激しく、舞台も宇宙まで拡大して展開するので、シリーズ作品を観たことがなければ置いてけぼりは確実だ。
なにしろほぼ全作観ていてもエンドロールに移った瞬間は唖然とするほかなかったのだから。そして、気持ちを落ち着かせられればと、長いエンドロールを待った挙句に現れたおまけ映像が絶望感に更なる追い打ちをかけるという徹底ぶり。
賛否両論、というよりも、かなり否定的な感想が多く寄せられるのではないかと想像する。
「サノスは帰ってくる」と出ていたが、逆にその他のキャラクターの作品は、このエピソードが片付かないかぎりは続篇を作れないでしょう。マーベルの思い切りにただただ驚くしかない。
キャプテンもスタークも、もはや内部抗争を続けている暇はない。再集結して目が覚めるような反撃を見られるのだろうと思っているが、最後にサノスが見せた静かで穏やかな表情が実に味わい深く、そう単純な展開にはならないものと推測する。今から楽しみでしようがない。
(80点)
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