紛うことなき続篇。
ラジオで本作の紹介を聞いたときには、アクションシーンを撮ってから筋書きを考えたと言われていて、どれだけ荒唐無稽な展開になるのかと思っていたのだが、話が進むほど前作「ローグネイション」と密接に絡んでいることが明らかになる。復習しなかったのは失敗だった。
今回カギを握る重要人物は、H.カヴィル演じるCIAエージェントのウォーカー。はじめは捜査の進め方でイーサンと対立するが、そのうちイーサンが政府に対し裏切りを働いているとの疑惑を持つようになる。
誰が裏切るか分からない、敵と味方の位置関係が一瞬で入れ替わるスリリングさは本シリーズの醍醐味であり、この辺りはとってつけたとは思えない見応えに仕上がっている。
上司と対立するイーサン。正義を貫こうと上司を力ずくでねじ伏せ、仲間とともに敵陣へ向かおうとする中で、ウォーカーはどう振る舞うのか。
しかし、そこはスーパーパワーを持ちながらも街を破壊してヒールになってしまった作品に出演したH.カヴィル。ダーティーなパワーを誇示せずにはいられず(ほんとか?)、ここで作品は一気に転回する。
すべての構図が明らかになってからの一騎打ちでは、イーサンを何度も致命的な立場に追い込むアクションの連続となる。
明らかに加齢を感じさせる外見ながらも、すべての超絶アクションを一人でこなしてしまうT.クルーズにはただただ頭が下がるばかり。
「あり得ない」が幾重にも連なるヘリコプターの追跡シーンは、分かっていても手に汗握る。この時点で製作側の勝利である。
「M:I-3」以来にイーサンと再会するジュリア(M.モナハン)のシーンもうれしい。前作から引き続きヒロイン相当として登場するイルサ(R.ファーガソン)の前に現れるところは、もう一つの見どころと言っていい。
後で思い返してみると、ウォーカーの存在をはじめ、実はよく分かっていないことの方が圧倒的に多い脚本なのだが、おそらくそれなりに辻褄は合っているのだろう。そしてそれは作品を楽しむのにほとんど関係のないことである。
もうしばらく楽しませてもらえそうで、まずは安心というところか。
(75点)
ラジオで本作の紹介を聞いたときには、アクションシーンを撮ってから筋書きを考えたと言われていて、どれだけ荒唐無稽な展開になるのかと思っていたのだが、話が進むほど前作「ローグネイション」と密接に絡んでいることが明らかになる。復習しなかったのは失敗だった。
今回カギを握る重要人物は、H.カヴィル演じるCIAエージェントのウォーカー。はじめは捜査の進め方でイーサンと対立するが、そのうちイーサンが政府に対し裏切りを働いているとの疑惑を持つようになる。
誰が裏切るか分からない、敵と味方の位置関係が一瞬で入れ替わるスリリングさは本シリーズの醍醐味であり、この辺りはとってつけたとは思えない見応えに仕上がっている。
上司と対立するイーサン。正義を貫こうと上司を力ずくでねじ伏せ、仲間とともに敵陣へ向かおうとする中で、ウォーカーはどう振る舞うのか。
しかし、そこはスーパーパワーを持ちながらも街を破壊してヒールになってしまった作品に出演したH.カヴィル。ダーティーなパワーを誇示せずにはいられず(ほんとか?)、ここで作品は一気に転回する。
すべての構図が明らかになってからの一騎打ちでは、イーサンを何度も致命的な立場に追い込むアクションの連続となる。
明らかに加齢を感じさせる外見ながらも、すべての超絶アクションを一人でこなしてしまうT.クルーズにはただただ頭が下がるばかり。
「あり得ない」が幾重にも連なるヘリコプターの追跡シーンは、分かっていても手に汗握る。この時点で製作側の勝利である。
「M:I-3」以来にイーサンと再会するジュリア(M.モナハン)のシーンもうれしい。前作から引き続きヒロイン相当として登場するイルサ(R.ファーガソン)の前に現れるところは、もう一つの見どころと言っていい。
後で思い返してみると、ウォーカーの存在をはじめ、実はよく分かっていないことの方が圧倒的に多い脚本なのだが、おそらくそれなりに辻褄は合っているのだろう。そしてそれは作品を楽しむのにほとんど関係のないことである。
もうしばらく楽しませてもらえそうで、まずは安心というところか。
(75点)
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