ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

開放

2006年06月14日 | ノンジャンル
病院や、自助グループに、定期的に顔を出していた人が、
突然来なくなると、必ず噂されている。

「飲んだんちゃうか?」
「どっかで、倒れて、入院したんちゃうか?」
「死んだんちゃうか?」

ひどいものであるが、実際にそうなっているケースも、
多いのだから仕方ない面もあります。

そう噂される事が、脅迫観念のようになって、何があろうと、
必死で通院し、例会に参加される方もいます。

お酒に縛られ、どうしようもなかった自分を、断酒によって
開放したにも関わらず、その断酒で、改めて自分を縛ろうとは
思いません。

病院にしても、例会にしても、私にとっては、お酒から自分を
開放し続ける手段であって、目的ではないのです。

断酒というのは、自分にとっては、手段とか目的とかという
概念ではなく、お酒の奴隷に近かった自己の開放という、
何か、光の広がりをもつものとして、認識しているのです。