ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

歳時記

2006年06月07日 | ノンジャンル
一年を通し、毎月の行事にかこつけて、「酒が飲める飲めるぞう♪」
と歌われていた曲を、ふと思い出しました。

あれは、地獄へ誘う、魔笛のように、今では思ってしまいます。

昨年の6月より現在に至るまでの、各月を、振り返ってみたいと
思いました。

6月
茫然自失。 規則正しい生活。体は良く動く。
思考の持久力無し。お茶の消費量急増。
タバコと甘いものの消費量も急増。
7月
復職。焦燥感。不安。ならし運転を心掛ける。
8月
お盆。墓参り。亡き母に感謝。車の運転再開。
暑いのに、それほど暑さを感じない。
断酒後初の出張、接待。
9月
断酒3ヶ月表彰。情緒不安定。メインエンジン点火?
10月
疲労感。倦怠感。残業多し。開き直り。
記憶の整理。 体験の執筆。
11月
没頭。仕事、執筆。
12月
激動の一年を振り返って、虚脱。お茶で忘年会。
前途多難。断酒6ヶ月表彰。無感動。
1月
お酒の無いお正月。家族団欒。体験の執筆完。
安堵感。決意。
2月
出張、接待多し。多忙。充実感。手応え。
3月
更に多忙。自信。油断。戒め。体力の充実感。
4月
母の七回忌。新たな決意。お茶で法事。殊更に多忙。
酩酊の悪夢。
5月
アクティブな連休。断酒後初の海外出張。激務。
心の余裕無し。自己嫌悪。長い夜。

6月
断酒一年。フラッシュバック。心身のギャップ。
再び開き直り。マイペース。

来年の6月には、再度同じ様に振り返って、どう変わっているか、
端的に見てみたいと考えています。



自己暗示

2006年06月07日 | ノンジャンル
暗示や、催眠療法など、基本的に自己の意識を超えたところで、
自分をコントロールするという事には、非常に嫌悪感を持つ。

特殊な必要性は、否定しないが、こと、自身にとっては必要ない。
また、効果も薄いと考えている。

確かに、大嫌いな食べ物をパクパク食べたり、何よりも怖いものが
平気になったりと、その有用性については認めざるを得ないが、
それも、日常のちょっとした出来事で脆くも崩れ去る。

仮に、お酒を見るのも嫌という暗示を繰り返しかけられる事で、
断酒が継続するなら、それはそれで結構だとは思うが、
その継続には、肝心な己の抑制や、達成の積み重ねがない。

これはまるで違う意味の断酒継続となってしまうのだ。

飲みたい意識、飲ませようとし続ける無意識との闘いの継続が、
その人の断酒に、単にお酒を飲まないということよりも、遥かに
高い境涯へと導く意義をもたせるのだ。

飲みたい自分と、飲めない自分をそのまま受け入れ、その上で、
飲まない自分を、一日一日、強くしていく事が、断酒の意義と
考えている。

断酒というのは、「お酒を飲まない」という事だけではないのである。