人に優しく

人の過ちを責めるのはやめよう。

人は、新たな決意で、やり直しができるから。

自分を責めるのもやめよう。

それは自意識に逃げる事。

人と比べる事をやめよう。

大事なのは、自分と向き合う事。

自分の為だけの弁解をやめよう。

つまり、自分をごまかす事になる。

冷徹な目は自分に向けて、

人には優しくできればいい。

己の感受性を豊かにできるから。

とはいえ、なかなかできない事ばかり。

それがわかっているなら、人には優しく。。。

６月１日

去年のこの日、初めて病院を訪れた。

幻聴を聞きながら、幻覚を見ながらも、何とか理性を維持しつつ、
病院へと足を運んだ。

絶望と、恐怖と、決意と、覚悟とが渦巻く中、唯一自分を
支えていたものは、「けりをつけてやる。」という思いだった。

今日、仕事の途中で、その時と同じ様に病院へ行ったのは、
自分への戒めというより、「見せしめ」のためであった。

正直、あまり良い気分ではなかったが、面談を最初に受けた部屋にも
入り、当時を振り返って、あちらこちらを眺めたりしていた。

その日に、処置のお世話をしてくださった看護士さんもいらして、
いろいろお話もさせてもらった。

「おめでとう」の言葉に、面映い気がしたが、本当に喜んで
頂いている笑顔に、決意を新たにした。

自分の覚悟はともかくとしても、この一年で、随分裏切る事の
出来ない人達が、増えたものだ。
そして、その人達もまた、自分にとっては、大きな力となって
くれるのである。