ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

通院

2006年06月21日 | ノンジャンル
病院は、駅から歩いて、5分ほどなのだが、何分、周りに、
飲み屋が多い。
地下鉄、JR、私鉄が入り組む駅なので、病院へどのような
ルートを通っても、居酒屋、焼き鳥屋、立ち飲みの出来る
酒屋などが、軒並にある。自販機などは無論、ここかしこに
点在している。

それまで、ア症といえば、入院、拘束、隔離、矯正といった
治療法しかなかったのに対し、通院治療ということを始められて、
今年で25周年になるそうだ。

院長先生は、仕事を終えた後、こうした飲み屋街を通って、
患者さんが飲んでいないかと、目を配って、駅へと向われる。

もしも、自分の患者さんが、お酒を手にしていたら。。。
その落胆たるや、想像するに難い。

そして、先生は常に仰る。

「飲み屋街を通り、自動販売機の前も通らないと、病院へ来れない。」
「それでも、ぐっとこらえて、飲まないで通院する事が大事。」

殆どの患者さんは、病院へ、病院へという意志で、通院しながら、
飲まない自分を創ろうとしている。