ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

確信犯

2017年12月08日 | ノンジャンル
確信犯というのは、現在ではほとんど真逆の意味で
理解されている。

つまり、悪いことを承知の上でする犯罪者である。

しかし、本来は真逆で、己が正しいと信ずる事が、
たとえ国法、世法において抵触し、罰せられる
としても、その信念を貫く行為である。

歴史上、偉大な人たちは常に確信犯であったし、
投獄されている。

生きて出獄し、その確信を実現した者もいれば、
そのまま獄死した者もいる。

その信念の底にあったものは、常に人に対する
慈愛ではなかったか。

これに対し、テロなどはその思想がどうであれ、
人を傷つけ、その生命を奪うという一点で、
確信犯でも何でもない。

他の犠牲の上に立つ正義などあり得ない。
それを己の信念とするなら、それは狂信者である。

確信犯と狂信とは、根本的に背反するもの
なのである。