爺つぁま日記

北緯40度北東北の美しい自然と爺つぁまが行く四季の釣り

15-10-13 枯葉釣法ヤマメ編・5

2015年10月13日 | 枯葉釣法



さてヤマメの浮子釣りは使用するロッドが短いものであっても、長尺ロッドのゼロ釣法をはるかにしのぐ範囲をカバーできることから、足腰に衰えが来ている熟年釣り師にとっては、危険を伴う流れへの立ち込みがかなり軽減される願ってもない釣法であることは先刻承知済み。
加えて今回は、浮子釣り同様に広範囲を攻めることができる毛鉤の流し釣りについての考察である。

<盛岡毛鉤の流し釣り>

  • 使用ロッド: 浮子釣りと同じもの、5.4~6mのハエ竿硬調。
  • ライン: 0.8~1.0号ナイロン、流し浮子はロッド全長より若干短めに取り付け。  毛鉤数は浮子上40センチ間隔で4、浮子下50センチほどに1が標準。
  • 毛鉤: 盛岡毛鉤、季節によりサイズと色彩に変化を与えるもあまり重要ではない。  毛鉤巻きは意外に簡単なので衰えの来ている指先のリハビリを兼ねての自作を薦めたい。
  • 流し浮子: 市販のものでいいが自作も楽しい。 

釣り方は全く簡単で、流れと直角に対峙し浮子の重さを利用し、回し振りで少し上流目に打ち込む。
狙いのスポットはアユの泳がせ釣りとほぼ同じで流れの変化、そこを確実に毛鉤が通過することを意識する。
下流に向かって竿先主導で扇状に流すが、シモ45度付近で浮子下の毛鉤が一瞬向きを変える時に食いアタリが出る場合が多い。

以下、毛鉤釣りならでの特記事項を幾つかを羅列。
殆ど流れのないトロ場などでは、竿先を意識的に微振動を加えながら引いてヤマメを誘う場合がある。
無風状態よりもさざ波が立つ程度の風があった方がヤマメの食いは良い。
浮子釣りや脈釣りでは狙いきれない超浅場、対岸の樹木の下、増水後の沈みゴミの多いポイントも釣りになる。
手元には頻繁に明確な魚信があるが、当初はそのうちの2割を獲ることを目標にしたい。 
魚信が来る前の水面下の毛鉤を銜える直前、反転するキラリ一閃を捉えてのアワセが理想。
擬餌鈎だけに掛け損じやバラシがあるとそのスポットのヤマメからは見切られることが多く、同じ場所に粘らずに次のスポットに移動すること。
仕掛け振り込み時は頭上や背後の障害物に注意。

時として大釣りになる春のヤマメ・ヒカリ釣り。
曳き舟は常に携行し釣果は一旦キープした後、持ち帰りは最小限にとどめ極力リリースを心がけたい。
と言ったところで、次回からは枯葉釣法アユ編である。

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