北東北の短い夏にあって、今日は晴天続きの連休中日。
仲間たちは夫々の川で、夫々の夏を謳歌しているはずだ。
しかしオラは情けなくも勿体なくも、クルマに積んだ物資を被災地に届ける役目。
小本川上流部には何人かの釣り人、そんな羨ましい光景を横目に見ながら、津波被災地へと向かう。
我が田舎は、もう瓦礫の整理が殆んど終わり、かつての集落の消えた跡はさら地に。
かつてを知る人ならともかく、もうそこには生活痕などまるで見当たらなくなった。
先日まで一切の船舶の影もなかった漁港には数隻のサッパ船。
少しずつ海の仕事も始まってきているらしい。
が、鉄道をはじめ上下水道、携帯電話基地局などの完全復旧はまだまだ先のこと。
加えて自治体としての将来ビジョンが未だに示されないままのため、全国からの温かい支援のなかにあっても、被災者の苦悩は日を追って増しているのが現状である。
日中の室温30数℃、茹だるような暑さの中で、被災者たちの我慢の日々は続く。
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